FF9/回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌 - やり込みinFF

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回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 



ちなみにFF13でも、8章ムービーにて、コクーン側の召喚獣としてラムウが登場している


 アレクサンドリア城から抜け出した後は、ガルガントがトレノで止まる予定が一気にリンドブルム近くまで移動し、ピナックルロックスの探索に入る。ここでは、召喚魔法の解禁イベントとして、
ラムウの試練を受けることになる。成功すれば、「ペリドット」を一足先に入手できる。
 …と言っても、内容は、狭いダンジョンを探索して、5つの「物語」を集め、それを正しい順番に並べ替える…という簡単なものだ。しかし、
初プレイ時に小学生だった私には、これですら難しく、文章の意味が全く分からなかった記憶がある。恐らく、文字を見ているだけで、読んでいなかったのだろう。
 ――ちなみに、その「物語」は、FF2の序盤の展開をモチーフとしたものである。また、5つの物語のうち、1つは不要であると示されている。まともに解くとなると、冒頭に来るのは「発端」「協力」であるが、
「協力」を先に使うと「発端」を入れる場所が無くなるので、「発端」「協力」とするのが適切であろう。また、「沈黙」「その帰り」と書かれているので、場所か目的が書かれた文章の続きにしか入らない。「発端」「協力」のどちらからでも繋がると言えるが、まあ前述の検討の通り、「協力」の後に入れるのが良いと思われる。そして、文章の結びとして、「英雄」「人間」のどちらか一つを入れると良い。つまり、順番としては、「発端」→「協力」→「沈黙」→「英雄or人間」ということになり、英雄か人間のどちらかが不要ということになる。まあ、因縁を付けようとすれば、これ以外の解答も可能だろうが…アレだよ、わざと微妙な問題を出して、こちらの反応を試しているパターンなんだよ。

 ちなみに、「ペリドット」は、宝石の1つである。現実世界では、8月の誕生石となっている。鉱物としては橄欖かんらん石と呼ばれ、主に
緑色を示す。なお、見た目が美しい宝石という以外には、これと言った用途は無いようだ。
 …そして、FF9世界での利用用途を紹介しよう。まず、アクセサリとして装備すると、パラメーター補正は無いものの、「ラムウ」「サンダラ」を覚えられる。FF9では、ハード性能の限界か、敵が1体か2体で登場する場合がほとんどであり、召喚魔法は空気のような扱いを受けている。ただし、
宝石の数を増やせば増やすほど威力数値がアップするという仕様があるため、縛りプレイなどでは、宝石を99個集めて高威力の攻撃手段として使われることがある。
 ――そして、この「ペリドット」についても、このラムウのイベントのみで手に入るものではなく、直後から出現する「グリフォン」の撃破報酬のほか、
因縁のモンスターであるストローパーから64/256枠で盗むことが可能となっている。グリフォンのほうは、256/256という確定枠で手に入るという念の入れっぷりである。まあ、FF8みたいに、一度しかないチャンスを見逃した瞬間にリストを永久に埋められなくなるというよりは良いであろう。

 また、ペリドットを含む宝石アイテムは、
戦闘中にアイテムとして消費すると、HPを回復するという効果がある。回復量は、宝石の種類と所持数によって決まっており、「所持数が多いほど」、また「12月の誕生石に近いほど」、回復量が大きい。準備を整えれば、4桁のHPを回復することも容易である。
 …やれ、FF9では、購入できる回復アイテムは「ハイポーション」で終わりであり、HP450回復と、せいぜい中盤までが関の山という感じになっている。その後は、通常プレイであれば、ケアルラ・ケアルガといった回復魔法や、「いつでもリジェネ」を使えば問題ないのだが、それらが利用できない縛り…例えば、「初期武器+防具装備なしクリアー」などと言った制限プレイでは、宝石による回復が命綱となるのだ。ただ、その数と質を確保するためには、「原石」から調合するにしても、完成品を集めるにしても、かなり長時間の稼ぎが要求される。その昔、
【初期装備+β】という題名で、似たような縛りをやったことがあるが、「宝石アイテム制作のための原石集め」に加えて、「キャラクターのレベル上げ」「バトル自体の長さ」の三重苦であり、しかもラスボスが倒せなかったこともあって、プレイは著しく苦痛な内容となった覚えがある。
 ――ところで、どうでも良いのだが、宝石でHP回復というのは、どういう原理なのだろうか。魔術的な存在に祈るのか、粉にして塗るのか、はたまた
ウメーウメーという感じでバリバリ食べるのか…。

