最強武器決定戦

【斧 -Oh, NO!-】

・恨斧「存在感空気の斧」

 さて。何と1年半振りの更新である。前回の「槍」編から、「FF12:低レベル+入店禁止」「FF13のクリスタリウムなし」と、2つものやり込みを挟んでしまった。
 ・・・この「最強武器決定戦」の連載をスタートしたのは、確か高校3年生だった頃。となると、既に3年もの時が経っているということになる。それだけに、このままダラダラと「連載中」を続けるのもアレだし、読者の皆さんからの希望も大きいし・・・ということで、ボチボチ連載を再開しようと決めたのだ。
 ――と、2010年3月記す。今度は何回更新が続くだろうか。この企画の更新頻度は、HUNTER○HUTNER並みの信頼度だからな(´・ω・`)

 そんな前置きはさておき、今回の題材は「斧」「数値上の攻撃力が大きい」「ダメージのばらつきが激しい」と、前に攻略した「ハンマー」と似たような性能を持っている。そして他の武器と比較した場合の特徴も同じであり、「ダメージの期待値が低い」ために使いづらい、というものである。とりわけ、この「最強武器決定戦」のようなLv99でのパワープレイでは、低いダメージはとことん低いが、高いダメージが出ても9999でカット・・・と、弱点ばかりが目立ってしまうのである。
 ゲーム中で有名な「斧」と言えば、戦艦リヴァイアサンのトレジャーから手に入る「ハンドアックス」であろう。両手武器ですら攻撃力30が関の山と言った序盤の時点で、47という飛び抜けた攻撃力を誇る。バッシュが初期ライセンスから装備可能であり、初期ライセンスなどのやり込みプレイでも多く使用される武器なのである。
 ・・・が、その後は取り立てて高い攻撃力の物が手に入るわけでは無くなってしまう。斧・ハンマーの二種を合わせても、同時期に購入可能な片手剣と比べて、せいぜい攻撃力が+10〜20と言ったところ。やはり「斧」も、ハンマーと同じく特殊能力を持っているわけでも無く、「ダメージのばらつきが大きい」というデメリットばかりが目立ってしまうのだ。片手剣さえ、片手剣さえ無ければ、「破壊力の斧&ハンマー」「速度と追加効果のダガー」「魔力でダメージが決まるメイス」「特殊効果の計算尺」と片手武器でも棲み分けができただろうに、攻撃力・汎用性・手に入れやすさを兼ね備えた片手剣が、これらの武器の出番を全て奪ってしまったのだ。片手剣ェ・・・。

 そして今回のプレイで使うのは、斧の中で最強の「ゴールドアックス」*3である。攻撃力110と非常に高い値を誇っており、最強ハンマー「蠍のしっぽ」攻撃力119にこそ劣るものの、こちらは3本入手できるのが魅力である。クリスタル・グランデのクリア後に東ダルマスカ砂漠のキャンプに居る商人から、こっそりと買えるようになっている。ほとんどの人は「ヘイスガ」と「ダイヤの腕輪」だけを買って終わりということは、言わない方針にしてあげよう(´・ω・`)
 ――ちなみに、交易品でも「金色の戦斧」という名で購入することができるが、素材の一つはレア度の高い天王石(マルト)であり、更にギルヴェガノスのみから入手できる「折れた大斧」まで必要となってしまう。そのため、入手時期は幻妖の森への突入後・・・やり込み派プレイヤーならトウルヌソルを作っちゃう時期だな('A`)

 また今回は、似たような武器種である「ハンマー」との比較も行ってみたい。斧もハンマーも「ダメージのばらつきが大きい」という同じような弱点特性を持っているが、両者の性能は微妙に異なり、斧はCT29/レンゲ規律3(一発変換)、ハンマーはCT32/連撃率7である。斧のほうが、やや取り回しに優れるといった感じになるか。
 他にも、3人ぶんの最強セットも異なっており、斧なら「ゴールドアックス*3」、ハンマーだと「蠍のしっぽ*1+モーニングスター*2」という構成になる。攻撃力はそれぞれ、110*3119+95*2。合計値では前者の「斧」のほうが一枚上手であるが、実戦でのタイムは果たして・・・?


