おさらい低レベルクリアープレイ日誌 - やり込みinFF

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おさらい低レベルクリアープレイ日誌

 



このセリフはリマスター版でも残っていたぞ


 旧DISC2の中盤戦だ。前回、ライフストリームに飲み込まれて行方不明となっていたクラウドは、南のミディールの診療所に運び込まれていたが、魔晄中毒で療養が必要な状況であった。そのため、ティファが付き添うことになって、合計2名が離脱したところからである。
 …そしてここから、FF7の物語的では
「ヒュージマテリア争奪戦」が始まる。その内容は、これまで訪れた街を再訪し、合計4ヶ所で「ヒュージマテリア」という特殊なマテリアを、様々なルールで神羅と奪い合うというものである。全4ヶ所には全て勝敗が決められており、勝つと報酬が貰え、負けると何も得られない。ただし、それにより物語が進行不可能になるということはない。ちなみに、どれも勝利はさほど難しくないが、負けた場合にも専用の展開が用意されているため、FF7を何周もプレイをしているという人は、あえて全敗をしてみるのも面白いだろう。

 その他、低レベルクリアー的には、クラウドとティファが完全離脱となるため、
経験値が必要な稼ぎを最も損失なく行えるタイミングとしても重要である。ご存じの通り、FF7にはパーティ外成長が採用されているが、「表示された経験値の半分」が入るのはPHSに存在するキャラのみであり、ここでのクラウドとティファは完全なる離脱扱いであるため、パーティ外であってもレベルが上がることは無いのだ。
 …ただ、今回プレイでは、
経験値が手に入る稼ぎは行わないことにした。例えば、「極めるために必要だが経験値が手に入ってしまう行為」として、「チョコボの捕獲」が挙げられる(らしい)が、現段階では最終盤にどのようなプレイ方針にするか未定であること、そしてクラウド8・ティファ7・ユフィ17という最終メンバーのレベルだけにこだわるのであれば、クラウド&ティファ復帰後に稼ぎを行っても変わらないということがある。だから、まだまだ先行きが不明な今回の私のプレイで、ストーリー進行に必須ではない経験値を獲得することはやめておこうと思ったのだ。

穴があったらHPアップを突っ込んでおく


 そういうわけで。ここで行ったのは、
「盗む」を用いたアイテム稼ぎである。
 …さて、FF7では、レベル差がアイテム盗みの確率に影響する。そして、FF7のバトルでは、基本的にクラウドをパーティから外すことはできない。しかし、
このパートではクラウドが入院中であり、代わりにレベルの高いシドがリーダーとなる。そのため、「盗む」を使った稼ぎの効率を上げることができるのだ。なお、盗むの確率以外にも、キャラのHPが上がって敵の攻撃に耐えやすくなるという点もあるが、本プレイではHP/MP/リミットゲージ常時MAXのアシスト機能を使うため、こちらのほうのメリットは相対的に薄くなっている。
 ――というわけで。このパートにて、「盗む」で稼いでおいたのは、以下のアイテムである!


 エクスポーション…ミディール草原のスパイラルより。既にケアルではHP全回復ができないため、終盤の回復アイテムとして重要である。
 
エーテル…ミッドガル周辺の雑魚敵より。以前タイニーブロンコ入手時に稼いだ方式【第5話】と同じ。
 
海龍のウロコ…ミディール海岸のシーウォームより。簡単に盗めるので別に今やらなくても良い気がする。
 
ボムの右腕…コレル山のボムより。例によって、減ってきたので補充をする枠である。
 
水の指輪…サンゴの谷のアクロフィーズより。5000ギルで売れるので、金が足りなくなるたびに稼ぐ。


 というわけで。アイテム稼ぎと言いつつ、
エクスポーション以外は既存品の補充になってしまった。もっとも、本当に重要な物だから、こういうところで繰り返し名前が挙がってくるのだ。基本をおろそかにしてはならないのである。

 そして。ここでもう一つ重要となってくるのが、
ミディールのマテリア屋で「HPアップ」を無限に買えるようになることである。
 …やれ、「HPアップ」は、HPの最大値を+10%するマテリアであり、ここまでのプレイでは、序盤のジュノンでルーファウスから貰えた1個を使っていた。それが、このタイミングから店で何個でも買えるようになるのである。そして、
FF7は敵の攻撃をHPで受けるという趣が強いゲームであるため、最大HPを増やすこのマテリアは、耐久力アップ用にとても役に立つ。そして、効果は最大で+100%まで重複するため、付ければ付けるほど有利になるのだ。よって、ここからは、武器のマテリア穴が空いていれば、そこにありったけHPアップを押し込むような感じとなるのである。
 ――そのため、ここからは、これまで持て余すことが多かった「装備品のマテリア穴の数」も、選択に重要な影響を与える。特に武器は、打撃はまず使わないため、
もう8穴が空いているもので確定と言って良い。逆に防具は、武器ほど簡単には定まらないものの、こちらも「物理防御力が高いが2穴しかない『アダマンバングル』」より、他の物を優先していったほうが良い場面が増えてくるだろう。
 