 そんな感じで。ピナックルロックスでの「ペリドット」入手イベントは、スルーしても良かったのだが、まあ特別に飛ばす理由もないということで、今回プレイでもしっかりと完遂し、一足先にペリドットを入手しておいた。
 …ちなみに、その入手イベントでの「物語」は、前述の通り、FF2をモチーフとしている。私は、FF2を、GBA版で遊んだことがあり、追加要素の「ソウル・オブ・リバース」までプレイをした。そして、今後は、FFシリーズの1作品として、何らかの形でプレイ日誌を連載したいと思っている。その際に使うバージョンは、近々発売されるという
ガッカリ版ではなく、恐らくVitaTVでのPSP版になるであろう。持ってて良かったVitaTV!

これはホントに私もそう思う


 そして、ピナックルロックスを抜けると、次は召喚獣でリンドブルムが崩壊するムービーを見せつけられる。さすが、当時は「FF=ムービー」という印象が強かっただけあって、非常に豪華な作りである。このレベルの作品が、約1年の間隔で出ていた時代もあったのさ…。
 ――ちなみに、アレクサンドリア軍の攻め方としては、「@船からの砲撃」「A黒魔道士をワープさせて内部を殲滅」「B召喚獣で大規模な破壊」「C地上軍を進めて占領」となっている。こう考えてみると、
Aのタイミングがおかしく、実際にBの召喚獣による攻撃では、味方であるはずの黒魔道士兵まで巻き込まれてしまっている。しかしながら、むしろ黒魔道士を使い捨てとして考えれば、Bで一緒に処分してしまったほうが都合が良い。黒魔道士は、生き物・仲間といった扱いではなく、価格の安いAI兵器のような考え方なのであろう。

 その後は、崩壊したリンドブルムを探索していく。と言っても、新たに手に入る宝は、劇場街のギルなど、ごく僅かである。
 …その他のポイントとしては、合成屋のラインナップに、幾つか新顔が追加されている。ここで重要なのは、ジタン用の新たな武器である
「エクスプローダ」である。刀魂放気での追加ステータスは「迷惑」であり、まあ役立つ場面は無いと言える。また、アビリティは「リーチセブン(ジタンのHPの下1桁が「7」のときのみ、7・77・777・7777のいずれかの固定ダメージ。それ以外の時は1ダメージ)「ライフデジョン(ジタンが死亡してMP0になる代わりに、他の味方のHP&MPが全回復)というものであり、どちらも役立つ場面があるのだが、本プレイでは、固定ダメージ禁止・回復禁止の制限に引っかかり、両者とも使用できない。
 ――ということで、エクスプローダの利用価値は、
完全に物理ダメージを与えるための武器ということになる。敵の防御力次第だが、だいたい「オーガニクス」の1.5倍のダメージを与えられる。低レベルでの、「○○キラー+MP消費攻撃」での与ダメージは、1000を超える程度と言ったところだ。そして、他キャラにも、これに匹敵する火力があるため、だいたい1ターンで3000くらいは削れ、ボスでも2〜3ターンの攻勢で倒せることがほとんどだ。FF9は、初期レベルでも、火力が高すぎる。最大HPとMPが低いこと以外に、低レベルさを感じる要素が全く無い…。

特に意味も無くアーモデュラハンと戦ってみました(サンダラで一撃)


 そんな感じで、リンドブルムでの準備を終えると、次はク族の沼からフォッシル・ルーを通って、外側の大陸へと向かうパートである。
 …ここでは、まずクイナを再び仲間とする。「無事だったのか!?」「クレイラからひとりで帰ってくるのは大変だった」で済まされるのは、ゲームだからという感じである。まあ、
「DISC1で仲間にすると死亡してゲーム中盤以降で登場しない」というパターンでないことは良かった。

