FF13/ボス戦タイムアタック - やり込みinFF

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ボス戦タイムアタック

 



(蘇った自分たちも)ファルシ好みの幻かもな


 ラスボス3連戦の最後である。今回は、
「オーファン(第2形態)」を相手にしていくことにしよう。

 まず、FF13のラスボス戦は3連戦であるが、そのうち2体目となる「オーファン(第1形態)」を倒すと、
約15分という非常に長いイベントシーンが挿入される。このシーンは、物語のクライマックスそのものであるうえ、各種のクオリティが入魂の一品となっており、非常に見応えがある。逆に、全編でも特に質の低い1章のイベントシーンと比べると、同じゲームとは思えないくらいである。
 …ただし。その表現内容に関しては、
★意味不明★という声が多い。だが、これは明らかに狙ってのものである。何故なら、クリア後にミッションモードを進めていくと、「断章」というテキストが解禁されていき、それによって、これらシーンについて考える材料が生まれていくからだ。また、その他にも、様々に解釈の余地があり、FF13の中でも特に考察しがいのあるシーンと言えるだろう。

 ちなみに。その中でも、“特に問題とされることが多いシーン”については、現在では、FF13-2で終盤にセラが1人になる場面のセリフにて、しれっと「これこれこういう理由で、こんな展開になりました」ということが明言されている。また、それよりも前に、FF13の「アルティマニアオメガ」でも、同様の説明が為されている。では、それらの解釈が後付けかと言うと、そんなことは無く、そもそもFF13内の「断章」でも、ウェルキンゲトリクスを倒した際の最終章の内容を読み解けば、同じような結論が導けるであろう。どうでも良いが、その断章のタイトルは
「13:新しき神話」である。
 ――ということで、それらの捉え方が“公式”ということなのだろうが、
しかしながら物語の解釈に不正解というものは無い。例えば、上の画像の「ファルシ好みの幻かもな」というセリフを、「蘇った自分たちも幻かもしれない」という意味に捉えたところで、なんら不都合が生じることは無い。そうやって、自由に物語を読み解くことこそ、良い電波シナリオの楽しみ方なのである。別に、これは国語のテストではないのだ。最近では、2020年に発売されたFF7リメイク第1弾について、終盤の物語が電波であったことが知られているが、私はあれも、次作への期待を持たせる手段として、決して悪くないと思う。

 ところで。ラストシーンについて、上記の「ファルシ好みの幻かもな」以外に、もう一つ、含みのあるセリフを挙げておこう。それは、ホープとスノウの、
「冷たい闇の中、ここに来るまでのことを、ずっと思い返していたんです。そしたら――」「その先が、見えてきたんだ。みんな楽しそうに笑っていたよ。セラも、義姉さんも…」というセリフである。これについては、13の時点でも「女神の予言」という用語が存在しており、それによって与えられた“ヴィジョン”を視たと言える。しかしながら、その後の『13-2』『ライトニングリターンズ』での展開を考えると、より含みのあるセリフとなる。
 …具体的に、上記のセリフの続きは、ライトニングが
「お前もそこに居たんだ、ファング」とまとめる。しかしながら、『13』の時点では、「みんな」の中にファング・ヴァニラが入ることは無い。そして『13-2』は、ご存じの通りの終わり方である。しかし、『リターンズ』では、ようやくファング・ヴァニラを含めて全員が救済されるという、本当の大団円が訪れてくれた。
 ――以上のことにより、FF13時点での「みんなが笑っている未来」という“女神の予言”は、
作中時間で1000年以上を掛けて、やっと叶えられたという解釈が可能である。メタ的に考えれば、現実時間でも4年を掛け、3作品をまたいで、本当のハッピーエンドが訪れたということである。発売期間の当時は右往左往したものの、だからこそ、ただ楽しいだけでは終わらない、心に残る物語となったように思う。逆から考えて、初代『13』でのエンディングでの台詞は、そこまで考えて設定されていたのかも…?


