FF7R/低レベルクリアー(笑)プレイ日誌 - やり込みinFF

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低レベルクリアー(笑) プレイ日誌

 





16章:神羅ビル潜入 / 神羅ビル
クラウドLv22 バレットLv21 ティファLv22 敵Lv31
※序盤、バグを利用して一部の戦闘を回避しています


 
壁を突き抜けて潜入するというアバランチ分派に神羅もお手上げ


 16章である。ここでは、いよいよ本丸の神羅ビルに突入をしていくことになる。リメイク版では、16〜18章を使って神羅ビル周辺の物語を進めていく。大筋の展開は原作と同じなものの、17章ではどらというラスダンに相応しい広大な場所が追加されているほか、物語面でも細部の流れが細かく異なっている。そして最終章の18章では、リメイク版のストーリーの根幹に関わる、原作に全く無かった展開が訪れる。
 …やれ。本作は、ミッドガル脱出までを1本のゲームとした特殊な形態であるので、この神羅ビルを大幅拡充してラストダンジョンと呼べるボリュームにしていくことは理解できる。しかし、
シナリオ演出が一部変わってしまっているのは、よく分からない。例えば、原作ではエアリス救出後に、タークスにエレベーターで追い詰められて拘束されるのだが、リメイク版では「記憶障害を起こしたクラウドを休ませるために、エアリスが幽閉されていた部屋に自分から入る」という流れになっている。そんなことをしている場合ではないだろう。また、クラウド一行が神羅に「元ソルジャー・クラス1st!」「スラムの花売り」「…実験サンプル」などと名乗りを上げる場面について、言う相手と場所を変えつつもシーン自体を残したことには努力を感じるが、クラウドとティファが居ないため、歯抜けとなってしまっている。また、リメイク版では、ルーファウス戦の後に、屋上から落ちそうになったクラウドをティファが助けにくるが、リメイク版ではティファがクラウドを心配して引き返す描写がないため、なぜティファが居るのか分からなくなってしまっている。これらの、神羅ビルにおけるリメイク版での変更点は、これまでの他の章とは異なり、やたらとチグハグ感を覚える点が多い。何か、制作上の問題があったのだろうか?
 ――いっぽうで、18章については、私は特に不満を覚えていない。そこでの演出は、今のところ
電波としか言いようが無いものの、私は良ゲーの電波シナリオはもってこいだと思っているからである。あの意味不明さは、初めてFF13のエンディング付近のシーンを見た時を彷彿とさせ、想像力を強く掻き立ててくれる。本作は、FF13とは異なり、最初から分作が前提とされている(まあ、FF13も、当初から「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」で3分作とする予定だったが…)。そのため、次回作以降でどのような物語が展開されるかということが、実に気になっているのである。うーん、やっぱり、早く続編を出してほしい!

 そんなわけで。前置きが長くなったが、低レベルプレイにおける16章の攻略を始めていこう。なお、前回15章は、バグの利用によりラストが
怪しい3連戦となっていたものの、章が進んだことにより、そのバグ状態は全て解除され、正常な動作をするようになった。
 …が、この16章の序盤戦である地下駐車場の戦いでも、再び
シナリオの一部をスキップできるバグ技が発見されている。やり方は、【参考動画】を見ていただけると良いが、簡単に言うと、駐車場でのバトル間で扉を開く前に、特定の動作を行っておき、その後の戦闘で即リスタートをすると、神羅ビルの外側から再開した時にイベントマスが反応せず、そのまま前進できて壁をすり抜けられるというものである。何だかよく分からないのだが、この場合、リスタートをしてもHPが回復していないという不具合が発生しており、恐らくリスタート処理が正常に行われていないことがバグの原因であると思われる。
 ――しっかし、まあ。このバグは、それこそ
リスタートをするだけで発生するというものであり、原理が割とハッキリしているWARNING壁抜けや無限逃走とは全く異なる部類のものである。15章の、アイテムで遅らせつつワイヤーで空中浮遊をするバグといい、まだまだ本作にはこのようなバグが眠っているかもしれない。というわけで、バグを探し尽くすためには、いろいろな場面であえて変な状況を作ってリスタートする、という調べ方も必要になってくることだろう。やっぱりバグゲーじゃないか!!

