FF的文章

【自分を攻撃するガンビットについて】

 FF12INTの低レベルクリアーでは何回か「逆転状態の自分を攻撃してHPを回復する」というガンビットを使用したが、その時設定が微妙に違ったことに皆さんは気づいただろうか。
 具体的に挙げると、こんな感じとなっている。

 ・ゾディアーク戦のバッシュのガンビット(抜粋)
 4.もしHP10%なら - たたかう
 5.自分自身 - たたかう

 ・トライアルモードStage100のヴァンのガンビット
 2.HP<30%の自分 - たたかう
 5.最もHPが低い敵 - たたかう


 どちらも結局、同じことをやっている。上のガンビットではHPが10%以上のとき目の前の対象に攻撃、そうでなければ自分を攻撃する。そして下ではそれが30%に変わっただけだ。
 が、わざわざ「FF的文章」という新コンテンツを作ってまで「これは同じですね。終」という文章を書くはずがない。これら二つには、それぞれ長所と短所があるのである。

 まず「もしHP≧○○%なら - たたかう」系について。
 長所:敵を攻撃しない時のガンビットを自由に組むことができる
 短所:HP90%、70%、50%、30%、10%でしか設定できない
 ・・・「HP<○○の自分 - たたかう」の場合は、この逆である。自分を攻撃するHPを10%刻みで比較的細かく設定できる反面、自分への攻撃にHP以外の条件を付けることができない。例えば、ゾディアーク戦では次のようなガンビット改良案が考えられる。

 4.もしHP10%なら - たたかう
 5.「逆転」の自分 - たたかう

 改良前のガンビットではリバースがかかっていない自分を攻撃して戦闘不能状態になる可能性があったが、こう変更すれば死亡確率を下げることができる。
 このとき、自分を攻撃するガンビットは「HPが10%未満 かつ 逆転の自分 - たたかう」として機能していることになる。自分への「たたかう」に、二つの条件を付けているのだ。

 逆に、トライアルモードでは機工士のバルフレア・フランは「HP<40%の自分 - たたかう」を使用した。機工士はシカリより最大HPが低いため、HPを同じ程度に保っておくにはより早い段階でHPで自分を攻撃してHPを回復しなければならないのだ。もっとも、この数字にあまり意味は無かったのだが・・・。上記の作戦ならエクスポーション+ハイポーション+ハイポーションの計2850ダメージに耐えられるようにヴァンは40%で、ゾディ習得でHPアップライセンスを獲得したバルフレアが50%で、フランが60%で自分を攻撃するようにするのが最善だったように思う(そして「ゴーグルマスク」で暗闇を無効化する計画では最大HPも変動するので、さらに調整し直すことになる)。
 そんな細かい変化にも対応できる柔軟性が、「HP<○○の自分 - たたかう」の系統の魅力である。

 これらの二つは状況に応じて使い分けるべきである。そして使い分けた場合の利便性は・・・俺には、わからない。
 これらの違いも、実はFF12のプレイを終えてからふと見つけたものなのだ。FF12INTプレイ日誌の最終話に「戦術を使い果たしたとか言ってるがどうせすぐ新しい作戦思いつくんじゃねえの」と書いたが、さっそくそれが当たってしまった感じなのだ。

 何はともあれ、これらの二つの「自分を攻撃するガンビット」の性質の違いを理解し、皆さんが全く新しい形でFF12を攻略してくれることを願ってやまない。

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