Part.1 - 基本事項
ぼくはクマたいよう


 
ま…まあ、FF10だって、ストーリー上のラスボスはダニみたいな見た目だったし…


 それでは、FF13の最後で戦う、
「オーファン(第2形態)」について解説をしよう。
 …まず、最も衝撃的なのが、コイツの
見た目である。言葉で表現するとしたら、「金色の輪っかの中央に、白目の赤子の顔だけが浮かんでいる」という感じであり、気持ち悪い。しかも、神々しさを感じるとか、逆に生理的嫌悪感を覚えるとか、そういうことも無く、単に気味が悪いだけである。オーファン(第1形態)のほうは、ドット時代のFFラスボスを3D化したようなデザインで、凄く良いと思うのだが…。
 ――そして更に。敵はブレイクをすると変形し、奇妙な形の白いカーブの中央に顔が出てくるようになる。これは、
女性の子宮の形状に似ており、“今まさに産まれ落ちようとする赤子”をイメージしたのかもしれない。しかし、分かっても気持ち悪いし、分からなくても気持ち悪いという絶妙な駄目さになっている。世界観の上では、こいつが弱くてダメダメなのは何も変ではないのだが、もう少しなんとかならなかったのか。

 しかしながら。一応は“ラスボス最終形態”に相当する存在であるため、出番については、こちらの第2形態のほうが恵まれて
しまっている。
 …例えば、「FFシリーズ ラスボス集」などといったまとめ動画では、大体の場合、オーファン第1形態ではなく、
第2形態のほうがクローズアップされている。同様の理由で、「『ラスボス』のBGM」についても、第2形態で流れる「生誕のレクイエム」とされることが多く、公式のピアノコレクションによるアレンジにも、第1形態の「降誕」ではなく、「生誕のレクイエム」のほうが選ばれている。「降誕」は、FFシリーズ本編では久々の、コーラス付きのラスボス曲であり、旋律もバトルっぽくて好きなのだが…。
 ――また、ゲーム作品においても、13シリーズ最終作:『ライトニングリターンズ』の隠しダンジョンである「終極の冥宮」では、これまで世界観を考慮して使い回されてこなかったと思われる、「聖府代表ダイスリー」「生誕のレクイエム」「宿命への抗い」「不可視の深淵
(13-2のラスボス最終形態)と言った曲がガンガン流れる。しかしながら、「降誕」だけは外されている。なぜ、FF13の実質的なラスボスであるオーファン第1形態さんに、ここまで酷いことをするのか。それとも、この“実質的なラスボス”という捉え方が、実は誤りだったのか…?

 ちなみに、すごくどうでも良いのだが、このオーファン第2形態の台詞は、イベントシーンで字幕が付いているものとしては、
「できるものか」「なんだと?」の2つしか無い。ネオエクスデスですら5つもセリフがあるのに。
 …しかも、この2つのセリフが、どちらも曰く付きの物になっている。平仮名しか無いのは、赤ちゃんだから許してあげよう。しかし、「できるものか」のほうは、「か」に相当する音がほぼ聞こえず、
「で き る も ん っ ★」と揶揄される。また、「なんだと?」もモゴモゴした言い方となっており、当時の私は字幕なしでプレイしていたため、「なら…」と、何か言いかけたところをライトニングが遮ったのかと思っていた。もっとも、この場面では、ライトニングさんが主人公らしく全てをまとめてくれるため、オーファン第2形態のセリフを聞き取れなくても全く問題が無い。
 ――なお、その後に戦闘に入ると、「しょせん無知なるパルスのしもべか」「永遠が欲しくないのか」「儚き者よ」などと、まあまあの量のセリフを喋ってくれる。しかし、これらについても、
「電源が欲しくないのか」「はたらきものよ」などと、変な空耳が付けられてしまっている。もう、コイツに関しては、生き様の全てがギャグ扱いされていると言って良い。ならば、せめて笑ってやるのが、情けというもの…。