 ちなみに。このバグの利用後は、神羅ビルの入り口ホールで着地でき、そのままでは物語を進めることができないが、戻って“地下駐車場の最後にいるソルジャー3rdたち”を倒すことにより、物語の進行が可能になると、前述の参考動画に示されている。
 …そして、この際であるが、実は地下駐車場ラストの「H:ガードハウンド×2+ソルジャー3rd×2」だけでなく、
更にその一つ前の「G:ガードハウンド+上級鎮圧兵×3」も倒さなければ、物語が進行しない。が、Gのパーティは、開かない自動ドアから離れた場所に存在するため、そのままでは戦闘を開始できず、詰んでしまう。この問題を解決する手段は、ガードハウンドの「ネックバイト」を喰らって自動ドアを壁抜けすることである。そうすると、上級鎮圧兵たちのパーティと戦闘を開始でき、それを倒すことで物語を進められるのだ。上記の参考動画では、たまたまネックバイトによる壁抜けを発見したという趣旨の説明が為されているが、これが実はシナリオ進行に必須の手順だったのだ。偶然でこんな発見をしてしまうとは、やはりバグ勢は恐ろしい…!
 ――ちなみに。このシナリオ進行手順を経ず、バグ状態を維持したまま、特殊な手順で神羅ビルを登っていくという検証動画が作成されている
【検証動画@】【A】【B】【C】。が、残念ながらシナリオをスキップすることはできなかったようだ。うーむ、16章は、終わりが戦闘ではなく、「特定地点に辿り着くことにより終了する」というタイプのため、スキップできそうな雰囲気は醸し出していたのだが、残念…。代わりに、16章のマップがあちこちスケスケになっており、制作の舞台裏を知れるので、興味のある方は、是非とも検証動画を見ていただきたい。

「神羅ビルを1Fから全て探索可能にするのでは?」という意見もあったが、原作通りで良かった


 そうして地下駐車場での戦闘を終えると、次は、
章の中盤で神羅バトルシミュレーターを使うまで、一切の戦闘が存在しない。そんなわけで、イベントを見ながら進んでいくのだが、用意されている仕掛けは、移動のペースが遅くなったり、資料映像を操作キャラクターたちが止まって見る(つまりムービーと同じ扱いだが、スキップできない)などという類のものが多く、かなりの時間が掛かってしまう。
 ――まあ、「単なる文字での会話」「ムービー」にせず、キャラクターを操作しつつ物語を見ていく形式にしたことは評価できなくもないが、繰り返しプレイをしていると、
飛ばせないのがひたすら面倒になってくる。もし、この16章にも、9章:ウォールマーケットのように周回要素が用意されていた場合、非難轟々となっていたことだろう。同じように、戦闘だけを楽しみたいのに、延々と飛ばせないイベントを見なければならない場面として、8章のエアリスとの会話などが挙げられる。やれ、FF7リメイク第1弾は、同系統の一本道形式であるFF13からかなりの要素が変更されて遊びやすくなっており、“改善”と呼んでも良いものとなっているが、やはり純粋なバトルゲームと捉えた場合、FF13より劣る要素が多くなってしまう…。

 ところで。このパートでは、幾つか新しい武器を入手できるので、それらについて触れておくことにしよう。



 
「グランドグラブ」/ティファ/正拳突き:神羅ビル1回のうんてい地帯で入手できる。物理攻撃力こそ、5章ボス(現在ではスキップ技が開発されている)から入手できる「メタルナックル」と比べて5451と劣るものの、マテリア穴が24と増えており、ついでに魔法攻撃力も高いため、ティファの最終武器として使用可能である。「正拳突き」も、「かかと落とし」と比べて純粋な威力では劣るものの、バースト中の敵に当てるとダメージ倍率を+30%する効果があり、癖が無く使いやすい。初回・2回目のプレイでは、ティファは「バースト中のダメージ倍率を挙げてタコ殴りにするキャラ」ということを、この正拳突きの性能から学んだものだった。