 そうして、ダンジョンであるフォッシル・ルーの探索を始めていく。
 …ここでは、入ってすぐに、機械兵器である
「アーモデュラハン」に後ろから追いかけられる。ゲーム的な攻略面としては、バイオハザード4のような振り子の仕掛けを避け、戦闘を回避していくことが良いのだが、せっかくだからということで、開幕で反転して、男と男の戦いを挑んでみることにした。だが、何と言うことはない。開幕の「デス」をリフレクで跳ね返し、ビビの「サンダラ」で一撃必殺である。まあ、FF8でのX-ATM092のように、場合によっては何度も戦うことになる相手なのだが、これはさすがに弱すぎるというものであろう。なお、戦闘は必ずバックアタックから始まるため、こちらも隊形を反転させて挑んでいったが、それすら必要なかったことになる。
 ――ちなみに、敵は物理防御力が高めで、「○○キラー」も無効であるため、物理攻撃は得策ではないようだ。
このような特性も、ほぼ注目されることは無い。昔の低レベルプレイは、ストーリークリアのみを一直線に目指す合理的な構成だったゆえか。それとも、コイツが弱すぎるからか…。

 その後は、ボスである“美の狩人”
「ラニ」と戦う。このキャラクター、初代PS版の頃からそうだったが、リアルタッチのかなり熱苦しい顔をしており、FF9の表現に合わせて頭身も低いため、異様に濃いグラフィックとなっている。今回のリマスター版では、そのご尊顔が、更にくっきり描写されるようになった。まったく、ヒロインのダガーといい、もう少し女キャラクターのグラフィックは何とかならなかったのか。
 …さて、こいつは、黒のワルツ2号とは逆であり、ダガーを優先して狙う。特に、
開幕の行動は、必ず「ダガーに打撃を行う」で確定である。ただ、物理防御力を固めてダガーを後列に置けば、開幕の1発は耐えられるため、その時間を使って準備を整えれば良い。
 ――ということで。実戦では、「ジタンの武器を、あえて1ランク下の『オーガニクス』とし、刀魂放気で暗闇状態を掛ける」「ダガーは、自分に『リフレク』を使い、魔法攻撃から身を守る」「ビビは、MP切れを想定し、『ためる』を1回だけ使ってから攻撃する」などと、いろいろな作戦を考えていったが、何と言うことはない、
いつものように全力で攻撃して、4人が戦闘不能になる前に相手を倒せれば勝ちというバトルであった。特にジタンは、わざわざ弱い武器を装備したうえで「刀魂放気」で1ターンを潰したが、明らかに最初から殴っていったほうが良かった。敵のHPは5709しか無いため、全力で攻撃できれば2ターンで片が付くからである。
 うーん、「全体攻撃を属性防御で防ぎ、単体攻撃は『フェニックスの尾』で回復させる」というパターンを変えたくて、回復禁止という条件を設定したけど、それはそれで、ただ単に力押しするだけの内容となってしまった。縛りプレイの条件設定というのは難しい…。

動画



この区間で画像を1枚選ぶのならばコレは外せない


 そうしてラニ戦が終了すると、しばらく強制戦闘は無く、ダンジョンと町を順番に回っていくパートとなる。
 …具体的には、「フォッシル・ルー」「外側の大陸
(ワールドマップ)「コンデヤ・パタ」「黒魔道士の村」という順に、各地を訪れることになる。このパートでは、新たな大陸に進出するということもあって、雰囲気が大きく変化し、強い冒険感が得られる。やれ、昔のFFと今のFFには違った魅力があるが、このように世界の様々な場所を訪れて異国情緒を味わえるのは、過去のFFに特有のものであると思う。

