【ナメクジでもわかるエディット講座】


Stage.1-1 エディターに触れてみよう

 OFPのメニュー真ん中下にある『Mission Editor』をクリックします。次の画面は島選択なので好きな島を選んでください。
 とりあえずこの講座ではNogova島を選ぶことにします。

 さて、地図が表示されました。ここから果てしないエディットの世界が始まるわけですが、まずは右上の難易度表示が『Easy』となっていたらクリックして『Advanced』に変えてください。Easyだと簡単にはなりますが、スクリプトなどの設定が出来ずにすぐ行き詰まってしまいます。ここは最初からAdvancedで行っていろいろな設定になれておいたほうがいいと思います。

 上のバーには『F1 Units』が選択されています。どこでも良いのでマップ上をダブルクリックしてください。ユニットのメニューが表示されます。
まずはプレイヤーを設置してみてください。すべてが英語で書いてあってとまどうかもしれませんが、やることは簡単です。

 まずは『Side』に注目してください。これはその名の通り、そのユニットが所属している団体を表します。Westが米軍、Eastがソ連軍です。プレイヤーはWestに設定しましょう。これでプレイヤーはソ連軍と戦う米軍の兵士となります。
 次は『Class』です。これはユニットの種類を表すもので、歩兵、戦車、飛行機などがあります。プレイヤーは歩兵にすることにしたいのでMenを選びましょう。
 最後に『Unit』を選びます。これは見ればわかる通りです。設置したいユニットを選んでください。

 以上でOKをクリックします。マップに赤い丸で囲まれたユニットが出たはずです。これがプレイヤーです。右のメニューに出た『Preview』を選ぶことによって早速プレイが出来ます。同じ方法でSideがEastのユニットを配置すれば早速戦うことができます。


Stage.1-2 ユニットのいろいろな設定をしてみよう

 さて、Stage1の方法でいろいろやってみましたか?さらに楽しむためにいろいろユニットに設定を加えてみましょう。

 まず『Side』ですが、ユニットを一個以上設置すると『Empty』というサイドが追加されます。これを使えば空の車両を置くことが出来ます。空の車両に乗り込んで戦う・・・ということも簡単に出来ます。
 『Control』は、基本的にさわらなくて良いです。『Playable』もマルチ用なので特に選ばなくてもいいです。戦車やヘリを選んだ場合は『Player as...』と表示されるので、指揮官、運転手、砲手の中から操作したい席を選ぶ事が出来ます。
 『Info Age』は設定しなくて良いです。未だに何に使えばいいかわからないです。
 『Vehicle Lock』は見ての通り、車両に鍵がかかっているかどうかを設定できます。Unlockedは常に開いている、Defaultはリーダーの指示があったとき、または自分がリーダーだったときに乗り込めます。Lockedは常にしまっています。ただ基本的にこの鍵は自分らのみ有効です。
 『Rank』は軍隊の階級です。PrivateからColonelまであり、下ほど階級が高いです。グループの中で一番階級が高い人がリーダーとなります。
 『Special』はいろいろ便利な設定が出来ます。『In Formation』を選択すればバラバラに置いたユニットでもちゃんとリーダーのもとに集まって設置されます。『Flying』はヘリや航空機が最初から空を飛んでいる状態で設置することが出来ます。『In Cargo』はメンバー内の輸送車両に最初から乗っていることですが、スクリプトで設定したほうが便利なのであまり使うことはないでしょう。
 『Name』はエディターのスクリプトで使う名前です。とりあえずプレイヤーにはplayerと入れておくと間違いが少なくなります。
 『Skill』は兵士の強さを表します。一番右が熟練の最強兵士で、一番左が入ったばっかりの新米兵士です。高ければ高いほど射撃、思考、その他の技術が高くなります。
 『Initialization』欄は上以外にもスクリプトによってさらにいろいろな設定が出来ます。スクリプトについては後述しますが、とりあえず『this SetDammage 1』と入れてみてください。そのユニットは最初から体力0で登場します。この項目のことは略してInitと呼ぶことが多いです。
 その下の三つのバーはそれぞれ体力、燃料、弾数を表しています。右が満タンで左が0です。その右では兵士が向いている角度を設定できます。
 さらに下の三つは使うことはあまり無いとは思いますが、一番上のバーはユニットの登場確率、その次はユニットが登場する条件、最後はユニットが登場するランダム範囲を円形のメートル単位で設定できます。trueは常にオンになるスイッチとして覚えておいてください。