 
「ハートビート」/バレット[遠]/ゼロレンジシュート:市長の秘書に、10000ギルを握らせると貰える。魔法特化の武器であるが、バレットは基本の魔力が低く、魔法攻撃役は「●マジカル」を装備した1名とすることが多いため、出番は少ないであろう。装備アビリティの「ゼロレンジシュート」も、不発となることが多く、使いづらさが目立つ。一応、バレットで範囲攻撃ができるというのがメリットになるのか…?

 
「キャノンボール」/バレット[近]/グランドブロウ:バトルシミュレーター近くのショップで、取り逃し救済として購入でき、本来は14章のベヒーモス撃破クエストの報酬として入手可能である。物理攻撃の値が最大であり、通常プレイならば「とっしん」の突破力を活かしたパワープレイで大活躍するが、今回プレイでのバレットは「遠隔攻撃でATBゲージを溜めてのサポート役」という役回りが定着しており、敵の攻撃が避けづらくなる近接武器は出番が難しい。「グランドブロウ」も、空振りをする使いづらい技という印象しか無い。



 そんなわけで、アイテムを回収しながらも、神羅ビルの内部を物語の流れに沿って探索していく。
 …なお、上層部へ向かう際には、原作FF7と同じく、非常階段かエレベーターかを選択していくことになるが、今回プレイでの選択も、原作の低レベルプレイと同じく、非常階段を使うことにした。理由も、ばっちり原作と同じく、
非常階段では戦闘が起こらないからというものである。経験値を回避できるなら何でもするのが低レベルプレイであり、その原則は23年が経っても変わらないということだ。
 ――ちなみに、原作の際は、この非常階段に「エリクサー」が1つ落ちていた。また、終盤にミッドガルを再訪する際に、この階段には「ベヒーモスホーン」という武器が落ちているのであるが、初回訪問時にエリクサーを手に入れた場合、上から階段を下って来なければベヒーモスホーンが入手できないという
変な仕様があった。しかし、リメイク版では、今のところ非常階段には何のアイテムも落ちていない。また、原作では、ベヒーモスホーン関連以外にも、特殊な方法で再訪時に手に入るアイテムが多数あるのだが、それらの扱いがどうなるかということも未定である。まあ、原作のミッドガル2回目は取り逃し要素のオンパレードであったものの、リメイク版ではチャプターセレクトがあるため、今後も同じシステムでリメイクが為されていくのであれば、大きな問題とはならないだろう。

本編最後の稼ぎポイント


 そんなわけで、しばらく物語を進めていくと、神羅バトルシミュレーターまで辿り着く。ここでは、久々の戦闘イベントとして、「市長最高」のチームと戦わなければならない。
この敵は経験値を持っているが、物語進行に必須のバトルとなっている。と言っても、内容はただのカッターマシン×2であるため、魔法特化のクラウドが「サンダラ」を連発することで、特に問題なく勝つことができた。

