.                                                                                                                                                                                                                .
政界の三極神 / やり込みinFF

トップページ > 管理人の日記 > 2012年7月2日の記事

管理人の日記
民主+自民+自由 = 最強?

←前の日の記事へ 次の日の記事へ→

 


 大ニュースである。先日可決された消費税関連法案に反発した民主党:「小沢グループ」の約50人が、ついに民主党へと離党届を提出したという。もしこれが受理されれば、小沢グループの約50人は民主党を脱退し、小沢氏を代表とした新しい政党が作られる可能性が高い。やれ、情勢は未だ不安定であるが、今回の事態により政界が大きく動く可能性があるため、ここ数日はニュースに注目・・・しても良いかもしれない。
 ――さて、まずは基本事項から復習しておくことにしよう。今回の主役である「小沢一郎」氏は、元々は民主党の一員ではなく、「自由党」というものを組織しており、それが2003年に民主党に吸収される形で合併して、いわゆる「二大政党制」を作り上げるに至った。が、最近では党中央の意向と小沢氏の考えが一致しなくなり、党内でありながら対立することが増えていってしまった。そして、その不和は今回の消費税関連法案で決定的となり、ついに法案に反対した小沢氏とそのグループの一員は、民主党に「離党届」を出すに至ったのである。実に、合併から9年のことであり、再び「民主党」と「自由党」は2つに分裂することになったのだ。
 ・・・ちなみに、小沢氏が今回の消費税関連法案に反対した大きな理由の一つは、「それがマニフェストに載っていなかったから」だという。というのも、政権交代が為された2009年の選挙における民主党マニフェスト(“政権公約”)には、「消費税を増税する」などということは全く書かれておらず、むしろ「消費税は上げない」という趣旨の説明が行われていた。だが、それなのに消費税の引き上げを行うというのは、国民に対する明確な背信行為であり、小沢氏自身の政治理念と相容れなかった(のであろう)。まったく、「小沢グループ」のある議員が言っていたように、「離党をすべきなのは、本来なら我々では無いはずだが・・・」というものである。

 ちなみに、今回の消費税増税法案の概要であるが、要するに「消費税を10%に上げる」というものであり、国民生活への影響は極めて大きくなっている。消費税は、一部の例外を除いた大半の「商品」「サービス」などに課税されるものであり、仮に我々が1人1年150万円を消費するとなると、+5%の増税で7万5000円も出費が増えることになる。月で割っても1ヶ月につき6250円である。これは痛い・・・むちゃくちゃ痛い・・・。
 ところで、日本では「消費税1%に付き2兆円の税収が見込める」と言われており、+5%なら約10兆円である(参考:「75000円*日本の人口」の値も大体これくらい)。そして、日本国の財政規模は80兆〜90兆円程度であるため、そこに10兆円もの収入が加われば、楽な運営ができることは間違い無い。しかし、当然であるが国民はATMでは無い。「収入が増える」と言っても、要は国民の儲けを没収して利用しているだけであるため、エネルギー保存則と同じでお金の総量が増えることはない。しかも、エネルギー保存則と同じで、再分配の過程でその総量は減っていってしまうため、総合的に考えれば「増税」は国家にとってマイナスとなってしまうのである。まあそこは使い方でカバーしたいというところだが、当の民主党が「増税によって景気が良くなる(?)という謎の二段論法を使用しているというから笑えない。風が吹けば桶屋は儲かるのか・・・? 
 ――ちなみに、その対抗馬であるはずの自民党であるが、そもそも自民党は2009年の選挙でも「将来的な消費税増税は避けられない」という立場を取っており、「消費税増税を行わない!」という姿勢で大勝した民主党に協力し、共に消費税増税法案に賛成したようである(?)。まったく、この辺りの流れはよく分からないと思うが、俺も書いていて意味が分かっていないため、たぶん意味不明の人のほうが普通なのであろう。「政治情勢複雑怪奇」だ。だが、俺にしてみれば、増税うんぬんの以前の問題としてまずは就職させてくれという感じなのである。仕事が無いと納税する権利すら得られない・・・。

 そんなわけで、小沢氏とその一味は民主党から離脱することが濃厚となったが、では仮に小沢氏が中心となって新しい党を作りあげる場合、それは一体どういう名前になるのであろうか?
 ・・・まず思いつくのが、民主党と合併する前の「自由党」という名称であるが、それではあまりに直球すぎて面白くないというものであろう。というわけで本日は、小沢グループが新しく設立するであろう党の名称について、「自由党」以外のもので色々と考えてみることにしたのである。さあ、この中でピンと来た皆さん、是非とも次の選挙では、自分が投票する政党のことを、今一度考えてみてはどうだろうか・・・!?






「バベルの党」











(2012年7月2日) 141 PV

登録タグ/ 政治
この記事のURL 日記ログへ移動する / 編集

←前の日の記事へ 次の日の記事へ→

2012年7月2日の記事を表示しています。

日記のメインページへ
トップへ


System: Trishula Ver.1.26