渾身のキス待ち顔やめろ


 では、
「オーファン(第2形態)」のバトル的な特性のほうについて述べていこう。
 …まず、敵は、バトル開始と同時に「死の宣告」を使用する。開幕に死の宣告を使うということで、絶対に回避のできない
超鬼畜攻撃である。また、ブレイクしなければ一切のダメージが通らないくせに、一定時間ブレイクできないでいると、「無益なる時」という技でチェーンボーナスを初期値に戻してしまうという厄介な特性を持っている。
 ――その他、敵の攻撃には、こちらを妨害する技が多く用意されているほか、一応は「万象の妖光」というリーダーを狙いやすい大ダメージ技も存在する。また、敵をブレイクすると、オーファン第1形態での陰極のような感じで、ルインを放って微弱なダメージを与えてくる。このルインは、
打ち上げても使ってくるという、本作で唯一の特徴を持っている。だからと言って、このダメージで死ぬようなことは無いだろう。

 さて。敵は確かに、開幕で「死の宣告」を使ってくるのだが、その制限時間は
7分もある。この数値は、召喚獣バトルの約2.3倍である。また、敵のチェーンボーナス初期化には驚くが、その仕様は「チェーンボーナスが少しでも上がってから70秒後」となっている。
 …というわけで。攻略としては、まず「HLR+ENH+ENH」などで、
チェーンを上げないように気を付けながら味方を強化する。その後は「JAM+BLA+BLA」「BLA+BLA+BLA」などを使い、弱体化しながら一気にチェーンボーナスを上昇させれば良い。こうすれば、敵の打ち上げやステータス異常によって遅れたとしても、問題なくブレイクまで持っていけるだろう。そして、ブレイク後の敵は柔らかいため、適当にATKBLAで攻めていれば、十分に1ブレイクで撃破が可能だろう。どうしてもダメな場合、召喚獣を使うと、死の宣告のカウントダウンが一時的に止まるうえ、ドライビングモードでの攻撃は相手の耐性を無視できる。
 ――ちなみに、こいつは、
★5での撃破がトロフィーの条件となっている。そのための猶予時間は、キャラクターを最強まで成長させている状態だと1分程度になるのだが、何と言うことは無い。「ENH+ENH+ENH」で全員にヘイストを掛け、「JAM+BLA+BLA」で一気にブレイクし、あとは「ATK+BLA+BLA」辺りで攻めていけばあっさり終わる。敵の攻撃に対する防御方法も、全く考える必要が無いだろう。

 ちなみに、当サイトでのオーファン(第2形態)はと言うと、「クリスタリウムなしクリアー」「オプティマ変更なしクリアー」と言った通しプレイ系統のやり込みでは、割と簡単に撃退されている。どちらも、第1形態のほうでは大きく苦戦させられており、既にバトル面での難要素は十分に味わっていたため、第2形態のほうは
文字通りの意味で“おまけ”という感じであった。
 …が、このオーファン第2形態戦が重要となったのが、
「最強キャラ決定戦」である。同プレイは、FF13に登場する6人のキャラクターたちを1人で戦わせることにより、その性能を比較するというテーマであるが、オーファン第2形態の「ブレイクしないとダメージが与えられない」「70秒でブレイクしないとチェーンボーナスを初期値に戻してしまう」という性質と決定的なまでに相性が悪い。一応、70秒でのブレイクについては、召喚獣と共闘をするという手がある。しかしながら、召喚獣を呼べば解決するキャラが居る中で、それでもブレイクできない者がいたり、何とかブレイクしたが次は火力が足りなかったりという場合があり、6人6色で、なかなかの阿鼻叫喚となった。
 ――ただ、そうやって極端な性質があるからこそ、様々なドラマを生んだとも言える。これまで無視されてきたオーファン第2形態に、にわかにスポットライトが当たった瞬間とも言えるだろう。というわけで、このラスボス3連戦は、初代「最強キャラ決定戦」では第1話として、第2弾の「最強キャラ決定戦2nd」では最終話として収録しているので、お暇な方はそちらをご覧いただきたい
【初代】【2nd】