 その後は、シミュレーターのある場所を出て、上層に向かうことでシナリオが進行するが、ここでは神羅バトルシミュレーターを自由に使うことが可能となる。と言っても、
シミュレーターの敵は全て経験値を持っているため、低レベルプレイでは戦うことができない。一方で、チャドリーもこの場所に駆けつけ、「レポートの報告」「特殊マテリアの購入」「召喚獣戦」などを行うことが可能となる。例によって、召喚獣戦では無限にAPを稼ぐことが可能であり、17章でのチャドリーはチャプターセレクト時にしか登場しないため、この16章のシミュレーター場所が本プレイで最後の稼ぎポイントとなるのだ。
 …と言っても、今回は14章で大規模な稼ぎを行っておいたので、新規にやるべきことはそれほど多くない。16章で新たに手に入った武器アビリティの習得と、ミッション達成不可であったため15章が初の入手ポイントとなった
「●じかん」の育成、そしてチャドリーレポートの「装備アビリティ16種取得」の達成で購入可能となった「●わざたつじん」の成長が、この機会で新たに行うべき要素である。
 ――というわけで、例によってノーマルモードでシヴァを倒せることを確認したのち、各種の簡略化を使って、装備&マテリアの育成を行っていった。この16章では、14章の時と比べ、敵のレベルが25
30と上昇しているものの、こちらのレベルも上がっているため、むしろ相対的な戦力差は縮まったくらいである。そんなわけで、シヴァの撃破数を更に104体上乗せし、合計1321体として、ここでの稼ぎを終えた。もちろん、いつも通りセーブデーターは取っておく。というか、適時で上書きせず新規データーを作り、各章クリアくらいでPCを使ってバックアップ271MB!をしているだけであるが。

FF7では「海衝」が正しいらしい(本来の自然現象の用語としては「海嘯」)


 ちなみに。ここは、
初週プレイでリヴァイアサンと戦える最後の機会でもある。召喚獣は、召喚した際の火力も、装備品としての能力も、それぞれ悪くない性能を誇る。今回プレイでは、今のところイフリートとシヴァしか召喚マテリアを持っていないため、是非ともリヴァイアサンを入手したいと考え、ラストチャンスということでかなり頑張ってみた。
 …しかしながら、やはりというか何というか、
圧倒的な敵の防御能力を上回ることができなかった。敵のレベル35に対し、こちらのレベルは18(14章開始時)20(14章最後)23(16章)と、かなり戦力差は縮まってはいるのだが、やはり敵の防御力が凄まじく、こちらには決定打と言えるような攻撃がほとんど無い。しかも、敵の攻撃能力も低いわけではなく、範囲がとても広い「スピニングダイブ」や、回避不能の「大海衝」などで特大のダメージを与えてくる。長期戦を完全ノーダメージに抑えることは、恐らく不可能であろう。

 というわけで。今回は、頑張って敵を空中モードに移行させるまで戦ったりもしたのだが、
やはりHPを半分程度まで削るのが限界であった。しかしながら、これまでと比べ、遥かに状況は改善されており、現実的に勝てる可能性は存在すると思われる。
 …具体的には、「●HPアップ」「●MPアップ」によって持久戦の準備ができ、「●ガードきょうか」「●マジカル」によって基本部分の戦闘能力が上がっている。また、大技の「大海衝」は、ガードも回避も不能で3000という大ダメージを受ける
(マバリアで半減は可能)が、動作中にバーストをするとキャンセルされるため、これを上手に行いつつ、バースト中に大ダメージを与えれば、かなり長く戦うことも可能だろう。ただし、リヴァイアサンは「エネルギーチャージ」で力を溜めてから「大海衝」を使うのだが、大海衝をバーストしてキャンセルしても溜めたエネルギーはリセットされない。さすがに、FF13ほどは上手く行かなかったか。その他、イフリートとシヴァの召喚は、火力が低く使えないが、空中モード中に大技を放つと敵が降りてくるという特徴があるため、お互いに手出しのできない空中モードを使うより、地上でのほうが有利に戦える可能性がある。
 ――というわけで、
頑張ればこの時点でも勝てる可能性も十分に存在するだろう。今回プレイでは、ストーリー進行を優先したが、Lv23キャラvsリヴァイアサンというテーマで、本腰を据えてやってみるのも悪くないかもしれない。

