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好きな女の子に日記を見せた結果wwww / やり込みinFF

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管理人の日記
彼女できないンゴ…

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 今では考えられないことであるが、10年ほど前までは「自分のホームページを持つ」ということが、若者たちの間で最先端の趣味となっていた。00年代の頭と言えば、ちょうど一般家庭に定額式の高速インターネットが普及し始めた頃であり、多くの人たちが新たにインターネットを開始していた。そして当時は、今のような「大手ブログ」や「SNS」などが存在せず、インターネットは「個人サイト」が中心であった。だからこそ、“ホームページ”を作ることは、まさに自己アピールそのものであり、多くの行動力のある若者達が、当時最先端であった個人サイトを開設していった。「やり込み in FF」も、そのような背景で生まれたのである。
 ・・・そしてもちろん、その後の経過も皆さまご存じの通りである。まず、世間では「ブログ」とやらが登場した。それは当時「アメリカ由来の日記風ホームページ」などと言われていたが、驚くほどの速さで一般に普及し、今では当サイトのほうが「ブログ風ホームページ」などと言われてしまう始末となった。さらに、mixi・Twitter・Facebook・LINEなどの「SNS」と呼ばれるサービスが普及し、「自分が情報を発信できる」「リアルタイムに情報をやりとりできる」「同じ趣味を持った人と気軽に知り合える」という点により、大きな流れを生むことになった。そのような状況下で、「個人サイト」完全に過去の文化となってしまったのである。
 ――その他、最近のインターネットでは、お金を巡る個人・企業の様々な思惑が入り交じったり、オンラインゲームで交流する人々が居たり、誰でも編集できるwikiが一大勢力になったりと、もはや何が何だかという感じになっている。しかし、今の子供たちが、新規に自分のホームページを開設しようと思うことなどは夢にも無いだろう。残念ながら、「個人サイト」というものは、完全にインターネットの流行から取り残されてしまった・・・。

 そんなこんなで、最初の1段落を丸々使って「“個人サイト”の栄枯盛衰」ということについて書いてみたが、あくまで本日の題名は「好きな女の子に日記を見せた結果wwww」というものである。
 ・・・やれ、今では散々になってしまった「個人サイト」という文化であるが、それでも昔は一世を風靡するほどの大ブームとなっていた。俺がサイトを開設したのは2000年9月のことで、当時の俺はなんと小学6年生であった。そこから俺は中学校へと進んでいったのであるが・・・その時に俺は、どういうきっかけからかは不明であるが、当時気になっていた女の子に日記を見てもらえるという凄まじいご褒美が貰えていたのである。それを知った当時の俺は浮き足だって、学校ではもちろんのこと、家に帰ってからも楽しく楽しく日記を書いていたものだった。なんとか好きな女の子に自分をアピールしようと、必死だったのである。
 ――が、その結果としては、現在まで続く見習い魔術師ということで、結局は「好きな女の子に日記を見せる」という行為自体が、俺にとっては何の成果にも繋がらなかったのである。そのため、俺個人としては、やはり「日記を見せても恋愛面では全く役に立たなかった」と結論付けざるを得ない。まあ、俺は顔が悪くて性格も最悪というスペックだから、この結末は仕方無いのかもしれないが・・・。

 さて、そんな昔話はこれくらいにしておいて、ここからは「今」の話をしてみることにしよう。
 ・・・やれ、最近では、少し前の「mixi」などで、「好きな女の子に日記を見せる」という経験をした人も多いはずだ。だが、その「結果」については、皆さま自身が一番良く知っているというものだろう。その多くは、何の答えにも繋がらず、二酸化炭素と水になって消えてしまったはずだ。今では、何年も前に書いた懐かしい記事が、当人たちしか分からない意味を抱えてひっそりと眠るだけである・・・。
 ――まったく、確かに「日記」というものは、興味を持ってもらう“きっかけ”くらいにはなるかもしれない。だが、その「日記」を全ての評価基準として女の子と付き合うことなどできるはずもなく、最終的には総合力のある人間が全てを取っていってしまうのである。いくら文章が面白かったとしても、その他に誇れるような魅力が無かったり、逆に凄まじいまでの欠点が有ったりすれば、女性側は間違いなく俺たちを切り捨てることであろう。俺が良い証拠である。悲しいことであるが、これが需要と供給の歪みから生まれる現実なのだ・・・。

 と、そんな感じで。結論として、「好きな女の子に日記を見せたとしても何の結果にも繋がらない」ということが分かったのだが、人は同じ過ちを繰り返すというものである。もし、今の俺が「好きな女の子に日記を見てもらっている」という状況になったとしたら、それはそれは張り切って仕方が無くなることだろう。毎日更新なんて当たり前で、その女の子の趣味を調べて好みに合わせた文章を書いたり、上手く同じ気持ちを持ってもらえるような記事を載せまくることであろう。それはもう、何とかして自分に興味を持ってもらおうという、悲しい男の性なのである。
 ・・・まあ、そのような傾向は、読者の皆さまにとっては決して悪い結果にはならない。何故なら、“できる限り日記を魅力的にしようとする試み”は、関係無い人々にとっても輝いて見えるからはずだからである。そもそも俺の考える「魅力的な日記」というものは、様々な内容をバランス良く書くことであるから、決して誰かの好み一辺倒になることなどは有りはしない。そのような試みの延長として、「好きな人に気に入ってもらえる」ということが存在するのであり、そうでなければ意味が無いのである。やれ、「恋をすると女性は綺麗になる」という言葉があるが、俺の場合は何故が日記が面白くなるということだ。
 ――そんなこんなで。今や「インターネットで恋愛対象と出会う」という人も珍しくないが、残念ながら俺は未だに結果を残せていない。まあ、就活で「趣味はホームページ運営です♪」なんて言ったら評価は最低となってしまうことは既に理解したが、個人間の関係ではまだ分からないというものである。少なくとも、俺は男女ともに、このサイトを運営していなければ決して知り合えなかったであろう人々と仲良くなることができた。それは、「恋愛」という面を除いたとしても、大きな成果であることは間違い無い。そこからきっと、俺のことを好きになってくれる人とも出会うことができるのだろう。俺はこの手法でティッシュを恋人にした。











(2012年12月13日) 175 PV

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