クリスタリウムなしクリアー2.1 プレイ日誌 - やり込みinFF

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クリスタリウムなしクリアー2.1 プレイ日誌

 

【第21話 第 三 勢 力 ナバートさん】

 

ま  ど  か  空  間


 続いては、DLC第3弾である「ナバート」戦を攻略していくことにしよう。このDLCは、2012年3月13日に配信が開始されたものであり、前作『13』で見せ場も無く散っていったナバート二佐とやっと戦えるということが大いに話題になった。また、敵としての強さも、肩すかしだった「オメガ」「ライトニング&アモダ」とは異なり、本編中のどの相手よりも強力な相手となっている。ただし、仲間モンスターとしての能力はJAMなのでご察しである。
 ――さて。ここまで、俺はDLCを配信順に攻略することを重視してきたのだが、今回早くもそのこだわりは捨てなければならなくなった。一応、他のやり込みゲーマーの方々により、この「ナバート」までは順番に撃破できることが確認されている。しかし、諸般の事情により、俺は鎧ライトニングを使って攻略することにしたのだ。その辺りの理由も、本文中で触れていきたいと思う。正直、今回はかなり悔いの残る内容になってしまったのだが…。
 
 では、開幕の話題として、まずはATK/「鎧ライトニング」の入手について説明してみることにしよう。
 …そのエピソードは、2012年5月15日に配信された『13-2』のラストDLCの1つであり、その内容は、「ヴァルハラにて鎧ライトニングとカイアスの1vs1バトル*2が展開される」というものである。本編中に引き継げるものは仲間モンスターとしての「鎧ライトニング」のみであり、新たに移動できるようなマップも無いため、“追加シナリオ”と言うよりは、“独立したミニゲーム”と表現したほうが近いだろう。
 ――なお、このエピソードでのライトニングには成長要素があり、Lv.0〜Lv.10の全11段階の強さで敵と戦うことができる。そして、一応は初期状態のLv.0でも「鎧ライトニング」の入手は可能なようだが、ネットの動画を見てみるとどうやら20分以上掛かるらしい。というかそもそもこれはクリスタリウムではないため、普通にLv.9まで上げて鎧ライトニングのパラメーター厳選を行っていった。ま、これはさすがに、ね…。

 なお、このエピソード:「女神の鎮魂歌」に関しては、「エンディングの核心に迫る内容が展開される」と配信前から宣伝されており、本編のエンディングが文字通り死んでいることから、当時のユーザーの期待には極めて大きいものがあった。その時の気持ちを、今でも覚えているという方も多いだろう。
 …しかしながら。その内容は、皆さまご存じの通りである。未プレイの方も、結局シリーズの物語は『リターンズ』が出るまで完結することは無かったということから、何となく察しが付くというものではないだろうか。
 ――やれ。当時、FF13シリーズが3部作だということは明かされておらず、そもそも『13』はアレはアレでちゃんと綺麗に終わっていたため、誰もが『13-2』も「100%エンド」なり「DLC」なりで完結を迎えるものだと信じていた。だからこそ、それを裏切るどころか、半年掛けた有料DLCのラストで「Next Prologue」「続編をお楽しみに^^」とわざわざ煽るような手法は、当時極めて強く非難されることになったのである(参考:【2012年5月15日の日記】。ホントに良かった、FFシリーズがこの方針に本格的に歩み出さなくて…。

 さらに言うのなら、正直DLCの内容自体も期待外れだったのだ。確かに、ATK/「鎧ライトニング」の戦力は、制限プレイ・通常プレイの両面で目を見張るものである。しかし、そうではなく、600円とソフト本編の1/10近い値段がするのだから、それを高いと感じさせないくらいの内容が欲しかった。
 …まったく。当時のファンからは、「イベント専用MAPであったヴァルハラを自由に探索し、強力な敵モンスターを倒して仲間にできる。そして最深部で裏ボスに勝利すると本編シナリオを覆す真のエンディングが見られる」…それくらいの内容が期待されていたのだ。それが、ミニゲーム的なバトル2回に仲間モンスター1体、そして未完成の電波ポエムでお茶を濁されてしまっては、ユーザーが怒るのも当然というものである。
 ――やれ、皆さまの中には(;・∀・)「もう3年以上が経ったのに、言い過ぎなのでは…?」と思う方もいるかもしれないが、これは何年経っても忘れてはいけないFFシリーズの真の黒歴史である。やれ、FFシリーズが実験作なのは大いに結構なのであるが、ゲーム内容面ではなく商法面で、しかもユーザーをあざ笑うような形のものは、誰も求めていない。なるほど確かに、「有料DLC自体が問題なわけではない。やり方次第だ」というのは正論である。そして、この「ファイナルファンタジー13-2」というゲームでは、そのやり方が最悪だったからこそ忌み嫌われているということなのである。


