たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌 - やり込みinFF

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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第6話 油に火をそそぐ】



 神都ブルオミシェイスに到着し、勝手に「たたかう」を放ってしまうラーサーを放出し、「ファイラ」「サンダラ」「ブリザラ」を購入できたところからスタートである。
 今回は、「たたかう禁止」という条件で主力となりうる3つの属性魔法を新たに手に入れ、大幅に戦力を強化することができた。そして、モブ狩りやアイテム集めもまだやり尽くしていないということで、ミリアム遺跡に行ってストーリーを進める前に、まずはそちらのサブイベントをやっておきたい。さあ、今回も目移りするほどにやり込む要素が大量にあるが、果たしてどこから攻略していこうか・・・?


 さて、今回から使えるようになった「ファイラ」「サンダラ」「ブリザラ」は、威力が70(参考/「ファイア」:25 「エアロ」:52)と非常に高く、しかも敵の弱点を突ける場合も多いため、専用の陣形を組めば、低レベルでも十分な火力を叩き出すことができる。また、睡眠・混乱といったステータス異常とも相性が良いため、この時点から、かなりの強敵とも互角に戦っていけるようになるのだ。
 ・・・ただし、魔法で十分な火力を出すためには、「瀕死魔力UP」を引き出すために瀕死状態になっておらねばならず、さらに頭・体に魔装備を付けたうえで回避率の低い杖を装備しなければならないため、相手の攻撃で非常に死にやすくなってしまうという問題点が存在する。やれ、バトル中に戦死者が出ると、攻撃効率が落ちてアイテム消費量も増えてしまうが、かといって安全策を取っていては魔法ダメージが伸び悩み、あっという間にMP不足に陥ってしまう。そのため、いくら魔法が強力であると言っても、その運用には一定のコツが必要になってくるのだ。その点、銃とかいう奴は適当にバンバン撃ってるだけで強いからすげぇよな・・・。
 さて、その「コツ」というものは、簡単に言えば「前衛と後衛を分ける」というものであり、「マインゴーシュ」などを装備して回避を高めたキャラクターが「デコイ」状態で敵に突っ込んでいって攻撃を受け止め、その間に後衛キャラが遠距離から魔法で倒してしまう。もちろん、時間が経てば後衛のキャラクターにも攻撃が来る可能性が高まってしまうため、「スリプル」「コンフュ」などで行動を封じてしまうか、または「オイル」とのコンボ攻撃で大ダメージを与えて瞬殺する。とにかく、一度陣形が崩れると著しく不利になってしまうため、相手に気付かれないようにしながら可能な限り一撃で倒すことが重要となるのである。

 そんなこんなで、前回の「暁の断片」入手直後は、主にトレジャーからのアイテム収集によって戦力を強化していったが、今回からはいよいよバトルによって戦力を強化していくのである!
 ――さあ、バトルでのアイテム入手ということで、倒すのに一筋縄ではいかない奴らも居るだろうが、果たしてどうなるのだろうか・・・?


「神都ブルオミシェイス」突入後 収集した装備品
(実際のプレイで手に入れた順番)

「デモンズシールド」 回避40 / 闇吸収 入手法:ヘネ魔石鉱/「アビス」を倒す(最大5%)
回避40という凄まじい値を誇る最強クラスの盾。闇属性を吸収してくれる能力も実用性が高い。
「アビス」は、ヘネ魔石鉱の深部に出現する最強クラスの雑魚であるが、この時点でも幻妖の森から入っていって戦うことができる。
バトル面では、アビスには睡眠が有効であるため、「スリプル」で行動を封じてから「オイル」→「ファイラ」などで倒せば良い。

「リフレクトメイル」 物理防御力43 / 力+6 / 「リフレク」の永久効果 入手法:幻妖の森/「ミラーナイト」を倒す(最大12%)
そこそこの能力値に、「リフレク」の永久効果を持った鎧。
永久リフレクと言えば、アクセサリの「ルビーの指輪」もあるが、「ファイアフライ」装備時など、枠に余裕が無い場合に役に立つ。
もう少し物語を進めれば、普通に店から購入できるのであるが、入手難易度がそう高くないため、せっかくだから手に入れておいた。

「裁きの杖」 攻撃力43 / 回避8 / 魔力+7 入手法:幻妖の森/「ゴーレム」から盗む(6%)
「ストップ」の追加効果を持つ杖であるが、今回プレイでは「たたかう」が使えないので、単純に魔力目的で装備することになる。
特に強化属性などは無いが、魔力の上昇値が大きく、これより上位の杖となると、ラストもラストで手に入る「賢者の杖」しかない。
入手も特に難しくない・・・と思いきや、実際には通常盗みアイテムの「良質の木材」が99個溜まるまでやって1本しか入手できなかった。
コレだから確率というものは怖い・・・。