 そんなわけで、ここでのやるべきことは終わったので、物語を先へと進めていく。
 …まず、バトルシミュレーターのあるフロアから階段を降りようとすると、
クラウドが元同僚であったという神羅兵から話しかけられるシーンが発生する。この会話中で出る「カンセル」は、「クライシスコア」に登場する人物のようだ。この会話は、クラウドの過去に関わる内容であり、例によって記憶障害のような演出が入るものの、映像だけを見るとクラウドが過去の黒歴史を詮索されて嫌がっているようにしか見えない。やれ、4章の、アバランチの宴会から追い出されるシーンのガチ目な居心地の悪さといい、こういうプレイヤー側のトラウマをほじくり返すのは、あまり良くないと思う…。
 ――その後は、神羅重役たちの会議を、原作と同じく、トイレの通気口から覗くシーンが入る。この場面では、本作の発売初期から、
ゲームが進行不能になるバグが数多く報告されている。どうも、本丸の会議室ではない、“途中の2つの部屋を覗いた場合”に、本来なら×ボタンで戻れるはずが、戻れなくなり、それ以上ゲームが進まなくなるという内容のようだ。ゲーム本体がダウンロード版だと起こりやすいという話もあり、実際にパッケージ版の私には起こったことがないのだが、詳しい原因は不明である。回避法としては、途中の部屋を覗かず、物語進行に必須である“一番奥の会議室”だけを見れば良いという。やれ、これまで私は、本作をバグゲーと呼んできたが、こういう進行不能バグを褒め称えているわけではなく、あくまで遊べるバグと、それを発見してしまうバグ勢を称賛しているだけである。こういう不利益なだけのバグは、今や常套手段のアップデートを用いて、サクッと修正してほしいものだ。

まず本体には眠ってもらい、オプション狙いでゲージを補充して味方を強化


 会議室の覗き見を終えて進むと、いよいよ16章のボスである
「サンプル:H0512」と戦うことになる。この戦いでは「OPT」(以下、オプション)という合計3種類の使い魔が登場するが、全て経験値はゼロである。良かった…アプス(2回目)戦の悲劇はもう繰り返さなくて良いんだね…!
 …ちなみに、この敵は、オリジナル版でも神羅ビル/宝条研究室でのボスとして、ほぼ同じ場面で登場していたが、オリジナル版ではレッドXIIIの初参戦のバトルとなっていた。見た目に関しては、オリジナル版では何が何だかよく分からない化け物であったが、リメイク版では、バイオハザードにでも登場しそうな巨人として演出されている。なお、名称の「H0512」には、特にこれと言った意味は無いようだ
(512=29?)。ちなみに、【初代FF7のおさらい低レベルクリアー・第2話】では、「サンプル:H1502」と豪快な誤記が為されていたが、私はこれを書くまで全く気付いていなかった。

 それでは、今回プレイにおけるサンプル:H0512戦の攻略に入っていこう。敵には、これと言った弱点や耐性は無く、雷属性を半減するのみである。ステータス異常は、睡眠・沈黙・ストップ・バーサクが有効であるが、沈黙状態は何も行動を封じられないので意味が無い。部位として、左手が存在し、これを破壊すると「左手再生」で復活するまでヒート状態となるため、
「左手を破壊」「バーストして一斉攻撃」が基本的な流れとなる。左手は、本体の最大HPの9%=4088(4089?)のHPを持ち、本作本システム上、左手に与えたダメージは本体にも蓄積されるため、迷わず左手を攻撃していこう。バトルは、全3段階であり、段階によって登場するオプションの種類が変わるほか、後半に行くにつれ攻撃が激化していく。
 ――さて、こいつの攻撃で最も注意すべきなのは、
である。敵は、バトル開幕で必ず「怪しい息」を、第3段階の初手でも「魔晄の息」を使用し、それぞれとりあえずバイオがごとく毒状態を付与してくる。味方側は、毒を受けると約2分でHPが1まで減ってしまうため、これは必ず防がないといけない。例によって、リーダーが攻撃を避けても他の味方が喰らってしまう場合が多いので、今回も「レジスト♂」を使って、確実な防御をしていく。やれ、次に低レベルプレイする時は、真っ先に「●ちりょう」を育成して、レジストを使えるようにしておかないといけないな…。