Part.2 - TA編
世界滅亡 or DEATH


 
プレイのかなり初期段階から、コイツはこれで倒すつもりだった


 では、ここからは、ガラッと変えて、タイムアタック攻略のほうに入っていこう。と言っても、こいつの最速パターンは、皆さま期待のアレだ。そう、
ブレイクして、「デス」で一撃必殺である!
 …さて。こいつは、一応は“ラスボス最終形態”という扱いであるが、
ブレイクするとデスが効くようになる。元ネタは、その昔に旧スクウェアがゲームボーイで発売した、神様をチェーンソーでバラバラにできるゲームということらしい。まあ、オーファンも、ファルシという扱いであるが、人間にとっては超常の存在であり、“神”みたいなものと表現しても良いだろう。
 ――ただし。FF13のデスの命中率は
1%しか無い。一応、対象に掛かっているステータス異常×1個につき+1%されるが、それでもオーファン第2形態には最大で6%である。こんなものを当てにできるくらいキャラクターが育っているのなら、普通に味方の強化と敵の弱体化を行い、「ルイン」「たたかう」で殴っているだけで十分に終わらせられる。そして、デスが効くのはブレイク中だけのため、そもそも相手をブレイクできなければ無意味である。というわけで、救済要素にもなっていないため、完全なお遊びと考えるべきだろう。

 余談だが、他に「データー上はデスが効くボス敵」として、3章の戦闘爆撃騎カルラ、6章のエンリル&エンキ、8章の突撃砲レーヴェ、9章の襲撃騎カラヴィンカが用意されている。これらの敵と戦える段階では、「デス」は覚えられないため、ゲーム上の意味は無いのだが、もし今後「リマスタープラス」的な作品でFF13が移植され、
チャプターセレクト&ハードモードのような機能が追加されれば、これらの設定も意味を成してくるだろう。
 ――ちなみに、更に言うと。なんと
ヘカントケイル以外の召喚獣にはデスが効くことになっている。まあ、それらの召喚獣戦ではヴァニラがリーダーとなれないので意味は無いのだが、これ、改造とかで無理やり倒したら、どういう扱いになるんだろう…?

 というわけで。オーファン第2形態のタイムアタック最速パターンは、
「全員で攻撃して一気にブレイクする」「その後、即座にデスを決める」であると分かる。そのために、リーダーとしてはヴァニラを起用する必要がある。ヴァニラは、モーションが遅いためタイムアタックには向かないのであるが、今回バトルでは、火力も残りHPも関係なしに相手を一撃必殺できるため、その魅力には勝てないのだ。
 …そして、当初の案としては、覚えるアビリティを制限したファング
JAM「ウィーク」だけを掛けてもらい、その後にBLAで攻撃するという案を取るつもりであった。ウィークで弱点を作れば、それだけチェーンボーナスを伸ばしやすくなるからである。しかしながら、実際には、そんな弱体化をしているよりも、単純にBLAで攻撃しているだけのほうが、チェーンを素早く上昇させられることが分かったため、JAMを使う案はボツとなった。ウィーク以外の弱体化は、チェーン上昇に与える影響が微小であり、意味合いが薄い。
 ――さらに。どういう意味か分からないが、
本バトルでのファングは、オプティマ変更時に連続攻撃をしてくれない。これでは、同じく素早い行動を行えるライトニング&スノウと行動を合わせることができず、パーティの足を引っ張ってしまう。理由については、よく分からないが、ヴァニラが「死の宣告」を掛けられたので動揺したのだろう…とでも考えるしかあるまい。

