ドラゴンクエスト8 プレイ日誌

【第4話 豊島】

 


 船が手に入ったということで、今回から様々な場所に行けるようになる。まずは目の前にある「メダル女王の城」に行って「ちいさなメダル」のシステムを聞くことになるだろうが、その次にどこに行くかは完全にプレイヤーの手に任せられているのだ。なお、ストーリー上の順路としては、ベルガラック→(キラーパンサー入手)→闇の遺跡の入り口→サザンビークが正解であると思われる。
 ・・・しかし、まず俺が向かったのは、マップ中央部の「聖地ゴルド」である。ストーリー上でここを訪れるのはかなり終盤であるが、現段階でも船を使って向かうことができる。そしてその聖地ゴルドでは「やいばのブーメラン」を買うことができ、練金素材として新たなブーメランである「ウイングエッジ」を作ることができるのだ。ブーメランの攻撃力はそのまま冒険の快適さに直結するため、とにかく早く作るのみである。なお、「ウィングエッジ」は投げる専用武器であるが、今作ではちゃんと戻ってくるので安心だ。
 さて、「聖地ゴルド」は現段階では「寄り道」の部類に入るため、出現する敵は強めとなっている。俺が始めて向かった時は夜であったため、なんかしっぽにトゲトゲの物質が付いたモンスターに集団で全体攻撃をされて全滅してしまったりもしたが、2回目は気合を入れて進めていき、強いパーティからは気合を入れて逃げ、何とか聖地ゴルドに辿り着くことができた。さっそく「やいばのブーメラン」を購入し、「ウィングエッジ」へと強化する。これで、主人公スコールの通常攻撃によって、敵全体に更に大きなダメージを与えることができるようになったのだ。なお、2回目以降は「ルーラ」を使うことにより、簡単に聖地ゴルドへと移動できる。

 続いて向かったのは、マップ端っこの島である。ここでは、ククール用の武器である「プラチナソード」なども手に入るが、それよりも重要なのははぐれメタルが出るということである。またかよ・・・という感じであるが、とにかくこのゲームはドラクエである以上、決して「レベル上げ」というものから逃げることはできない。それがドラクエである。
 ・・・しかし、その島は文字通りマップの四隅に存在するため、船で向かうにはかなりの距離となる。そして遠いだけならまだしも、この時点としては異常なまでに敵が強いのだ。まず、ラプ○ス的デザインの「ヘルダイバー」はHPが高い上に「ヒャダルコ」や火炎によって大ダメージを与えてくる。また、「マリンギャング」は単体攻撃のみであるがとにかく数が多い。ということで、現段階の戦力ではとてもじゃないが島まで辿り着くことはできないため、もうひたすら逃避行を進めるだけである。逃げるんだよォーッッ!!
 ということで、何度か失敗して宿屋に戻ったりしたが、繰り返すうちに何とかギリギリでマップ端の島に辿り着くことに成功した。よし、はぐれメタルを狩りまくってやるぞっ・・・!



 ・・・しかし、やっぱり今回もはぐれメタルが倒せないのである。
 まず、この時点ではヤンガスが「大まじん斬り」を、ククールが「メタル斬り」を覚えているため、この2人がキーとなる。「大まじん斬り」は「まじん斬り」よりも命中率の高い特殊攻撃であり、命中すれば確実に会心となるため、一撃でメタルを沈めることができる。また「メタル斬り」は、防御力の高いメタル系モンスターに対して確実にダメージを与えられる技であり、HPを着実に削っていくことができる。これらの技を組み合わせれば、前回のトロデーン城でがむしゃらに殴っていた時に比べれば、遙かに高い確率ではぐれメタルを倒すことができるだろう。はぐれメタルって最初が「は」から始まるから文が読みづらすぎるよ・・・。
 ところが、さすがにトロデーン城よりマシとはいえ、今回もなかなかに相手の出現率が低いため、そう思い描いたようにポンポン倒すというわけには行かない。そして他に出現する「ミミック」というモンスターが即死攻撃のザキを使ってくるため、通常戦闘であっても全く気を抜くことができない。しかも、この島には街などの回復ポイントが無く、ダンジョンも無いため「ルーラ」で再び訪れることもできないのである。

 まあ、こちらの戦力も、はぐれメタルの出現率も、共に大きく上がっており、前回のトロデーン城の時と比べればかなり現実的な確率で倒すことができるようになっているが、それでもとてもじゃないがサクサクとレベルを上げていくことはできない。そのうち、ミミックのザキによって唯一の蘇生役であるククールが倒れてしまい、街へと戻らざるを得なくなった。
 ・・・結局、現れたはぐれメタルは3体で、そのうち倒せたのは1体だけであった。普通に戦ってこれなら別に悪く無いが、わざわざ苦労して海を渡り、そして即死攻撃の恐怖にさらされながら1体をやっと倒せるというのは、明らかに効率が悪い。もうこれは普通に進めたほうが良いのだろう。一体いつになったらはぐれメタルをしばき倒せるのだろうか・・・。


 