 というわけで、まずはラニ撃破後のフォッシル・ルーである。
 …ここでは、内部のマップが入り組んでいるように思えるが、構造の概要を掴んでおけば、そこまで複雑怪奇ということもない。まず、最初の“盗掘屋”が居る分かれ道では、画面上
(奥)が順路であるが、最初に下(手前)へ行くと、「妖精のピアス」が手に入る。次に、そこからしばらく道なりに進んでいき、長い階段を登ったあとにある「予備転換点スイッチ4」では、押してから進むと、「ラミアのティアラ」を手に入れられる。そして最後のツタのあるフロアは、まず伝説の剣のようなスイッチを押さずに、どちら方向からでも良いので進んで、「サバイバルベスト」を回収したら戻ると、ジタンからすら「ホントにお宝があるのか?」と評価される、微妙感満載の採掘ミニゲームの場所も無駄なく訪れられる。
 ――ちなみに、バトル面においては、強制戦闘が無く、これと言って有用な戦利品も存在しないため、ただ単に「とんずら」で逃げていけば良い。なお、
この辺りから、敵の魔法攻撃を防ぎきれず、一撃死をすることが増えてくる。本プレイでは、「回復禁止」としつつも、戦闘終了後の回復は特に禁止していないため、回復アイテムを使って乗り切っていくことにしたい。
 そして。伝説の剣を
刺すと、ガルガントに捕まって、出口へと向かうことができる。こうすると、もうそれまでの道には戻れなくなり、フォッシル・ルーを探索する機会も永遠に失われることになる。ただ、外側の大陸でも、ショップや仲間の加入などで戦力を大きく強化できるため、ここで戻れなくなることによって詰んでしまったという話は聞いたことがない。一応、本プレイでは、セーブデーターを取っておいてから進めていく。まあ、リマスター版ということで、ゲーム冒頭からの大半を別の場所にセーブしているのだが。

 続いて。「外側の大陸」を探索するパートである。まずはク族の沼まで進み、いつものようにカエルを
絶滅させる。その後、奥の足跡でチョコボを呼び出し、チョコグラフの「枯れた砂浜」を掘り出しておく。「ペリドット×12」は、召喚獣の試練による秘宝がこんな大量に埋まっているなんてと言いたいところであるが、ラムウによる与ダメージを概ね1.5倍程度に強化してくれるものとして、重要な役割が存在する。
 …その後は、黒魔道士の村に行こうとしても、無限ループをするだけなので
(試した)、まずはコンデヤ・パタに向かう。アイテムを回収しつつイベントを進めていき、ショップでは「魔法の腕輪」「ラミアのティアラ」「みこしかつぎ帽子」と言った、力や魔力に補正のある装備品を購入する。
 ――そして、イベント終了後は、黒魔道士の村へと向かう。ここでの目玉は合成屋である。ジタンの更なる追加武器である
「ルーントゥース」では、○○キラー+MP消費攻撃のコンボで、約1500もの物理ダメージを与えられる。また、「イクステンション」では、女性用装備ということでビビが装備できないものの、雷属性を強化するという効果があり、ラムウ召喚による攻撃力を増やしてくれる。ちなみに、“イクステンション”とは、ネイル(爪の装飾)に関係する用語のようだ。ほう、ダガーだけでなくビビも手袋を付けているので、隠れオシャレ的な感じで何とかなりませんかね…。
 そうして、黒魔道士の村で一泊をした後は、再びコンデヤ・パタに戻って、
例の結婚イベントを鑑賞する。もちろん、会話は連打をしないようにし、ビビとクイナにも結婚させるということを忘れない。結婚(仮)とか言うのが流行ったのは、今から5年くらい前だっけ?

 なお、その後、更にゲームを進めると、クイナが離脱してエーコが加入してしまう。通常、それが問題とされることは少ないが、今回はAP稼ぎの効率が下がることを問題視した。というのも、
クイナが抜けると、「ニードルフォーク」の追加効果を使った石化が行えなくなり、ビビの「ストップ」でしか経験値0で敵を倒せなくなってしまうからである。
 …そして。今回は戦法の都合上、アクセサリの「イクステンション」で雷を強化しつつ、「ペリドット」で覚えられるラムウを召喚したかったため、
とりあえずラムウだけは覚えておくことが確定していた。ということで、黒魔道士の村の宿屋が無料であることを利用し、その近辺の森で稼ぎを行う。敵としては、グリフォンとザグナルしか登場せず、グリフォンは反射不可能の「エアロ」「エアロラ」確殺をしてくるため厄介なのだが、どちらも敵は1体であり、2APをくれるうえ、ストップの成功率もそれなりにある。そのため、僅かな時間で、AP30の「ラムウ」を覚えることができた。
 ――ということで。ここでは、ビビ1人でも、あまり苦戦せずに敵を停止させられることが分かった。そして、この後に加入するエーコは、新キャラということで、取得すべきアビリティも多いであろう。そのため、クイナ加入中の稼ぎは、ダガーへのラムウのみで終わりとしておいた。