追記(2019年12月1日)
 マテリア:「HPアップ」が最速で店売りとなるのは、ミディールではなく
コスモキャニオン(メテオ前でも可)です。
 同地のマテリア屋は、2回連続で話しかけることで使用可能となります。
 コメント欄でのご指摘、感謝申し上げますm(_ _)m

 そんなわけで、盗んだ「水の指輪」を売却し、大量の「HPアップ」を購入しておいた。このマテリアは、それこそ
+100%×3人分の30個あっても良いくらいなので、また適切な時に買いに来ることになるだろう。ちなみに、マテリアはレベルアップによって能力が成長していき、このHPアップも最大で1個につきHP+50%まで効果が上がる。しかしながら、経験値を増やさずにAPを獲得するには、ラスダンでムーバーというレアモンスターを倒す以外の手段が無いため、現時点でマテリアのレベルアップをさせることはできない(ただし、「戦闘メンバー以外のレベル上げ」を許可するなら別)。私は、縛りプレイで、こういう「自由な稼ぎが行えない感じ」は、あまり得意じゃないんだよな〜…。

※高速モードで待ってただけ


 それでは、実際のヒュージマテリア争奪戦に行ってみよう。まず向かうのは、北コレルである。
 …ここでの神羅は、コレルの魔晄炉から、鉄道でヒュージマテリアを運び出そうとする。そのため、こちらも列車を奪って、神羅を追いかけることになる。パーティの目の前で列車が始動していたのだから、
急いで乗り込めば少なくとも追いかける過程は省略できたと思うが、移動する乗り物は追いかけるのがロマンというものだろう。ガルバディア魂的なアレである。

 その具体的な内容としては。まず、魔晄炉の表では、兵士2名との戦闘になる。これは避けられないので、攻撃アイテムの「203ミリ砲弾」を盗みつつ、経験値背負い役のシドが1人で生き残るようにして勝利する。
 …その後、10分間の時間制限が課され、まずはシドが列車で神羅を追いかけるパートから始まる。ここでは、↑と
を交互に押して列車を加速させることになる。なぜこんなカッター訓練みたいな方法で進んでいくのかは謎であるが、30秒ほど連打をしたところ、神羅の列車に追いつくことに成功した。
 ――さて、敵の車両に乗り移った後であるが、
ここでは一転して、時間切れまでひたすら待つことにする。というのも、この列車の上では、暴走特急デュエルがごとく、敵との強制戦闘が発生するのであるが、それらは全て経験値を持っているのだ。一方で、このイベントでは失敗してもゲームオーバーとはならないが、攻略の段階として「@神羅の列車に追い付けずに時間切れ」「A追い付いたが、ヒュージマテリア辿り着けずに時間切れ」「Bヒュージマテリアの奪取に成功」の3つが用意されており、後に行くほど報酬が良くなる。よって、低レベルクリアー的には、A、つまり追い付くだけ追い付いておいて放置するのが最善なのである。

 そんなわけで。経験値入手を最小に抑え、コレルでのヒュージマテリア争奪戦を終了させた。
 …なお、ヒュージマテリアは神羅に奪われてしまったことになるが、仮に作戦が全て失敗したところで、物語の内容に変化は無い。一方、勝利した場合の報酬としては、最強育成には役立つというくらいのマテリアが手に入るというものなので、低レベルプレイでは、こだわる必要は無いだろう。
 ――さて。今回は、2番目の段階でコレル山でのヒュージマテリア争奪を終わらせたということで、後に「マスターまほう」へと変化するヒュージマテリアは手に入らなかった。また、もう一つの戦利品である
「アルテマ」のマテリアは、最も良い段階でイベントを終わらせていると無料で手に入るのだが、2番目の段階の場合は50000ギルで購入しなければならない。なお、このアルテマは、シリーズお馴染みの最強魔法ということで、買ってしまったのだが、初期状態では「アルテマ」の魔法を使用できず、APを溜めてマテリアレベルを上げなければならない。低レベルクリアーでは、APを稼ぐ手段がかなり限定されるため、役立つかどうかは不明である…。

攻撃は最大の防御!