 というわけで、その他には特に大きな目星も無かったため、普通に順路通りストーリーを進めていくことにする。まずは「ルーラ」でメダル王女の城に飛び、何故か船も一緒に着いてくるので、そこから海に出て西の大陸の脇を北へと進み、上陸して海辺の教会でセーブをする。その後は南へと歩いて行き、カジノの街:ベルガラックにて「ドルマゲスがうんたらかんたら」という話を聞き、今度は北部にある闇の遺跡へと向かう・・・前に。この付近で行えるキラーパンサーのサブイベントを済ませておくことにする。というのも、ベルガラック近くのラパンハウスでイベントを行うと、「バウレムンのすず」というアイテムで乗り物の「キラーパンサー」を呼び出せるようになる。俺は初回プレイで手に入れなかったから分からないのだが、なんだかとっても便利な移動手段になるんだとか。
 ・・・ということでラパンハウスに行き、よく分からないクイズに答えて扉を開け、主人のラパンから話を聞く。なんでも、話の流れからするに、むかし死んでしまったキラーパンサーの魂を成仏させるために、スコールたちに魔法の木の元まで行ってほしいんだそうだ。自分で行けとか言ってはいけない。
 ――そしてその際、キラーパンサーを試しに貸してもらえることになったため、さっそく乗ってみると・・・うむ、まず単純に速度が速く、また敵とのエンカウント率も時間ベースでほとんど変わらないため、距離あたりの戦闘回数をかなり少なくすることができる。うむ、これならば確かに、徒歩よりも遙かに快適な冒険を進めていくことができるだろう。
 ちなみに、キラーパンサーのイベント自体は至極単純であり、明け方の時間にしか現れない魔法の木の元に行き、そしてキラーパンサーの亡霊に「深き眠りのこな」を使って成仏させてやるだけである。まあ何と言うか問題点は、昼にスタートしてしまったため、予想通り夕方→夜→朝と延々と時間を潰し続けなければならなかったことだけであった。

 キラーパンサーを手に入れたため、次はシナリオの順路通り、「闇の遺跡」へと向かう。ここにはドルマゲスが潜伏しているそうだが、そのまま入ってもすぐに呪いによって戻されてしまう。その呪いを解くためには、サザンビークの国宝である「太陽のカガミ」が必要なのだという。というわけで、今度は船で南に向かい、河口から上陸してサザンビーク城を目指していく。
 ・・・さて、そのサザンビーク国では、ちょうど王位継承権を得るための試練が行われようとしているところであった。ところが、王子のチャゴスという人物が曲者であり、デブ・卑怯・ヘタレ・短足・ブサイク・無能・態度だけは一人前とまるで俺たちのようなキャラ設定となっており、分かりやすい「嫌なヤツ」である。そしてサザンビーク王によると、このチャゴスに王の試練を受けさせるのを手伝ってくれれば、国宝である「太陽のカガミ」を渡してやっても良いのだとか。ということで、スコールたち一行は嫌々ながらもチャゴス王子に協力をすることになる。
 ――ところで、その王の試練とは、「王家の山」というダンジョンに行き、トカゲ型のモンスターを狩ってくるというものである。ゲーム中では、チャゴスの代わりにスコールたちが戦うことになるのだが、これが実は大して強くないというシナリオ上でも納得の演出となっている。ボスの「アルゴングレート」も、そこそこのHPと攻撃力を持つだけの、何とも見所の無いモンスターであった・・・。

 そんなこんなで目的の「太陽のカガミ」を手に入れたが、その鏡を調べてみると、どうやら既に力が失われているらしいことが分かった。というわけで、次はサザンビークから西へと向かい、「ふしぎな泉」にて老魔術師と会う。話のさなか、その泉には呪いを解く効果があるということで、さっそくドルマゲスの呪いで馬になっている姫に水を飲ませてみると、あれよあれよという間に姫は美しいミーティア姫の姿に戻っていった・・・と言いたいところだが、これがあまり美人ではないのである。少なくとも作中の設定としては美人なのであろうが、このゲームのグラフィックだとそれほど可愛く思えない。いや、ホントホント。
 ・・・しかも、この後の展開として、泉の効果はすぐに切れてしまい、やはりドルマゲスを倒さなければ根本的な解決にはならないと決心してストーリーを進めることになる。しかし、「それでもたまには泉に連れてきてやってくれ」とスコールは王・姫の2人から頼まれることになる。さらに、それを無視していると、なんと宿屋に泊まった際にミーティア姫(※第2形態)が夢の中に現れ、黒背景をバックに「最近は○○という出来事が起こったね。心配だね!たまには泉に連れて行ってね(ゝω・*)vキャピ」と頼み込んでくるというイベントが定期的に発生する。まさに悪夢である。


 ――さて、シナリオ上の展開としては、泉で出会った老魔術師に「太陽のカガミ」の魔力を蘇らせる方法を聞き、その情報を元に、海で出現する「海竜」というモンスターから光属性の「ジゴフラッシュ」を受ける。すると、鏡の魔力を蘇らせることができる。これでいよいよ、大幅な回り道となった「闇の遺跡」に入ることができるようになるのだ。
 さあ、次はいよいよ、シナリオ前半の大きな山場となるドルマゲスとの決着である。まずはレベル上げで、その後にいよいよ突撃だぜっ!

(2011年10月16日)

 

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