 ちなみに。この森では、
精霊モンスターのレディバグが出現する。原石2個でAP20をくれる嬉しい奴であるが、今回プレイでは、【第6話】で触れた通り「原石の使用=敵への回復行動」と解釈しているため、現段階では使用を封印している。
 …というわけで。レディバグには、出現するたびに、打撃を加えてお帰りいただく。
は、「う、うわーっ!」という、あまり痛くなさそうなメッセージとともに逃走をしていくが、何度でも出てくる辺り、蚊に刺されたくらいにしか感じていないだろう。

人喰いはプリオン病になるのでマジでやめたほうがいい


 さて。ペリドットから「ラムウ」のアビリティを取得できたので、次はコンデヤ・パタ山道へと進んでいく。
 ――ここでは、クイナが離脱し、FF9の
真ヒロインであるエーコが仲間になる。このキャラクター、旧DISC2の終盤という遅めのタイミングで加入するということもあってか、物語でも戦闘面でも、出番が極めて充実している。一応、FF9は、ダガーとエーコのダブルヒロイン…というか、そこにフライヤも加えれば、同年齢・年下・年上と、ある意味で王道どころか揃っていると言えるが、私はエーコこそがFF9の真ヒロインであると断言したいのだ。

 まず、物語面での活躍を述べてみよう。この、ゲームが半分は進んだタイミングで加入するということもあって、エーコには凄まじい密度のイベントが用意されている。まずは、加入時に流れるBGMは、
「あ、これ『エーコのテーマ』だ」と一発で分かるような曲調であり、開幕から印象に残ってくれる。なお、DISC3冒頭では、この曲の更なる別バージョンが流れる。この曲は、「マダイン・サリの娘」という題名で、「サウンドトラックプラス」のほうに収録されている。主題歌のアレンジを取っていくとは、さすがメインヒロインの風格である。
 …そして、マダイン・サリに辿り着いてから行われるイベント、通称:
「エーコの台所」は、ミニゲーム的な要素を含みながら、エーコのキャラクター性とFF9の世界観を説明するという、お得感の強いイベントである。この料理シーンでも、先ほど披露された「エーコのテーマ」が引き続き流れ、キャラクターの印象を更に強くしてくれる。そして、ここまで加入時に印象的な演出が為されたのだから、さすがにその後は他のキャラクターと同じくらいの扱いになるだろう…と思いきや、DISC3の冒頭では、ラブレター大作戦にて、主導的な役割を果たす。
 ――また、見た目についても、ダガーは3Dモデルが
濃すぎる見た目であり、フライヤは獣人・お姉さん属性という枠であって恋愛ヒロインという雰囲気は無い。それに対して、エーコは違和感が少ない3Dモデルで、魅力を良く表現できている。なお、年齢は6歳と言うことで、そこはかとない犯罪臭を感じるが、まあこれで10代とかだったら完全にダガーの需要を喰ってしまうので、上手く差別化したと言えるだろう。