 続いて、第2のヒュージマテリア争奪戦は、コンドルフォートで行われる。ここでの戦い方はもちろん、コンドルフォート防衛戦、つまりRTSの形式である。なお、第1のコレル山とコンドルフォートのみ、順番を入れ替えて進めることも可能である。
 …さて、敵はこれで終わりにするつもりで全戦力を投入してきたようだが、例によって
マップ上から敵ユニットが消滅するとそれで終了となるので、開幕は中央に1ユニットだけ設置して前進させ、あとは“後出しジャンケン”の方式で、前進してきた敵ユニットに対して有利となる味方ユニットを配置していく。逆に、拠点ギリギリで待ち構えたり、戦力の投入をケチったりすると、戦闘が長引いて、消耗が増えてしまう。あれだ、「戦力の逐次投入」が良くないということは、古事記に…は書かれていないけど、恐らくどこかの兵法書には書いてあるだろう。

 そんなわけで。最初の数ユニットのみを撃破してサクッと防衛を終わらせ、2ヶ所目のヒュージマテリア争奪戦では勝利を飾ることに成功した。ここでは、後に
「マスターコマンド」となるヒュージマテリアに加え、「フェニックス」のマテリアを手に入れた。
 …ところで。このイベントにおいては、シミュレーションバトルにわざと敗北し、クラウドたちで拠点に乗り込んできた「CMD.グランドホーン」と戦うことにより、「インペリアルガード」という貴重な防具を入手することができる。また、この戦闘で敵を倒すことでも、ヒュージマテリア争奪戦に勝利した扱いにすることができる。よって、特に経験値入手を縛らないプレイでは、
ミニゲームのほうではわざと敗北し、通常のバトルに持ち込んで敵を撃破するのが最良だったりする。どれだけ緒戦の調子が悪かろうとも、最終的にリーダーが全て帳尻を合わせる…HUNTER×HUNTERのレイザー理論である。

これを盗むのに1時間半かかりました…


 さて。この前半部2つのヒュージマテリア争奪戦を終えると、一行はミディールのクラウドを見舞いに行くことになる。そしてここでは、イベントが発生し、ボスの
「アルテマウェポン」と戦うことになる。
 …こいつは、非常に素早さが高い上に、大技の「アルテマビーム」は、
小学生みたいなネーミングセンスの分際で、約1800ダメージと一撃でパーティを壊滅させうる威力を誇る。しかしこいつは、HPをゼロにしなくとも3回の攻撃を行った次のターンで逃走して勝利扱いとなる。経験値はどちらの場合も0であり、その後の展開も変化しない。
 ――というわけで、低レベルプレイでは、最もHPの高い経験値背負い役が「かなしい+守りの指輪」を使ってダメージを1/3に抑え、3ターン適当に耐えていれば何とかできる相手である。なお、本当に初期からFF7の低レベルプレイをやっていた先駆者兄貴たちにとっては、一発全滅の「アルテマビーム」の前にどうやって敵を倒しきるか、という戦いになっていたようだ。

 しかしながら。こいつからは、最大でも2個までしか手に入らない
「呪いの指輪」を盗むことができる。その効果は、各種パラメーターが大きく上がる代わりに、開幕死の宣告のデメリットを受けるというものである。なお、もう1個も、このミディールでの会話イベントで手に入るが、アルテマウェポン襲撃前の限定かつ選択肢で正直に謝らないと手に入らないということで、最悪の場合には0個となってしまう場合もある。呪いのアイテムのくせに…。
 ――ところが、この「呪いの指輪」
本当に盗めないのだ。敵は4回目の行動で逃走してしまうため、それまでに盗むを成功させなければならないが、とにかく確率が低い。FF7では、敵とのレベル差によって盗める確率が決まり、攻略本によるとアルテマウェポンのレベルは60である。味方側は、最大でもシドの22と、かなり敵より低い。不確定情報であるが、どうも盗める確率を決める因子の一つに、「(自分のレベル - 敵のレベル)+40」という式があり、敵よりレベルが40以上低いと、盗める確率が0となってしまうようだ。この法則が正しいとすると、レベル19のバレットとケット・シーでは永久に盗みを成功させられないことになる。人はまた、FF6の盗みでの悲劇(敵よりレベルが50低いと絶対に盗めない)を繰り返そうとしているのか…。