 ちなみに、ラスボス最終戦である今回の戦闘に挑むためには、
第1戦と第2戦を切り抜けてこなければならない。
 …さて。今回、バトルで使うオプティマは3枠となった。そのため、残った枠に「ATK+ATK+ATK」「JAM+JAM+JAM」「HLR+ENH+ENH」というオプティマを割り振り、これらを使って適当に戦っている。まあ、さすがに、成長させきったキャラを使って、ただラスボスを倒すだけなら苦戦することは無い…と思いきや、
HLR「ケアルア」「ケアルダ」を覚えさせるのを忘れていて「心無い裁き」からの回復にかなりの時間が掛かったり、「殺戮のエディプス」で即死させられたりもしてしまった。まあ、これも数分で終わり、3戦目は3戦目だけでやり直せるため、大した苦痛とはならない。

これくらいのパラメーターだと、普通にブロウ系が暴発する。どれくらい離せば良いのだろう?


 では、ここからは、具体的な戦い方について書いていこう。
 …まず、メンバーは、
ヴァニラ・スノウ・ライトニングの3名とする。リーダーは、「デス」を使うためにヴァニラで確定であり、残り2名をスノウ・ライトニング・ファングから選ぶことにするが、今回はウィーク状態を発生させる必要が無いうえ、ファングはビビってオプティマ変更時の連続攻撃をしてくれないので、スノウ・ライトニングの2名で決まりである。
 ――また。装備については、火力が関係ないので、スピード特化となる。ヴァニラとスノウの武器には、意味を成せる物が無いので、物理攻撃が暴発さえしなければ何でも良い。一方、ライトニングの武器には、「攻撃してATB回復」「早期ブレイク」があるが、今回バトルでは、スノウと行動を合わせて
「早期ブレイク」を適用したほうが、敵を素早くブレイクできることが分かった。

 次に、アクセサリについては、おなじみの
「閃光のスカーフ」に加えて、「ダッシューズ」を装備してヘイスト状態を得ていく。
 …他は、火力が関係ないため、「ATB○%加速」の連鎖アビリティのために使っていく…と思いきや、FF13には「味方側に強化ステータスが多く発生していると、“直前と違う行動を入力した時のボーナス”が大きくなる」という性質があるため、
「テトラティアラ」プロテス+シェル+ベール+ガッツと4つのステータス効果を得ていく。この装備1個により新たに得られるボーナス値は+0.5%である。今回バトルで、BLAが1回の基本魔法によって増やせるチェーンボーナスは9%程度のため、+0.5%というのは僅かな差なのように思えるが、これを積み重ねることにより、早期ブレイクの圏内にギリギリで入れるため、かなり重要な装備品と言える。
 ――そして、残った枠は、前述の通り「ATB○%加速」に当てていくのだが、「早期ブレイク」の装備をしたライトニングは物理攻撃1751/魔法攻撃2208となり、
そのままだとライトニングBLAのブロウ系が暴発する(※クリスタリウムで不要な物理クリスタルは避けている)ので、「魔神のタリスマン」でオートフェイスを引き出している。これにより、スノウは「ATB15%加速」、ライトニングは「ATB10%加速」と、2人で僅かに行動ペースがズレてしまうのだが、ライトニングを微妙に遅れさせることで、「早期ブレイク」の効果を引き出しやすくしている(「敵がブレイク予兆で明滅している時に」「ライトニングの攻撃を当てる」という条件でのみ、「早期ブレイク」の効果を発生させられるため、最後の攻撃をライトニングにする必要がある)とも捉えられるうえ、後に示すパターンで行動した場合、ヴァニラの「デス」よりも遅れることも無い。そのため、ライトニングが微妙にスノウより遅れるのは、むしろ大歓迎なのである。