「蠍のしっぽ」 攻撃力119 / 回避2 入手法:交易品「蠍」で入手(落雷衝3+死竜の骨3+スコーピオ4)
最強のハンマー。今回プレイでは、盾と共に装備できる最強の「暗黒」用武器として活躍する。
素材アイテムのうち、「死竜の骨」の入手には、ゼルテニアン洞窟のスカルドラゴンを倒さなければならず、かなり大変である。
基本的には、「オイル」→「ファイラ」で倒せるのであるが、後衛が狙われたり、他の雑魚とリンクすることが多く、戦いづらい相手である。
しかも、肝心の「死竜の骨」を落とす確率まで低いため、3つとはいえ、集めるのにはとても苦労してしまった。
ちなみに、「死竜の骨」は「盗む」でも入手できるので、そちらのほうが遙かに楽である。また見落としか・・・。

(サリカ樹林でボムキングを倒す)
ご存じの通り、「ドラゴンメイル」があれば、相手の攻撃によって受けるダメージがほとんど無くなってしまう。
その後はステータス異常で行動を封じ、「暗黒」を使って地道に攻撃を加えていけば倒すことができる。
問題は、開幕の使い魔が登場する場面と、後はアイテム消費量だけという感じのバトルであった。

「最強の矛」 攻撃力150 / 回避8 入手法:死都ナブディス/トレジャーから入手(100%/「リンクトレジャー」の条件を満たしていれば)
ご存じ、FF12で攻撃力数値がもっとも高い武器。今回プレイでも、「暗黒」用の装備として活躍できる。
一応、今回プレイでも「リンクトレジャー」には気を付けてきたので、死都ナブディスに行けば普通に手に入れることができる。
「回避無視」を持っている敵の場合には、「片手武器+盾」よりも優先される装備となるだろう。

「黄金のスカラー」 魔法防御力58 / 魔力+10 / スピード+3 入手法:ナブレウス湿原/「デッドリーボーン」から盗む(6%)
非常に強力な魔装備頭防具。前回手に入れた「司祭の帽子」(魔法防御力50/魔力+6)を遙かに凌駕する能力を持つ。
魔力の上昇値が+10と「サークレット」に匹敵し、スピード+3のおまけも付いているため、攻撃要員としては最強の一品である。
また、魔法防御力も58と高く、さらに+20の「暁の断片」と組み合わせれば、多くの魔法攻撃を完封できる。
是非とも入手しておきたい最強クラスの装備品である。


 とまあ、こんな感じで、前回より数は少ないものの、内容としては準最強〜最強クラスと言った感じの充実のラインナップとなっている。
 ちなみに、死都ナブディスの内部では、エルヴィオレの「超低」ドロップから「マクシミリアン」、ヘルヴィネックから「グランドアーマー」、パンドラの「超低」ドロップから「イージスの盾」など、更なる強力装備品が手に入るが、死都ナブディスの敵はこの時点でですら分の悪い相手であるため、とりあえずは後回しにすることにした。今後、大幅な戦力強化というのは難しいのかもしれないが・・・シナリオを進めて、「最強の盾」「ファイガ」「サンダガ」「ブリザガ」などが手に入れば、また話は変わってくるのかも知れない。今回、終盤のとある戦闘でどうしても「グランドアーマー」を使いたいから、それまでに入手できると良いな。

 そんなこんなで、無事に戦力を強化できたということで、それをテストする意味も兼ねて、俺は今まで放置していたモブと戦ってみることにしたのである。
 ・・・が、するとどうか。なんと相手が弱すぎて話にならなかったのである。まあ、王墓前から放っておいた「ワイバーンロード」などはともかくとして、その他の奴もどいつもこいつも弱すぎる。眠りや混乱などの致命的なステータスが効く奴がほとんどであるし、それ以前の問題として「ドラゴンメイル」の装甲を破れずに全くダメージを受けない敵も多い。更に、「魔法で攻撃してください^^」と言わんばかりの弱点属性を持っている奴らがゴロゴロ居て、「たたかう禁止」という条件下でも、火力不足どころかむしろ逆に瞬殺ができてしまうほどであった。
 ――というわけで、そんな弱いモブたちを適当に倒しておく。あまりにも弱すぎたため、特に記述することはしない。まあ、「眠らせて弱点属性の魔法で攻撃しました。終」で終わる奴らを並べて文章を水増ししたところで、書くのが面倒になる以外に何の意味も無いし・・・。ちなみに、ブルオミシェイス突入後に受注可能となるランクA:「アントリオン」(ルース魔石鉱)だけは、現段階では見送ることにした。コイツはまあ、「回避無視」「通常攻撃CT0」を同時に得るという厄介な相手だから、倒すのは「エアロガ」を手に入れたでも良いだろう。うむ。そんな感じで、ここまで計18体のモブを倒しておいた。



