最強武器決定戦

【ハンマー -槌-】

・ハンマーブラザーズ

 今回の武器はハンマー。FFシリーズでハンマーと言えば、初期のほうのシリーズに多く登場した武器であり、主力になることこそ少なかったものの、「使うと○○の効果が得られる」「○○族に大ダメージを与えられる」などの特殊能力を持つことが多く、頼もしい存在であった。
 そして久しぶりにハンマーがメイン武器の一つとなったFF12。その特殊効果はダメージのばらつきが大きいことである。どういうことかというと、こういうことである。

 例:レベル99、力92、活力58のバルフレアがブレイブ状態で防御力0の敵を殴った場合、与えられるダメージは
 ブレイクブレイド(片手剣、攻撃力95)・・・8600〜9675
 モーニングスター(ハンマー、攻撃力95)・・・0〜15678
 (分かり易さのため5桁表示。実際のダメージは9999まで)

 おお、これは強い!・・・と言いたいところであるが、ダメージの中央値は7839であり、同攻撃力の片手剣よりも弱い。ストーリー上では確かに攻撃力の高いものが手に入りやすいが、その差は僅かであり、実際にダメージ計算をしてみれば、アドバンテージはほとんど無くなってしまうだろう。
 決して弱い武器ではないのだが、特別なこだわりが無ければ使う理由もなく、片手剣などに出番を取られてしまう不遇な武器・・・それがハンマーなのだ。

・じゃあこだわればいいじゃない

 はい。こだわってみました。
 まずハンマーの特徴は、力と共に「活力」がダメージ計算式に導入されていること。それゆえ実は、全メンバーのなかで活力が極端に低いバッシュには、この武器は全く向いていない。
 力はグランドヘルム+グランドアーマーなどで増やすとすぐに99に達してしまうが、活力はLv99で60くらいなのでその限界がない。しかも「ねこみみフード」で一気に+20することができる。よって、専用の装備セットを組めばかなり強くなるのではなるであろう。
 ・・・そういうコンセプトで、三人の装備・ガンビットを組んでみた。


・ヴァン

1.パンネロ - リバース
2.味方一人 - アレイズ
3.味方一人 - クロノスの涙
4.味方一人 - 金の針
5.パンネロ - デコイ
6.味方一人 - ヘイスガ
7.HP<90%の自分 - ケアルダ
8.MP<10%の自分 - ハイエーテル
9.HP=100%の敵 - 防御破壊
10.「プロテス」の的 - デスペル
11.味方一人 - ブレイブ
12.敵一体 - たたかう
・バルフレア

1.パンネロ - リバース
2.味方一人 - アレイズ

3.味方一人 - フェニックスの尾
4.HP=100%の敵 - 防御破壊
5.敵一体 - たたかう
・パンネロ

1.自分自身 - リバース
2.味方一人 - アレイズ
3.味方一人 - 金の針
4.味方一人 - クロノスの涙
5.自分自身 - デコイ

6.HP=100%の敵 - 防御破壊
7.バルフレア - バーサク
8.味方一人 - プロテガ
9.味方一人 - バブル
10.MP<30%の自分 - ハイエーテル

11.味方一人 - ブレイブ
12.敵一体 - たたかう


 ヴァン    モーニングスター / シェルシールド / 魔力のシシャーク / ローブオブロード / ねこみみフード
 バルフレア 蠍のしっぽ    / シェルシールド/ 魔力のシシャーク / ローブオブロード / 源氏の小手
 パンネロ  モーニングスター / アイスシールド/ 魔力のシシャーク / ローブオブロード / バブルチェーン

 ヤズマット戦で重要なのは、単発の威力より連打力。というのも、あまり攻撃能力を上げたところで、結局は9999(6999)でカウンターストップしてしまい、時間対の平均ダメージがそれほどは大きくならないからだ。それよりはバルフレアが恒例の赤い三倍モードで「源氏の小手」を装備し、連撃による大ダメージを狙っていった方が良いと判断した。
 これでいいだろう。さあ行くぜ、ヤズマット!

 ・・・序盤は効率良くダメージを与えていき、「被ダメージカット」の能力を得る折り返し地点までは1時間とちょっとで進む。
 これはまあまあの記録が出せるか?と思ったが、後半攻撃が激しくなるにつれて、どんどんダメージが与えられなくなっていく。というのもこの作戦では「ローブオブロード」を装備してリバースの命中率を100%まで上げていることからも分かるように安定性を重視しているため、敵に頻繁に戦闘不能状態にされるような戦いには非常に弱いのだ。
 お馴染み最終盤の超発狂モードでは「プロテガ」以外の補助を全て切ったが、それでも回復が間に合わず殺されまくる。セロビマラソンで99個集めたハイエーテルも全て使いつくし、ジリジリ貧貧の最悪の戦いになってしまった。一発の平均ダメージはたったの2000程度となり、リバースをかけても打撃の追加効果や「必殺」で即座に殺される。運にも見放されたようで、最後の残り4粒の状態だけでなんと50分もかかってしまった。
 結局合計では3時間18分45秒。素手より1時間近く遅い・・・。プレイングや運の問題もあるだろうが、やはりハンマーは強い武器とは言えなさそうである。

ハンマー - ヤズマット戦
3時間18分45秒



・IIX.kmガメオ

 今度はCRYSTAL GRANDEにてオメガmk.XII戦。ヤズマットと違って最後に防御力3倍モードに入る。さらに反射ダメージの問題もあるため、今度は逆に一発の威力を重視していく。
 バルフレアが赤くなって主力となるのは同じだが、反射ダメージで自爆しないよう、バルフレアをデコイ・リバースの対象にする。装備も以下のように変更。

 ヴァン    モーニングスター / イージスの盾 / 魔力のシシャーク / ローブオブロード / ねこみみフード
 バルフレア 蠍のしっぽ    / イージスの盾 / 魔力のシシャーク / ブレイブスーツ / バブルチェーン
 パンネロ  モーニングスター / イージスの盾 / 魔力のシシャーク / ローブオブロード / ねこみみフード

 よし、戦う!
 序盤はカンストの6999かそれに準ずるダメージをバルフレアが与えていき、ガリガリとHPを削る。瀕死に入るまでのLAPは24分55秒。なかなかいい感じだ。そして最後の驚異の防御力3倍モード・・・ハンマーなら、大ダメージを与えられることも少なくない。むしろカンストに達しづらくなって、ハンマーならではの特性が出てきたように思える。
 そう思いながら殴り続け、オメガmk.XII撃破。記録は36分18秒。やはり素手より遅いのは残念だが・・・しかしヤズマット戦の惨事に比べれば、遙かにマシであると言えよう。

ハンマー - オメガmk.XII戦
36分18秒



 「ハンマー」・・・とりあえずイメージ通り、防御が堅い相手に向いた武器であることが分かった。しかし、同じ攻撃力の別の武器を使った方が良い。
 次は「銃」。低レベルクリアーのお供として有名であるが、レベル99でこの武器を使うメリットはほとんど無い。どうなることやら・・・。

 

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