ファイア→ファイガ→サンダラと入れる。このコマンド入力が地味に大変


 それでは、戦闘中の行動である。バトル開幕は、「BLA+BLA+BLA」を使い、ヴァニラは
「ファイア→ファイガ→サンダラ」の順にコマンドを入力して、即座に実行する。本当は、オートコマンドのほうが無駄が少ないのだが、2セット目の行動を考えて、このようにしている。
 …なお、ボタン操作としては、
上から下に1個ずつ入れていくだけである。一応、全アビリティを覚えさせている状況でも、「ファイア→ファイガ→ブリザラ」と、似たような入力ができるようだ。具体的な入力としては、「コマンド」を決定したあと、アビリティ名が表示されるまで少し待ってから、滑らせるように「○↓○↓○△」と入力していくと良いように思えた。
 ――その後、オーファンの「死の宣告」がリーダーへと飛んでくるので、
喰らった直後にオプティマチェンジを行う。こうすると、初回の長い演出が入らないうえに、「死の宣告」自体によるひるみもキャンセルできる。なお、狙いすぎてオプティマチェンジを死の宣告より先回りさせると、普通にひるんでしまうため、その時は失敗ということでリセットしていった。地味に、やり直しのために6回もイベントスキップをしないといけないのがめんどくさい…。

 次に、2セット目のオプティマも、「BLA+BLA+BLA」である。スノウとライトニングは、いつもの“12秒ルールでの連続攻撃”を行ってくれる。
 …そして、ヴァニラ
BLAについては、リピートで先ほど手動入力したコマンドを繰り返しつつ、「ファイガ」まで実行したら、2ゲージを残して、次のオプティマへと変更する。ここでゲージを使い切らない理由は、最後まで攻撃しなくとも相手をブレイクできるため、ほんの僅かでも時間を切り詰めるためである。実際、ここで残すゲージを「1ゲージ」にしていた時よりも、「2ゲージ」にしたパターンのほうが、戦闘時間を1秒だけだが縮められている。
 ――なお、オプティマチェンジのタイミングについては、「ファイガ」が宣言された瞬間を先読みしてしまうと、ほんの僅かだけ速くなってしまい、次の「デス」の入力の際にゲージを溜める時間が発生してしまって、○△でコマンドを即時実行できなくなる。そのため、気持ち遅らせる…というか、「ファイガ」の文字が表示され
タイミングで変更をすると良いだろう。またこういう話か…。

 
ラストである。3セット目のオプティマは、「JAM+BLA+BLA」で、ヴァニラが「デス」を即時実行する。以上である。
 …さて、このオプティマに変更した時点での敵チェーンボーナスは、だいたい367%程度であり、ブレイク値の500%にはまだまだ遠いように思える。しかしながら、ライトニングとスノウの攻撃で、だいたい+50%ずつはチェーンを伸ばせるので、この状況からでもブレイク直前にまで持っていける。そして、3セット目の開始時には、12秒ルールを適用していないため、ATBゲージの蓄積速度が5%だけ速いスノウが少しだけ先に行動してくれる
はずである。そのため、最後の一撃はライトニングとなり、「早期ブレイク」が発動して、相手をブレイクに持っていけるのだ。
 ――そして。この行動パターンだと、
ライトニングがブレイクをした瞬間に、「デス」のダメージが炸裂する。敵は、ブレイクされた瞬間にデス耐性を失うため、このタイミングでも即死を成功させられるのだ。なお、実際には、ほんの僅かだけ「デス」が先行してしまって失敗したりもするのだが、もはやタイミングが難しすぎて★運ゲー★であるため、その時はあっさりと諦めてリセットしていった。

不吉な数字だな…


 そんなわけで。今回の撃破時間は、
15秒というものである。
 …まあ、「デス」での即死を狙っていくという時点で、想像も付かないような記録が出ることは分かっていた。しかしながら、実戦では思った以上に戦略が上手に噛み合い、驚くほどのタイムを出すことができた。ここまで無駄なく、ブレイク直後にデスが入れられるとは、私も全く予想していなかったのだ。