 そして。ここからは戦闘面となるが、
バトルでのエーコは、もはやダガーとは比べ物にならないほど、露骨な優遇が為されている。まず、FF9では、アイテムを使った回復が「ハイポーション」で頭打ちとなるため、特にこだわりが無い場合、メンバーには白魔法を使えるキャラを投入することになる。その対象となるのは、ダガーまたはエーコの2名である。しかし、この「白魔法の性能」という時点で、エーコのほうが、「ケアルラ」を初期装備から使えたり、「ホーリー」「アレイズ」を覚えられたりと、ダガーに対して優れた点が目立つのだ。
 …まあ、でもダガーには多彩な召喚獣があるから、と言いたいところであるが、上のほうで述べたように、
FF9では敵が1〜2体程度しか出ない場合が多く、攻撃系の召喚魔法は不遇である。エーコは、カーバンクルとフェニックスによるサポートが有用なほか、エーコのレベルが43以上なら、「マディーン」の威力はホーリーを超える(※ただし、後述するショート版/ロング版の補正により、単体への与ダメージは「ホーリー」のほうが上になる場合が多い)。なお、マディーンが使用可能となる「飛空艇入手後」で、聖属性を弱点とする敵は大量に居るが、逆に軽減する敵と言ったらヤーンくらい(半減)であり、状況を選ばずに使っていけると断言して良い。白魔法だけでなく、召喚獣の性能すら、エーコのほうが上なのである。
 ――そのうえ。ダガーは、DISC3の序盤が終わったあたりから終盤までの間、イベントの都合により、「コマンド入力が25%の確率で失敗するとともに、トランスゲージも消えてしまう」という
恥ずかしい呪いを受けてしまう。この時期は、ちょうど「船を入手してから、飛空艇が使えるようになるまで」の間であり、様々な場所に寄り道が可能である。というわけで、この自由度が上がるタイミングで、キャラクター性能が大幅に劣化してしまうというのは痛く、ここでダガーとサヨナラになってしまう可能性が高い。逆に、ダガーを使い続けるとなると、余程のこだわりが必要になってくるだろう。

 更に言うと、
縛りプレイにおいても、エーコは様々な活躍を見せる。
 …まず、エーコの「ホーリー」は、「白のローブ」を装備することで、DISC3の船入手直後から使用できる。だいたい、Lv1でも
3000〜5000といった大きなダメージを与えられ、雑に使っていくだけでも活躍ができる。まあ、MPの回復なしだと1回しか放てないのは難点(Lv1の最大MP42に対し、ホーリーの消費MPは36)であるが、それでも着目していく価値があり、場合によっては「消費MP半減」と組み合わせていく戦法も有用であろう。
 ――また、エーコは、
【第6話】で触れた通り、マーカスの成長ボーナスを引き継ぐという性質がある。これにより、「最強育成において、エーコを他キャラよりも高いステータスにできる」というプレイのほか、「エーコがLv1のまま、高いステータスで無双する」という遊び方をすることも可能である。後者のプレイは、当サイトにおいても、【Lv1エーコ一人ボス攻略】と題して、「鰹節」氏が投稿されているので、そちらをご覧いただきたい。

 とまあ、こんな感じで。総合的に見て、エーコは
かなり優遇されているキャラと言って良い。バトル面では圧倒的であるし、物語面においても、序盤から登場するうえに本筋に大きく関わるダガーと比べ、なお“トントン”というくらいにまで来ている。そして、同じ「DISC2の終盤」という時期に仲間となるサラマンダーが、バトル面では強力なのに対し、物語面では今ひとつというキャラであることと比べても、エーコの優遇っぷりは頭ひとつ抜けている。
 ――まあ、なんでこんなことになったかと言うと、多分
FF9のスタッフがロリコンだったからということなのだろうが、本筋に大きく関わらないキャラクターだけに、自由に作れたという面があるのかもしれない。ほら、ギャルゲーとかでも、本当のメインヒロインはガチガチに狙いすぎてしまって、逆にサブキャラのほうが人気が出たりするのだが、そんな感じである。はたまた、私が小学生時代からロリコンだったか…。