・八頭魔奥義「五分必殺」

 さあ、逝くぜヤズマット戦ッ!
 今回は基本的に、上でも書いたように「ハンマー」との比較という形で「斧」の特性を明らかにしてみたくなったため、ガンビットは前に「ハンマー編」の攻略を行ったときと全く同じに編成した。「ローブオブロード」で魔力を上げて「リバース」の命中率を100%にし、安定的に戦っていく戦術を採用する。というのも、「斧」「ハンマー」の場合は、あまり攻撃力を上げてもダメージが9999でカットされてしまうため、それよりは安定性を求めたほうが得策なのである。ネタ切れとかは言わない仕様で。
 ――また、直前にFF13をやっていたため特に今回は思うのだが、FF12はキャラクターを手動で操作することにより、敵の攻撃を制御することができる。特に、ヤズマットが「通常攻撃CT0」の効果を得ていないときは「ペトロブレス」「ホワイトブレス」に3人が同時に巻き込まれないように、また「通常攻撃CT0」となっているときには攻撃モーションが遅い尻尾の方向へと、それぞれデコイ・リバース役のパンネロを誘導することは、通常プレイでも極めて重要なテクニックである。

 ということで、そんな感じで戦い・・・撃破タイムは2時間56分22秒。
 なんと、「ハンマー」のとき(3時間18分45秒)より20分以上早くなってしまった。これは、誘導の基本方針が最初から決めていたこともあるだろうが・・・どうだろう、平均的な攻撃力の数値が高かったことと、CTが短かったこともあるのだろうか?どちらにせよ、タイムが20分も違ってしまった以上、「偶然」と言うこともできないであろう。
 ・・・ということで。最終的に手に入る武器の段階に関して言えば、「斧」「ハンマー」よりも優れているという結果が出た。全国数万人(?)のFF12ファンの中でも非常に少数と思われる「斧」フリークの皆さん、おめでとう!見事、「斧」は「ハンマー」より強いことが証明されたぜッ! しっかし誰得なんだこの情報は('A`)

斧 - ヤズマット戦
2時間56分22秒


・m.k.エックスツーは彼なのか?

 続いてオメガmk.XII戦。今さら言うのもなんだが、HP1000万以上で「たたかう」しか使用してこないという大胆すぎる敵であり、ある意味でFF12の方針を決定付けているモンスターと言えるかもしれない。バトル中のコマンド入力ではなく、敵のルーチンを「ガンビット」によって「安定させる」ことに面白みを見出すという、ね。
 ――そんなわけで、ひたすら戦う。またしても「ハンマー」との比較が大切ということで、戦術は「ローブオブロード」によって魔力を上げて安定性を重視するスタイルで挑む。「ローブオブロード」と聞くと、その時点では圧倒的に高い防御力が特徴だと思ってしまうのは・・・FF9のやり過ぎなのかね。
 そんなわけで戦いまくり・・・ハンマーと同じように、終盤の「瀕死防御力UP」のモードではダメージが1/3に軽減されてしまうが、そこでは逆に「斧」が持っている「ダメージのばらつきが激しい」「高いダメージが出ることもある」という特性が十分に活かされ、効率良くダメージを与えていけた。

 そんなこんなで戦い・・・撃破タイムは34分9秒。ちょうど素手(34分54秒)と同じくらいの水準である。
 ヤズマット戦と同じく、「ハンマー」よりも良い結果が出た。この結果から考えるに、「斧」は最高レベルの火力を持つ"片手武器"の一つと判断して良かろう。片手k(ry

斧 - オメガmk.XII戦
34分9秒



 ということで、「最強武器決定戦」のレベルでは、「ハンマー」よりも優れているということが分かった「斧」
 そして、次の題材となるのは「メイス」。「魔力」によってダメージが上がるという武器であり、計算式では完全に「力」「魔力」に置き換わっているという、まさに魔法使いの打撃攻撃用武器であると言える。それを活かすヤズマット&オメガmk.XII戦の戦術とは、果たして・・・?

 そして、ここでこんなことを訊くのはおかしいですが・・・正直、この「最強武器決定戦」って面白いと思いますか?
 確かに、このコンテンツを作っていることで、"ヤズマットハメ殺し作戦"などの、やり込みプレイ的に面白い物を作れた点もありますが・・・それでも、連載開始から3年が経った今となっては、書いている方としては、とっくにネタ切れになっているように感じてしまうのです('A`)
 ――だから。つまらないと思ったら、いつでも言ってくださいね。俺は、そういうことには気付けない人間ですから(´・ω・`)

 

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