 さて、一通りできることをやった感があるので、いよいよシナリオを進めていくことにする。忘れていると思うが、この時点でやるべきことは、「ミリアム遺跡」の探索である。
 ――ということで、早速ブルオミシェイスからチョコボを借りてミリアム遺跡に進入し、雑魚敵を適当に「ファイラ」で焼きながら、3つの像を全て中央へと向かせるイベントを進めていく。途中、恐らくボツ要素の名残であると思われる緑色の「ライフクリスタル」が敵となって襲いかかってくるが、「黄金のスカラー」「暁の断片」で魔法防御力を78にまで高め、敵からのダメージをほとんど無効化しながら「暗黒」で撃破してしまった。ふむ、恐らく「ライフクリスタル」とは、「セーブはできないが回復のみを行える場所」という感じで用意されたのだろうが、実際のゲーム内で設置する場所があるかと言われれば、確かに微妙な感じである。例えば、ゾディアーク戦の前に「さあ、回復してやろう!」というような感じで緑色のクリスタルが置いてあったら、それはそれで気まずい雰囲気になってしまうだろうし・・・。
 ・・・続けて、さらに探索を進めていき、最後の像を中央に向ける場所で、ボス:「ヴィヌスカラ」と戦うことになる。この戦闘では、フィールドが磁力に包まれ、装備品の「金属度」という数値が一定値を超えると、著しく行動スピードが落ちてしまうという特性になっている。が、何と言うことは無い。あまりにも敵が弱すぎて適当に戦っていたら終わってしまっていた。初見であったため何かいろいろと戦略ミスをしていたような気もするが、それすら気にする余裕も無く、本当に一瞬で勝ててしまった。さすがに、こんなに弱くては、わざわざやり直す価値も無いと言って良いだろう。いったい、あのボスは我々に何を伝えたかったのであろうか・・・。

 その後、ミリアム遺跡のラストにて、召喚獣の「マティウス」と戦うことになる。こいつは、経験値を持った「氷のアーゼ」と共に出現し、「ブリザジャ」などの強力な攻撃を使用してくる。とりわけ、前回の入店禁止クリアーでは、700ダメージの「ブリザジャ」をアイスシールドで半減し、必死に物理攻撃を回避しながら、何とかギリギリで勝てた相手であった。あの時の苦しみは、今でも覚えているものである。
 ・・・が、今回プレイの戦力は、こいつすら雑魚化してしまうのである。まず、コイツは経験値を持つ雑魚敵と同時に出現し、しかも本体は「リフレク」を貼ってしまい、さらにアーゼは魔法を唱えているキャラに「スリプル」まで使ってしまうため、魔法攻撃オンリーでは中々に戦いづらい相手となっている。まあそれでも、今回は相手を超える十分な戦力があるため、適当にリフレクを貼って「サンダラ」辺りを跳ね返していれば絶対勝てるのであるが、せっかくなので今回は、装備品の能力を活かして戦ってみることにした。それにより、敵から受けるダメージが0という完全勝利を飾ることができるのである。

 まず、上級要素であるが、基本事項の復習である。FF12のダメージは、基本的に「(攻撃者の攻撃力 * (1〜9/8) - 対象の防御力) * 倍率」という式で決まっている。この「攻撃力」とは、武器を装備する時の「攻撃力」として記されているそれであり、後半の「倍率」という部分は、「ちから」「レベル」などのパラメーターによって決まることになる。基本的に、懐かしの「究極解析」で話題になったFF9の計算方法と似ているのであるが、FF12では攻撃力のほうが変動するという点には気を付けておきたい。と、3年前の入手禁止プレイの時にもほぼ同じ文章を書いたような気がするぜ・・・。
 ――さて、重要なのはここからである。このダメージ計算式のうえで、もし「攻撃力 * (1〜9/8) - 対象の防御力」という部分を0以下にすることができれば、0に何を掛けても0にしかならないため、敵から受けるダメージをシャットアウトすることができる。つまり、敵の攻撃能力の9/8よりも高い防御力があれば、全くダメージを受けることなく相手を倒せるのである!
 では、実際に検証していこう。まずマティウスの物理攻撃力は、アルティマニアによると「46」となっている。そして、「46 * 9/8 = 51.75(切り捨てない)」であるため、物理防御力が52以上の防具があれば、全くダメージを受ける要素は無くなるということになる。幸い、バルハイム地下道で手に入れた「ドラゴンメイル」の防御力は「53」であるため、打撃のダメージを全て0に軽減することができる。さらに、「ブリザジャ」は威力の値が「66」となっているが、「黄金のスカラー」+「暁の断片」を装備すれば魔法防御力は78という特大値に達し、これまた「66 * 9/8 = 74.25」の計算結果を超えてしまうため、「ブリザジャ」ですら全くダメージを受けることは無い。残り、「凍天撃」は単体版の「ブリザジャ」のため同じくダメージ0であるし、アーゼの「ブリザド」などは問題外も問題外である。・・・以上、これで相手からダメージを受ける要素は一つも無くなってしまったのだ。

