結論:「遊戯王アークファイブ」がつまらない / やり込み in FF

管理人の日記
ごめんだけどさすがにもう見てられないよ。

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いつになったら「お楽しみ」が来るんだよ。いい加減にしろ


 ほぼ1年振りの遊戯王関連記事である。アニメ:「遊戯王」シリーズの第5作:「遊戯王アークファイブ」酷くつまらないのである。
 …やれ、本作に関しては、以前にも何度か単独記事を書いたことがあり、「面白い」「つまらない」「面白い」と評価が二転三転してきていた【2014/6/28】【2014/9/15】【2014/11/9】。そのため、俺は性急に記事を作ることは控えようと決めていたのだが、さすがにここ最近の目を背けたくなるような酷さを目の当たりにして、踏ん切りが付いたのである。これは紛れもない駄作なのだ。もう、この辺りで評価を確定させておくべきだろう。

 では、「アークファイブ」の何がそんなに酷いのか。それは、「@アクションデュエルがつまらなすぎる!」「A同じ事の繰り返しでストーリーが進まない!」「B省略・中断・乱入・デュエル無し回が多すぎ!」の3点である。順に、解説していこう。
 …まず、@の「アクションデュエル」に関してであるが、これは本作で取り入れられた新ルールであり、「フィールド内に落ちている『アクションカード』を自由に拾って使うことができる」という特殊なデュエルである。やれ、放送前にこのルールが明らかになった瞬間から、界隈では「ターン制カードバトルの面白みを潰してしまうのではないか」「余計な演出でテンポが悪くなってしまうのではないか」などと不安の声に溢れていたが、いざ蓋を開けてみると果たして予想通りとなり、主人公がピンチになった時だけ都合良く防御カードが手に入り、敵に関しては全くカードが手に入らない。これがご都合主義以外の何だと言うのだろうか。やれ、これまでのシリーズでもピンポイントな罠カードが登場することは多かったが、それでも最低限カードゲームとしての駆け引きは存在していた。だが、ピンチになったら敵に背を向けてバタバタ走り回る行為はカードバトルでも何でもないのである。
 ――というわけで、この「アクションデュエル」は、どれだけ丁寧に扱っても「気にならない」という評価にしかならない時点でルールとして失敗しているのであるが、それが無くなるどころか更に悪化しており、今や制作が勝たせたいほうにだけ都合良くアクションカードが流れてくる。最近の放送では、5D'sをパクっ…フォローした「ライディングデュエル」が行われており、しれっとアクションデュエルを無くしてしまうか、またはマリオカートのようにカードの入手自体を駆け引きの要素にすることもできたはずだ。が、現実は正反対であり、それこそマリオカートで例えるなら敵の赤こうらを「バーリア!」と言っただけで一方的にはじき返せるといった感じである。ははっ。そんな小学生みたいなのが面白いわけねえだろ!!!

 また、A「ストーリーが進まない」に関して。本作は、歴代の遊戯王シリーズである「デュエルモンスターズ」「GX」「5D's」「ゼアル」の世界観をモチーフにした4つの世界が存在し、それら同士の戦いがテーマとなっている。そのため、「融合」「シンクロ」「エクシーズ」というそれぞれの作品を象徴するカード同士の戦いが、作品を大いに盛り上げてくれる…と思われた。
 …ところがどっこい。現在では、なぜか主人公たちは4つの世界の一つである「シンクロ次元」に長居しており、全く物語が進んでいないのである。その目的は、「敵である『融合次元』と戦うためにスタンダード次元と同盟を組んでもらう」というものであったが、いつの間にか「シンクロ次元の身分制も解決する」と話がズレてしまっており、しかもその両方が半年以上掛けてもこれといった進展をしていない。特に盛り上がる場面も無く、ダラダラと似たようなシーンが続く。幾度と無く繰り返されるワンパターンな展開に、俺は何度「またか…」と溜め息をつかされたことだろうか。
 ――やれ、このシナリオ面に関しては細かく述べるとキリが無いため、一つだけ具体的なエピソードを挙げてみることにしよう。本作の主人公である「遊矢」は、「エンターテイメントデュエル」という観客を楽しませるカードバトルを信条としているが、本作のテーマは「次元間の戦争」であり、そこでデュエルは戦いの道具とされている。よって主人公は、「楽しむためのデュエル」「次元戦争という現実」の間で思い悩むことになるのだ。まあ、これ自体は有ってしかるべき話なのであるが、問題はこれが今まで何度も何度も何度も何度もしつこいほどに繰り返されている!ということである。「戦争としてのデュエルを見て主人公が思い悩む」「周りに励まされて楽しめるデュエルを取り戻す」「戦いを見て思い悩む」「エンタメを取り戻す」→ …これが繰り返されたのは、もう2回や3回ではない。正直言って全く共感できず、デュエルも言動も全てが不愉快である。もう呼び捨てにするのも嫌で、「遊矢」としか表記したくないくらいだ。そもそも、「エンタメ」を名乗ってはいるが、視聴者の反応を見ればその内容はお察しであろう。