 そんなわけで。長期戦が予想されたため、私はできる限り反復プレイを行いやすい状況を整えていった。まず、セーブデーターを、スロット1の一番上に作成し、リセットから
ボタン連打で読み出せるようにする。また、シドに「HPアップ」を大量に付けて最大HPを上げ、「クエイラ」「打撃」「アルテマビーム」という敵の固定パターンを全てシドが受けても、戦闘不能にならないようにする(打撃がクリティカルしたらアウトだが)。こうすれば、戦闘中は「ぬすむ」にカーソルを合わせ、を連打しているだけで良くなり、「盗んでしまったが全滅」という悲劇の発生もかなりのところまで避けられる。
 …それでも。PS4リマスター版のFF7にはソフトリセット機能が無いため、敵が逃走して盗み失敗が確定したら、本体機能のアプリケーション終了を使って再起動を行うしかない。また、アルテマウェポン戦の前のイベントは、そんなに長いわけではないが、
何故か高速モードが無効化されるため、積み重なると馬鹿にならない時間となってくる。そして、そもそもの問題として、敵から「呪いの指輪」を盗める純粋な確率自体が低いため、何度も何度も繰り返す必要が出てくる。だいたい、1ループで1分45秒といったところか。
 ――そんなわけで。最大限の効率化は行ったものの、
やはり最終的には確率との勝負となる。結局、いろいろな簡略化のための試行錯誤も含めて、合計1時間30分ほどで「呪いの指輪」を盗み出すことに成功した。そろそろ諦めようかなあと思っていたところで盗みに成功したという、まあ井上陽水的な感じであった。ちなみに、呪いの指輪の実用性としては、私は「低レベルプレイで味方を戦闘不能にする手段」として使えるのではないかと考え、2つ用意することに意義を感じていたのだが、他のアクセサリも有用ということで装備する場面はほぼ無く、結局のところ徒労に終わったという感は否めない…。

あれでしょ、発動されたカードが無効化される一瞬にだけ存在するとされる空間


 その後は、ティファとクラウドの2名がライフストリームに落下し、精神世界的な謎空間の中で、
クラウドの過去に関わる非常に長いイベントシーンを見る。例によって回想形式であるが、これでクラウドに関わる謎のほとんどが解けるということで、FF7の物語上では極めて重要なポイントである。
 …なお、15年ほど前にFF7を初回プレイした私の記憶としては、謎空間でティファとクラウドが話し合う凄〜く長〜いシーンがあったことは覚えていたが、
その内容はサッパリ忘れていた。逆に覚えていたのは、これらのイベントが始まる前のムービーで、車椅子に乗ったクラウドを避難させようとするティファのシーンがあるのだが、そのムービーが3頭身であり、他のシーンとの統一性が全く無くて笑ってしまったというどうしようもないことだったりする。まあ、当時は3Dゲームの黎明期ということで、ムービーに関しても手探りの状態で作っていって、最後に修正が間に合わずにそのまま出されてしまったのだろう。次作FF8からは、ムービーの雰囲気は作中で統一されるようになった。

 さて。INT版では、このイベントに関連して、クラウドの過去についての更なる追加シーンが用意されており、飛空艇入手&クラウド復帰後に神羅屋敷の地下へ行くことで見ることができる。
INT版での追加イベントの中で、強制でないものはこれだけである。若輩者の私が言うことではないが、FF7ワールドへの理解を深めるため、ファンならば見ておきたい内容と言えよう。
 ――そして、FF7関連作品の一つである
「クライシス・コア:ファイナルファンタジー7」(PSP/2007年、通称CCFF7)では、この結末に至るまでの物語が展開されるようだ。うーん、1回は遊んでみたいゲームなんだけど、ダウンロード版が無いんだよなー…。

昔こんなデカイのを持ったツンツン頭のヤツが…たくさんいた


 そうして。約30分のイベントシーンの後に、クラウドとティファが復帰をして
しまった。これにより、再び経験値に関するルールは以前までに戻り、ボス戦では「クラウド+ティファ+シド」という3名で、シドが経験値背負い役としてバトルを進めていくことになる。また、アイテム稼ぎの際にも、レベルが低く足を引っ張りやすいクラウドをメンバーから外せなくなってしまう。これまで通りの低レベルクリアとなってしまったのである。
 …さて。物語的には、続いてヒュージマテリア争奪戦の後半部が始まる。
旧DISC2は、この辺りで折返しといったところだろうか。ここからは、クラウドの掘り下げが一段落したということで、今度は大規模な仕掛けやダンジョンで盛り上がるパートとなる。また、バトル的には、「キャリーアーマー」というFF7最凶の敵が登場することでも知られている。
 ――やれ。当初は、FF7中盤の名所であるヒュージマテリア争奪戦を全て1話にまとめる予定だったが、少し文章が長くなりすぎてしまい、他の話との整合性が取れなくなった。そのため、今回はここで区切ることとしよう。だから次回は、割と早めにお届けできる…はずだ。

 
プレイ時間:24時間44分5秒
 クラウドLv8 ティファLv7 バレットLv19 レッドXIII Lv20 ケット・シーLv19 シドLv22

 

(2019年12月1日) 96 PV

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