 そんな感じで戦っていく。この戦法を取る時点で、装備は「黄金のスカラー」「ドラゴンメイル」「暁の断片」のセットに決まるため、設定できるのは武器欄のみとなる。ということは、経験値を0にする「ファイアフライ」が装備不能であるため、使い魔である「氷のアーゼ」を倒すことはできない。さらに「暁の断片」のデメリットによってMPが0になるため、魔法を唱えることさえできない。そして、最後の頼みである「たたかう」ですら、今回プレイでは封印されているという始末だ。そして、何とか本体にダメージを与えていったとしても、アーゼは本体に「ケアルダ」を使う能力を持っているため、生半可な攻撃力では決して勝つことができなくなってしまう。
 ・・・と思いきや、実際には「最強の矛」を装備して本体を「暗黒」で攻撃していったところ、相手の回復量を上回り、普通にダメージを与えていくことができた。一応、敵は「スロウ」を放ってくるし、「ブリザジャ」の追加効果:スリップも厄介であるが、それは「万能薬」で治療すれば良い。敵は終盤に「通常攻撃CT0」を得て激しい打撃攻撃を行ってくるが、回避するまでも無く全てダメージ0であるため、全く恐るるに足らない。そのまま、「暗黒」の反射ダメージを「ポーション」で回復しながら、地道に相手のHPを削っていった。やれ、実際にはアーゼのMP999*5が切れるまで戦い続けるような悲惨な戦闘さえ想定していたのであるが・・・。
 ――そんなこんなで、あの「マティウス」を、なんとノーダメージで撃破に成功してしまったのである。どういうことだ・・・? まったく、ベリアスの「ファイジャ」が威力60で、その遙か後に出現するマティウスの「ブリザジャ」の威力が僅か66というのには、何か作為的なものを感じずには居られない。それだけFF12がやり込み度に溢れているということ、なのか・・・?



 その後、神都ブルオミシェイスに戻り、今回ラストとなる「ジャッジ・ベルガ」戦を行うことになる。
 こいつは、経験値を持っている雑魚敵の「ジャッジ」*3と同時に登場し、しかもそいつらは「デジョンの魔片」を無効化するため、「ファイアフライ」を装備して普通に戦っていく必要がある。割り込み不能の「アクアハリケーン」など面倒な技も多いが、「スリプル」が効き、「オイル」「ファイラ」のコンボ攻撃も有効であるため、それらを使えばすぐに倒すことができる。
 ――さて、その後のベルガ本体であるが、何とコイツにも睡眠が効いてしまうため、「スリプル」を上手く決めることができれば、敵のHPはたったの17200しか無いため、「ファイラ」を数発放つだけで終わってしまう。以上。そう言えばアナタ、INT版のトライアルモードでもひたすら打撃を繰り返すだけの酷い役回りだったわね・・・。


 そんなこんなで、無事に神都ブルオミシェイスのパートを突破し、次は帝都アルケイディスへの侵入に向けて物語を進めることになる。
 ・・・さて、ここからは「バイオ」「デスペル」などの使い勝手が良い魔法を購入でき、さらに帝都アルケイディス方面のフィールドがオープンされ、チョコボを使って「セロビ台地」に足を進めることができるようになる。ご存じの通り、そこではトレジャーから低確率で非常に強力な装備品を入手することができるため、各種のやり込みプレイでは戦力を強化する大きなポイントとなる。さあ、今回もセロビマラソン2012が幕を開けるのだ。
 ――というわけで、「今回は前回みたいなマラソンをしないぞ(ゝω・*)vキャピ♪」という感じで始めていったのだが、結局マラソン大会をすることになってズルズルとプレイ時間が延びていったりもしながら、まあそれがFF12だと割り切り、更なる冒険を繰り広げていく。さあ、今回は正直言って「敵が弱すぎて拍子抜けという感じ」であったが、次回以降も敵は弱いのか、それとも・・・??




 

(2012年5月1日) 84 PV

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