 そして最後の「B省略・中断・乱入・デュエル無し回が多すぎ」に関して。これは読んで字の如くであり、順に説明すると、「省略」に関してはデュエル過程の一部が省かれて主にトドメのシーンのみが放送されること。「中断」は、何らかの要因で決着が付かずにデュエルが終了してしまうこと。「乱入」については、複数vs複数のバトルロイヤルルールのデュエルで外から入り込んで攻撃を行う(←!?)こと。そして「デュエル無し回」とは、1話の放送時間中にカードバトルが行われず、ストーリーの進行のみが行われることだ。
 …というわけで。どれもカードバトルがテーマのアニメとしては盛り下がる要素なのだが、本作「アークファイブ」ではこれらが異常に多い。その多さたるや、数えるまでもなくシリーズ最多である。そもそも歴代シリーズでは、真剣勝負のデュエルを中心として物語が進んでいくのが当たり前で、これらのマイナス要素は半年に1度あるかどうかというレベルであった。それが、本作では目に余るほど乱発されているのである。
 ――そんなわけで、本作ではカードバトルアニメとして様々な異常事態が発生している。まず、主人公の一行は「ランサーズ」と呼ばれる9人組のチームを名乗っているのであるが、その中の一人である「沢渡」が使用する「魔界劇団」に関しては登場から半年間テーマ内容が一切不明、また「セレナ」に関しては更に酷く、初登場から1年近くが経っているにも関わらずまともなデュエルが1回(しかも相手は手抜き)という体たらくだ。どちらも、作中の設定では複数回デュエルをしているはずなのだが、それらが省略・中断され、どんな戦いをしたのかが全くの不明だったのだ。言うまでもなく、カードバトルアニメにおいて“デッキの内容”とはその人物そのものである。それがここまで軽視されているというのは、異常としか言いようが無いのだ。そして「デュエル無し回」3回に1回くらいのペースで挿入され、そもそも話も遅々として進行しないという完全なる無駄回となり果てている。次回予告を見て、来週がデュエル無し回だと判明した時のファンの呆れと怒りは言うまでもない。「言いたいことがあるのならデュエルで語れ」…このセリフ、制作者のお気に入りなのか、作中で幾度となく使用されているが、それをそっくりそのままお返しすることにしよう。

 そんなわけで。遊戯王シリーズの最新作である「アークファイブ」には、「@アクションデュエルがつまらない」「Aストーリーが進まない」「B省略・中断・乱入・デュエル無し回が多すぎ」という3つの大きな不満点が存在し、全く楽しんで見れる作品ではない。また、もう1年近くも上記の要素が続いていることから、もはや今後の改善を望むべくも無いだろう。まごう事なき駄作である。前作「ゼアル」も俺にとっては不満な出来であったのだが、それと比べてもトントンであり、人によっては「ゼアルよりつまらない」と判断しても何ら不思議ではない。
 …逆に、良い点としては、「真面目にやったときのデュエルだけは前作より面白い」という点が挙げられる。ここに関しては、「ゼアル」から改善されたと言える唯一の点である。しかしながら、前述の通り「アクションカード」が積極的に水を差してくるため、その「真面目なデュエル」は1ヶ月に1回あるかどうかというレベルである。というわけで、総合的なデュエルの出来は、「5D's」までに全く及んでいない。また、「次元戦争」「歴代の召喚法が登場」というメインテーマも、上手く料理すれば面白くなるものだったはずだ。実際、本作の面白かった時期としてよく挙げられる「沢渡vs黒マスク男」「LDS・3連戦」「マイアミチャンピオンシップ・1回戦」などは、次元戦争を臭わせつつ、複数の召喚法を用いた多彩なデュエルを中心に物語が進んでいた。やれ、俺もそれらの回が放送されていた頃には、「やっと楽しめる遊戯王が戻ってきてくれた」などと好意的な意見を寄せていたのだが…。
 ――やれ。本作の主人公の口癖は、「お楽しみはこれからだ!」という言葉であるが、では一体いつになったら「お楽しみ」が来るというのだろうか。もう、俺がこのアニメに期待することは何一つとして存在しない。まったく、俺は子供の頃から好きだった「遊戯王」というものが、自分にとって一生物のコンテンツになると思ってきた。それが、こんな形で潰されてしまうとは、残念と言うしかないというものである。

登録タグ/ 遊戯王アニメ これはひどい

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2015年11月3日の記事を表示しています。


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