 そんなわけで、H0512の第1段階と戦っていく。この段階での敵は、HPを20%削るだけで第2段階に移行するので、とりあえず左手を破壊してヒートし、その後にバーストして適当に殴っていれば良い。この段階のオプションは、微弱ダメージの物理攻撃のほか、「ファイア」「ブリザド」で攻撃を行ってくる。ダメージは大したことが無いが、
ひるまされて行動が中断されることがあり、なかなか厄介である。
 …さて、H0512本体は、近接攻撃に対して「カウンターグラブ」という攻撃で拘束攻撃を行ってくる。そのままだと、少し経ったのちにガード不能で1500という手痛いダメージを受けるが、他のキャラクターがATBゲージを消費する攻撃でダメージを与えると、拘束状態が解除される
(ただしバレットの遠隔攻撃では解除されない? 詳細不明)。よって、拘束解除にATBゲージを使ってしまうため、なかなか攻撃や補助といった本来の目的を行いづらくなる。
 ――よって、本バトルでは、開幕にATBゲージを全快にしたうえで、更に強化もまとめて行っておく。具体的なやり方としては、
最初にH0512本体に「スリプル」を掛け、オプションを攻撃するのである。オプションのHPは4080もあるので、無理に倒さなくても良く、攻撃してATBゲージを補充するだけで良い。そうして、バレットはサッズ△がごとく「ヘイスト」を配り、ティファは「秘技解放」をしたのちに「レジスト♂」を貼る。クラウドは、魔法攻撃要員として攻めの要となるため、ゲージを2本分温存しておく。

 そうして、いい感じに準備ができたら、クラウドは溜めていた2本分のゲージを使って、「ファイア×2」を左手に撃ち込む。ファイア系を使うのは、サンダー系は敵の耐性によって半減されてしまうこと、そしてファイラでなくファイアなのは、後半戦にMPを取っておくためである。
 …その後は、主にクラウドが、近接攻撃でATBゲージを補充しつつ、「ファイア」を左手に撃ち込んでいく。その過程で、「カウンターグラブ」によって掴まれてしまったら、ティファが適当な攻撃を入力して拘束を解除すれば良い。
 ――そうして攻めていると、左手を破壊できるので、まずはゲージを余らせていたバレットが、ここぞとばかりに、
2ゲージ版の「フュエルバースト」を撃ち込む。その後は、「バーストスラッシュ」「バックフリップ」を少し当てれば相手をバーストできるだろう。第1段階は、HPを20%削れば終了であり、左手を破壊した時点で既に9%が削れているため、バースト中は適当な技を当てていけば良い。敵は、HP80%を切っても、「左手再生」を行ってから第2段階に移行するため、その間にもボコスカ殴ってATBゲージを補充しておく。

「ファイラ×2→スリプル→ファイラ×2」で左手を破壊する


 続いては、第2段階である。この段階では、オプションの種類が変化するほか、削るべきHPが全体の40%と
2倍になる。
 …まず、第2段階以降では、本体は「ひっかく」のという技が、
スケートのように思いっきり滑って腕を振り上げるという豪快な技になっており、注意が必要である。ただし、ダメージは300程度と恐れる必要がなく、むしろ行動中断のほうに気を付けていくべきである。
 ――また、オプションは、痙攣したかのような狂った動作で「突進」という攻撃を仕掛けてくる。これも、威力はそれなりであり、ひるまされる効果のほうに気を付けたほうが良い。どうも、H0512本体もオプションも含め、このバトルのテーマは「ひるみで拘束しつつ、ステータス異常の毒によってHPを削っていく」という方向性のようだ。ああ、道理で、ハード攻略の時は
MPを余らせたうえでの「ケアルガ♂」でゴリ押しできたはずだよ…。