最大HPの1/4という、割合で考えればオズマ以上の驚異的な回復量


 そうして、コンデヤ・パタ山道を少し進むと、すぐにボスの
「ヒルギガース」が登場する。
 …さて、こいつは、2種類の単体物理攻撃に加えて、全体攻撃の「地震」を使用してくる。この時点では、地属性を無効・吸収する装備品は無く、半減もごく僅かな装備品しか存在しない。そのため、正面から耐えきるのは、「まもりの指輪」「ローブオブロード」を組み合わせて、それで何とかという程度であり、
基本的には一発全滅となる。ちなみに、あの「解体深書」「FF9究極解析」の木村昌弘氏が、ノーセーブ低レベルプレイというやり込みを行い、難関であるプラントスパイダ戦2体組が出なければゲーム最初から!やアレクサンドリア連戦を乗り越えたにも関わらず、このヒルギガース戦で無情の初手「地震」にて終了したことは、衝撃を隠せなかった。すみません、WebArchiveなどを使って調べてみたのですが、該当する記述は見付けられませんでした…。
 ――そんな「地震」であるが、対策の白魔法として「レビテト」は既に使用可能となっており、これの効果を使えば、地震攻撃をノーダメージでやり過ごせる。FF9のレビテトは、戦闘中限定であり、2ターン程度しかもたないものの、
実は全体掛けが可能であり、「地震」対策として使いやすい。というか、ここくらいしか出番が無い。取得は、すぐ近くのショップで売っている「ラミアのティアラ」で、ダガー・エーコともに可能であるため、この2名を使って防御を固めていくと良いだろう。

 そういうわけで。今回プレイでも、「レビテト」で防御を固めつつ、その他のキャラクターが高威力の攻撃を加え、速攻を狙っていく。ジタンは、「ルーントゥース」「マンイーター+MP消費攻撃」の打撃で約1500ダメージ、ビビは「バイオ」で約1000ダメージを与えられる。
 …そして、今回はそこに加えて、
「イクステンション」で強化したダガーの「ラムウ」を使っていく。その威力数値は、ペリドットの所持数が13個なので「45」であり、ダガーの魔力は魔法系装備で徹底的に高めて「30」である。ヒルギガースの魔法防御力は「10」であるため、「(45-10)×30」を属性強化で1.5倍し、約1500のダメージを与えられる。最高火力のジタンと同程度であり、MPの都合上2発が限度とはいえ、なかなか嬉しい攻撃要素だ。

 しかし。実際には、ここに
嬉しくない補正が加わる。というのも、FF9の召喚獣には、「ロング版」「ショート版」という演出の違いが存在し、ショート版だと威力が2/3に下がるという要素が導入されている。FF9の、ただでさえ使いどころの少ない召喚を、更に敬遠させている原因である。
 …まず、このような短縮演出が導入されたのには、前作FF8にて、G.F
.(召喚魔法)の演出がクドいという批判があったからであろう。もちろん、FF8のシステムを理解した人にとっては、パラメーターを上げて特殊技を中心に攻めたほうが、遥かに時間効率が良い。しかし、G.F.を連発する作戦もまずまず強力であり、MPを消費したり使用回数に制限があったりということも無いため、何も分からなくともそこそこ戦えるようになる。私の知っている人も、初プレイでG.F.中心の戦い方をしていた。しかし、ド派手な演出も繰り返されていると、さすがに飽きる。よって、いくらFFがグラフィックにこだわったゲームとはいえ、バトルのテンポを考えれば、短縮版を用意するのは、至極当然なところであろう。
 ――しかしながら、FF9では、この「ロング版」「ショート版」で、
何故か威力の違いまで発生してしまっているのだ。言うまでもなく、演出を見るかどうかと、バトルの内容面での話は、別とするべきである。しかも、「演出を飛ばさなければ大ダメージ」という単純なものですらなく、何故か「ロング版とショート版が確率で決定され、ショート版のみダメージ2/3」という意味不明な弱体化補正を喰らってしまっている。なお、「初めての召喚時は必ず演出がロング版となるが、内部的なダメージは通常と同じ確率でショート版になる」という徹底した意味不明さである。なお、「おうえん」を装備すると、演出もダメージも、100%の確率でロング版となるが、今度はバトルのテンポを損ねてしまうという、前作と同じ問題点が発生してしまう。一応、「いつでもリジェネ」などとコンボするという戦法も使えなくはないが、総合して、何がやりたいのかさっぱり分からないという感じである。

 ちなみに、FF9から1年後
←!?に発売されたFF10では、「召喚時」「オーバードライブ技の使用時」において、それぞれ初回は必ずロング版演出となり、2回目以降はショートにするかロングにするかを、あらかじめコンフィグから設定しておける。また、ショート版とロング版に、性能の違いは存在しない。最初からこうするべきだった。