 しかしながら、言うまでもなく、
「デス」の成功率は1%であり、今回は確率の面で非常に苦しかった。
 …やれ、当初の案では、「ウィーク」だけは決めるつもりであったため、最低でも2%は確保できると思っていた。それがボツになった後も、12秒ルールを適用して、デスのモーション中に「JAM+JAM+JAM」に変えるなどの戦法を試していたこともあった。しかしながら、それらが全て不採用となった結果、1%と正面から勝負せざるを得なくなった。装備や行動を変えてしまうと、3セット目の最後で相手をブレイクできなくなり、そもそもデスを使う意味が無くなってしまう。また、3セット目の行動が終わる瞬間にオプティマチェンジをしても、早すぎて12秒ルールは適用できない。デス以外の機会に一瞬でも
JAMを入れてしまうと、チェーンボーナスの上昇量が全く足りない。諦めて、1%と正面対決していくしか無かったのだ。
 ――もっとも、今回バトルでは、
デスの1%以外に確率が絡む要素は一切なく、残る問題は操作精度だけである。また、イベントを何回も飛ばさないといけないため、時間が掛かると思っていたのだが、実際にやってみると、1回の試行には1分くらいしか掛かっていない。そのため、即死効果が命中せず、「失敗か」「幾度でも繰り返せ」とオーファン第1形態のモノマネをしていた際にも、そこまで苦痛を感じることは無かった。

 さて。上の「戦闘の流れ」でも書いたように、今回バトルでは、2セット目の「BLA+BLA+BLA」にて、ヴァニラ
BLAが残すゲージを1ゲージ2ゲージへと変更している。そのやり直しのために、今回はこの1%の即死を、2回やるハメになったのだ。
 …まあ、前述の通り、繰り返しプレイはそこまで苦痛ではない。そして、2回目の挑戦では日頃の
(やり込みプレイにおける)行動が評価されたのか、かなり早期に即死が決まってくれた。そして、タイムも16秒→15秒と短縮でき、自分としても心残りの無い、満足の行く結果にできたと思う。さすがに、これよりは早くならないだろう。ならないよね…?

動画




記録
「オーファン(第2形態)」戦:
15秒

編成
戦闘メンバー   オプティマ
ヴァニラ HP21050 / 物理1473 / 魔法2507
ニルヴァーナLv.★(ベラドンナワンド系統)
閃光のスカーフLv.1 / ダッシューズLv.1 / 疾風のスカーフLv.1 / 疾風のスカーフLv.1
「弱体系成功率UP改」「開始時ATB完全」
「オートヘイスト」「ATB20%加速」
1 BLA+BLA+BLA
2 BLA+BLA+BLA
スノウ HP30000 / 物理1220 / 魔法2250
セイブ・ザ・クイーンLv.★(妖魔の呪印系統)
閃光のスカーフLv.1 / ダッシューズLv.1 / テトラティアラLv.1 / 疾風のスカーフLv.1
「物理低下」「開始時ATB完全」
「オートヘイスト」「オート四重守護」「ATB15%加速」
3 JAM+BLA+BLA
4 ATK+ATK+ATK
ライトニング HP20000 / 物理1751 / 魔法2208
オメガウェポンLv.★(ライオンハート系統)
閃光のスカーフLv.1 / ダッシューズLv.1 / テトラティアラLv.1 / 魔神のタリスマンLv.1
「早期ブレイク」「開始時ATB完全」
「オートヘイスト」「オート四重守護」「オートフェイス」「ATB10%加速」
5 JAM+JAM+JAM
6 HLR+ENH+ENH

(4,5,6のオプティマは、ラスボス第1戦と第2戦を切り抜けるためのものであり、
この戦闘では使用していない)