 そんなわけで。第2段階では、
まずクラウドが「ファイラ」×2を左手に撃ち込んだあと、本体を「スリプル」によって眠らせる。敵は、第1段階と比べて、制御しやすい「カウンターグラブ」を使う頻度が下がっており、暴れられるとさすがに苦しいので、「ファイラ×2→眠らせる→寝起きのファイラ×2」というパターンで、本体に行動させずに左手を破壊してやろうという作戦である。もちろん、ATBゲージの補充は、本体が眠っている間にオプションを攻撃することで行い、他のキャラクターは「ヘイスト」「レジスト♂」で味方を強化しておく点は同じである。
 …そうして、左手を破壊してヒート→バーストとできたら、今度はティファが、あらかじめ溜めておいた
「掌打ラッシュ」「爆裂拳」「正拳突き」の連打で一気にダメージ倍率を伸ばす。この際、ティファには「●ATBれんけい」を付けており、「正拳突き」の2連打でクラウド・バレットのATBゲージが0.6スロット分だけ補充され、かなり良い感じである、クラウドは「破晄撃」で大ダメージを与えていく。破晄撃は、当てづらさがネックであるが、MP消費ゼロで威力自体はラ系魔法とほぼ同じなので、“弱点を突けない相手への魔法攻撃手段”としては上質である。
 ――そうして、ギリギリのところであったが、1バーストでHP40%を削り、第2段階を終了させることができた。終了時は、例によってムービーが入る前に「左手再生」を使うため、その間も通常攻撃で殴って、ATBゲージを補充しておく。

無限逃走のお供としてお馴染み。攻撃としても、非弱点のガ系魔法2発ぶんくらいの威力がある


 ラストである。第3段階では、開幕で演出付きの「魔晄の息」を使い、ダメージ床を作成してこちら側に
毒+スロウ状態を付与してくる。これを踏んでしまうと、ATBゲージの補充速度が遅れるうえにHPをじわじわ削られてしまい、相手に戦闘の主導権を握られて続けてしまうのだが、今回は事前に「レジスト♂」で対策してあるため、大きく恐れる必要は無い。
 …また、この状態のオプションは、「自爆」を使ってくる。そのダメージは約500となかなか大きいので、敵が消滅するまでしっかりとガードして待ったほうが良い。ちなみに、
地味にこれにより「てきのわざ」の「自爆」を覚えられる。タイミングがかなり遅いものの、無限逃走バグのお供として人気の技である。その他にも、通常の攻撃手段としても、魔法攻撃であり、弱点属性でないガ系魔法の2発ぶん、破晄撃だと2.5発ぶんくらいの威力があるため、クラウドがエアリスの最終攻撃手段として使える場面がある…かもしれない。

 そんな第3段階での戦い方は、基本的には第2段階と同じである。ただし、実戦時には、「ファイラ×2→スリプル→ファイラ×2」の時に、間違えて
眠らせてすぐ起こしてしまうという致命的なミスを犯し、その後の展開がかなり苦しくなってしまった。
 …ただし、最終段階で使える切り札として、
「3回までの『ストップ』」や「召喚獣」が残っているため、まだまだ余裕は存在する。というわけで、それらの手段も使っていき、相手のバーストを狙っていく。オプションが全て自爆するまで生き残れば、敵の数が減り、むしろ第2段階より楽になるくらいである。ラストは、ダメージ倍率を250%にまで高めたうえでのティファのリミット技を叩き込み、豪快な撃破を決めていった。

動画



こいつの「装甲解除」には、なぜかボスの大技並みの威力がある



 16章(途中、バグを使って戦闘を回避している)
 
クラウドLv22(1078) バレットLv21(3308) ティファLv22(1676) / [エアリスLv22(1401)]
 
経験値 / 上級警備兵:189 上級擲弾兵:141 ソルジャー3rd:525 ガードハウンド:145 上級鎮圧兵:251 サンプル/H0512:1300 強化戦闘員:247

 
逃げられなかった方々
 
A+B 上級警備兵×6+上級擲弾兵×2 経験値1416 … 駐車場で戦う最初のパーティである。こいつらを倒したあとの扉を使い、例のバグ状態を引き起こす。
 
H+G ガードハウンド×3+ソルジャー3rd×2+上級鎮圧兵×3 経験値2238 … バグ利用で玄関ホールまで行ったのちに、戻ってこのパーティを倒すと、物語を進められる。上級鎮圧兵たちと戦うためには、ガードハウンドの「ネックバイト」を受けて自動ドアをすり抜ければ良い。
 
K カッターマシン×2 経験値720 … バトルシミュレーターの「市長最高」で戦う。物語進行に必須の手順である。
 
L サンプル:H0512 経験値1300 … ボスである。ちなみに、使い魔の「OPT」は全て経験値を持っていない。良かった…。
 
M 上級警備兵×2+上級擲弾兵×2+上級鎮圧兵×2 経験値1162 … 宝条が用意した雑魚兵士である。何をもってこれで制圧できると思ったのか?
 