 そういうわけで、このヒルギガース戦では、ラムウの召喚魔法を使っていくが、やはりロング版とショート版による問題は避けられない。
 …さて、今回プレイでは、ラムウの召喚自体は初めてなので、必ず演出はロング版となるのだが、与ダメージについては、
1500程度になる場合と、1000程度に留まる場合があり、後者がショート版という扱いである。このバトルは、そんなギリギリの戦いではないので、ちょっとくらいのダメージ低下は何とかなるのだが、今後ひょっとすると、この2/3のダメージ減少が、致命的な悪影響を及ぼすということもあるかもしれない。

 そういうわけで。こちらの攻撃としては、ジタンの打撃により1500ダメージ、ビビの「バイオ」により1000ダメージ
(2回まで、その後のラ系魔法は約600ダメージ)、ダガーの召喚により1500ダメージ(2回まで)を与えられる。エーコは、「レビテト」で防御を固めたり、タイミング良く「リフレク」を放ってヒルギガースのケアルガを反射させる役として想定していた(この場合は、リフレクを使っただけであり、本プレイの「回復禁止」には該当しないとする)。しかし、私の挑戦時は必ず初手で殺されていたので、実際にはどうだか分からない。FF9スタッフと私だけでなく、ヒルギガースもロリコンだった…?
 …さて、敵のHPは8106であるが、途中ケアルガで2000ほど回復するため、削らなければならないHPは約10000である。そして、ビビとダガーの「MPを消費する攻撃」を合計しても、ダメージは5600に留まり、その後は防御するくらいしか策が無くなってしまう。そのため、勝つためには、
いかに長くジタンが生き残るかがカギとなる。敵の攻撃は、HP半減時の次の行動が「ケアルガ」となる以外は完全ランダムであるため、極端な話、打撃を「まどろみの術」で避け続けることにより、ジタン1人でも勝つことが可能である。
 ――というわけで。実戦では、初手「地震」という
伝統の全滅パターンを経験したり、各種のアタッカーがMPを使い切る前に殺されてしまったりと不運が続いたが、何回か戦って、ジタンがかなり長く生き延びられた回に、撃破することに成功した。途中、敵は5回の行動を入力したが、「地震」が選ばれることは一度も無かった。初手でエーコが倒されていたため、地震を使われなかったのは本当に良かった…。

 ちなみに。
書くところが無かったので最後に書くのだが、ヒルギガースからは、ご存じ「妖精のファイフ」を、1/256枠で盗むことが可能である。
 ――やれ、確率が同じく1/256と低い、ベアトリクス(1回目)の「ミスリルソード」と比べると、妖精のファイフのほうは「購入可能時期がDISC3中盤と、後になってからである」「盗むための時間制限が無い」と、まだマシであると言える。しかしながら、使えるアビリティが「エスナ」「ヘイスト」「リジェネ」
微妙感にあふれる内容であり、やはり盗んでいく価値は乏しい。FF9のPS4リマスター版にはトロフィーがあるが、「全てのボスから全アイテムを盗む」といったものが無かったことは本当に良かった。ただ、【トロフィーWiki】によると、どうもミニゲーム系が鬼門となっているようだ…。

動画



ウホッ


 というわけで。今回は、アレクサンドリア脱出後のピナックルロックスから、外側の大陸までゲームを進めていった。移動距離は凄まじいが、ボスで考えると2体ということで、まあいつも通りの長さである。
 ――そして、次は旧DISC2の難関と言える
「イーファの樹」である。雑魚敵の攻撃による一発全滅に、経験値回避の難しい強制戦闘など、難要素が目白押しである。過去の低レベルプレイでは、いずれも数十回単位でのやり直しを強いられてきた。しかし今回は、リマスター版であり、オートセーブが使えるため、そこまでの苦戦をすることは無いだろう。むしろ、そこから更に一歩進んで、リマスター版であるからこその攻略法というのをやってみたいな。うむ、次回の更新は、意外と早めになるかもしれない。何故かと言うと、FF13が難しすぎて全く進まないから…。

 

(2021年7月26日) 576 PV

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