戦い方
「BLA+BLA+BLA」
で、ヴァニラが「ファイア→ファイガ→サンダラ」と入力して攻撃する
敵の「死の宣告」を喰らったら、すぐにオプティマチェンジする

「BLA+BLA+BLA」で、ヴァニラは「ファイガ」まで実行し、オプティマを変更する

「JAM+BLA+BLA」で「デス」を放ち、敵を撃破する

(セーブデーターは【こちら】



この「二人」は、恐らくはヴァニラとファングなのだろうけど、ホープの両親のことなのかも


 ということで。これにて、「ボス戦タイムアタック」におけるストーリー攻略は終了である。
 …しかし、言うまでもなく、この先には
ミッションモードの強敵たちが待っており、まだまだタイムアタックは終わらない。ここから先の強敵たちも、先駆者兄貴たちによって様々な記録が残されているため、それらに挑んでいけるのが楽しみである。

 ちなみに、今のところ、戦う相手は、以下の
方々にしようと考えている。


ボス戦タイムアタック:ミッションモードで取り扱う予定の相手

ジルニトラ(スモーク等なし)
ネオチュー+ピコチュー×5(なし)
ラクタヴィージャ×2(なんでもあり/スモーク等なし)
スパルタクス(あり/なし)
ウェルキンゲトリクス(あり/なし)
アダマンタイマイ(なし)
シャオロングイ(あり/なし)
ロングイ(あり/なし)



 選出の理由については、一般的に
「クリア後の強敵」とされることの多い奴らをリストアップした。
 …そして、上記の敵たちのうち、ジルニトラ・ネオチュー・ラクタヴィージャは、複数の戦闘条件が存在する。しかし、同じ敵を相手に、少しだけ条件を変えて何度もやっても仕方が無いため、「恐らくコレが最も面白くなるだろう」というミッションから選んでいる。ネオチューはピコチュー付き、逆にジルニトラは単体
(平原か淘汰の断層のどちらを使うかは未定)、そしてラクタヴィージャは2体討伐である。
 ――また、上記のリストの中には、「なんでもあり」が存在しない敵が何体か居るが、これは
デスを無効化できないため、初手でデスを決めれば5秒で終わることが分かっているからである。まあ、そういうのは、やるとしても、動画の最後に“おまけ”として付ける程度であろう。

 逆に、選ばれなかった方々について、まず、極端に弱い敵を入れても水増しになるだけなので、そういう奴らは無視をした。
 …また、亀の中では、
アダマントータスのみが外れているが、これはタイマイと性質が大して変わらず、両方を入れても仕方ないと考えたからだ。アダマンタイマイのほうを選んだ理由は、ネットを調べたところ、タイマイのタイムアタックのほうが多く存在するように思えたからである。
 ――しかしながら。選ばなかった方々の中で、唯一、自分の中で微妙となっているのが、
ジャボテンダーである。敵は、チェーン耐性が極めて高く、弱体化はダルのみが有効で、初期状態から炎を弱点に持っている。そのため、戦いは恐らく、ダルを乱射しながらエンファイで強化したルインを撃ち込むだけというものになるだろう。ただ、強敵であることは間違いないため、これはこれで需要が出てくる…かもしれない。気分次第だが、厳しい戦いの中で、箸休め的に入れてみる価値があるかもしれない。よって、ジャボテンダーの取り扱いだけに関しては、未定ということにしたい。

このセリフが、クリア後のセーブデーター名になってるところが、渋くていいよね


 そんなわけで。次回からの「ボス戦タイムアタック」は、ミッションモードの攻略へと入っていく。
 …ただ、今回は、
ラスボス3連戦が割とキツかったため、ちょっと一呼吸を置かせてほしい。その間は、他ゲーや、もう一つのやり込み企画である、FF9の「回復禁止 低レベルクリアー」を、無理のないペースで進めていくつもりである。
 ――やれ、予定としては、FF7リメイク第1弾のPS5版が発売される6月10日までに、FF13のボス戦タイムアタックを終わらせようかと思っていたけど、ちょっとそれは厳しい感じだ。まあ、
未だにPS5は物を売るというレベルになっていないし、そういう意味では、ちょうど良かったのかな…。

 

(2021年4月16日) 92 PV

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