Q 重装甲戦闘員(→強化戦闘員)×2 経験値494 … 宝条が用意したガンダムである。「装甲解除」で強化戦闘員に変化させてから倒したほうが経験値が少なくなる。

 
逃げられた方々
 (なし)

 
合計戦闘回避率:0/8
 
クラウドLv22(1078)→Lv24(814) 獲得経験値7330
 
バレットLv21(3308)→Lv23(3470) 獲得経験値7330
 
ティファLv22(1676)→Lv24(1792) 獲得経験値7330
 [エアリスLv22
(1401)→Lv24(208)] 獲得経験値5870


 参考:バグ利用地帯を通常攻略した場合

 
逃げられなかった方々
 
C+D 上級警備兵×2+ソルジャー3rd×2 経験値1428 … 例のバグで「リスタート」を使用する区域に出る敵である。
 
E+F ガードハウンド×3+上級警備兵×2+上級擲弾兵×2 経験値1095 … 倉庫のような場所で戦う敵で、バグによって戦闘を回避できる。結局、豪快なバグを使ってイベントをスキップしても、僅か4パーティぶんしか戦闘を避けられなかったことになるのか…。

 
クラウド 経験値 -2523
 
バレット 経験値 -2523
 
ティファ 経験値 -2523
 [エアリス] 経験値 -1989



 というわけで、15章で獲得した経験値・および回避できた経験値は、上記の通りである。本来の入手経験値は約10000であるが、バグ利用で序盤の戦闘の一部をスキップすることにより、その1/4に当たる
約2500の経験値を削ることができた。
 …やれ、この章は戦闘自体は少ないものの、
1個のパーティに出る敵の数がやたらと多く、しかも避けられる戦闘が一つも無い。そのうえ、味方側のLv21〜22に対し、敵Lv31というのは、恐らくレベル固定系の相手以外では最大の戦力差であろう。そのため、短めの章ながら、大量の経験値を得てしまい、全員が一気に2つずつレベルが上がってしまった。せっかく、最近の章では、少しは低レベルらしい雰囲気になっていたのだが…。
 ――ちなみに、順番が逆になってしまうが、ボスであるサンプル:H0512撃破後には、宝条研究室の上層で
2回の雑魚戦がある。しかし、1戦目は、魔法特化のクラウドが「●せんせいこうげき」から「ファイラ♂」あたりを放っていけば瞬殺可能であり、2戦目については、敵が装甲を解除して強化戦闘員になってから倒すようにすれば問題ない。この際、敵が変化時に使う「装甲解除」を喰らうとボスの必殺技並みの特大ダメージを受けてしまうという謎の特性がある。私は、それで魔法特化のクラウドが倒されてしまい、もう1体の重装甲戦闘員を削るのにかなり苦労をしてしまった。

 そして。いよいよ、次は17章である。前半は、広大などらを探索していき、後半は1本のRPGのラストに相応しいボス連戦が行われる。このボス連戦は、
「ジェノバBeat」「ルーファウス」「ハンドレッドガンナー」の3連戦と捉えられることが多いが、その前の「ソードダンス」戦と、その後の18章のラスボス連戦を含めると、凄まじいボリュームのボス連戦と考えることも可能である。さあ、低レベルプレイも、いよいよクライマックスだ。しかしその前に、17章ではどれだけ経験値を避けられるか検証しなければ…。

 

(2020年8月27日) 137 PV

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