 またマップ画面でユニットをドラッグすることでユニットを移動できます。ウィンドウズの用に複数範囲を選択することもできます。また、シフトを押しながらドラッグをするとユニットの方向を設定することができます。

 またF2キーを押して『F2 Group』を選択して、同じようにマップをダブルクリックしてください。これは簡単に7〜8人程度の部隊を作ることの出来るコマンドです。一度設置して、そのリーダーをプレイヤーに設定することによって最初から部隊を率いるリーダーで登場することも出来ます。
 また、そのままユニットをドラックしてみてください。白い線が引かれますが、これでユニットをつないだり、はなしたりすることが出来ます。

 ユニットの設定は以上です。長くなりましたが実際やればすぐ理解できると思います。


Stage.1-3 ユニットを動かしてみよう

 さて、次はユニットを動かすことの出来るウェイポイントを設定してみましょう。キャンペーンとかで『MOVE』とか『DESTROY TANKS』とか表示されてるアレです。

 プレイヤーユニットを一回クリックして選択し、『F4 Waypoint』を選び、移動させたいところをダブルクリックします。するとなにやらわらわらと出てきますが、最重要なのは一番上です。ここではウェイポイントの性質を設定できるのですがとりあえず『MOVE』を選んで、プレピューして見てください。プレイヤーユニットならその位置に『MOVE ***m』と表示されます(もっとも、エディターは最初からベテランモードになっているので普通では表示されません。この現象は一回シングルミッションを選択してからエディターを起動することで改善されます)。その位置に近づくと移動が達成されたことになり、ウェイポイントは消えます。これを何度かやりたい場合は再び同じユニットを選び、MOVEを別の場所に設定します。こうすれば設定された順番にユニットは移動することになります。なお、ウェイポイントはグループで共有することになります。もちろんAI兵士にもウェイポイントは有効で、これを利用すれば丘をあがってくる敵兵を迎撃・・・なんてことも簡単に出来ます。『Description』欄はウェイポイントに表示される文字を設定できます。この設定はプレイヤーのグループ専用です。

 ウェイポイントにはいろいろな種類がありますが、とりあえず代表的なのを紹介します。
 『MOVE』・・・上で書いたとおりその場所に移動する。近くまで近づくとオンになる。
 『DESTROY』・・・ウェイポイントを重ねたユニットを攻撃する。ユニットの破壊を確認することでオンになる。
 『GET IN』・・・ウェイポイントを重ねた車両に乗り込む。車両にメンバーが乗り込むか、車両が満パンになるとオンになる。
 『SEEK AND DESTROY』・・・その近辺を捜索し、破壊できるものを破壊する。破壊できるものが無くなったのを確認するとオンになる。
 『GET OUT』・・・その場所まで移動し、全員下車する。なおGET IN、OUTをリーダーのプレイヤーに設定するとプレイヤーが下乗車しただけでオンになる。
 『CYCLE』・・・重ねたウェイポイントを繰り返す。例えばMOVE・・・MOVE・・・CYCLE・・・とすれば簡単に巡回するユニットが作れる。
 『UNLOAD』・・・歩兵戦闘車などの後ろに乗っている兵士が下車する。兵士が下車することでオンになる。
 『HOLD』・・・その位置を守る。このウェイポイントはオンになる条件が無い。
 『SENTRY』・・・その位置で待機し、敵を待ち伏せる。敵を発見するとオンになる。

 こんな感じです。これだけ知っておくだけでいろいろ面白いミッションを作ることができます。


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