 
DLC編 そのB:なばとんファンタジア
〜VS ナバート〜
 
ババァーーーーーン!!!!!!!!1
 
「ナバート」戦:装備&パラダイム
戦闘メンバー   パラダイム
セラ  HP385 / 物理100 / 魔法150
ガーンデーヴァ / グリモアハット / ヒュプノクラウン軽式
「チェーンボーナスLv.5」「倒すとみやぶる」「ポーション回復量2倍」「シンクロ加速」
1 BLA+ATK+DEF (W)
2 BLA+ATK+DEF (W)
ノエル  HP404 / 物理154 / 魔法102
グラーシーザ / ヒュプノクラウン
「チェーンボーナスLv.5」「シンクロ加速+」
3 DEF+DEF+DEF (X)
4 DEF+DEF+ATK (W)
ATK/鎧ライトニング HP8567 / 物理760 / 魔法651
DEF/ゴブリンチーフ HP1229 / 物理66 / 魔法69
HLR/サボテニョリータ HP904 / 物理122 / 魔法89
5 DEF+BLA+ATK (W)
6 DEF+DEF+HLR (W)


 では、前置きが長くなったが、今回の敵である「ナバート」戦の攻略に行ってみよう。ナバートと言えば、前作の『13』で登場した聖府軍人の女キャラクターであるが、これと言った活躍の場面も無いままバルトアンデルスに不用決定されて死んでしまった。また、ストーリー上ではサッズ親子と浅からぬ因縁があるが、その決着も付けられることなく退場し、後に回想されるようなことも無い。そして、通底した敵側のキャラクターとして登場するが、武人として聖府への忠義を貫くどころか、むしろ私利私欲のために行動する残忍な人物として表現され、物事が思い通りに行かずに狼狽する様子すら描写されていた。ナバートさんお勧めのアレはアレか。SSか。
 …しかも、ナバートさんに関しては、陸上自衛隊幹部候補生学校士官学校で同期であったロッシュの存在から悲惨さが際立っている。ロッシュと言えば、盛り上がりの12章でメインを張り、最後は彼なりの忠を尽くして散っていった。またバトル面でも、「プラウド・クラッド」はストーリー終盤の強敵として大きく存在感がある。ロッシュとナバートさん、いったいどこで差が付いたのか。慢心…環境の違い…。正直、バトルが際立つFF13なのだから、せめて戦闘イベントがあればもう少し評価は変わっていたと思うのだが、かといって「実は聖府のルシだった」ではレインズと被ってしまうし…。
 ――だが。そんなナバートさんが、自分の中で一瞬だけ輝いたシーンがあった。それは、8章ラストでの「丁重に取り扱って。コクーンを“沈める”、大事な道具よ」という台詞である。拘束したサッズ・ヴァニラに対しての「コクーンを沈める道具」という言葉は、彼女が所属する聖府軍の立場とは正反対のものであり、(;^o^)「まさかナバートさんも、聖府側でもルシ側でもない“第三勢力”なのか?」と大いに期待をかき立ててくれた。なお、字幕付きでプレイすると、「コクーンを“鎮める”」という詐称表記になっていることを知ったのは、相当後のことである。E3 2009トレイラーでは字幕無しだけどやはり騙す気満々だったのか。

 そんな第三勢力のナバートさんも、恨み辛みが募ったか、または営業の甲斐があったかで、ついに『13-2』で敵として戦えるようになった。まあ“有料DLC”であるところは評価が分かれるとは思うが、何はともあれ彼女に関してもやっとある程度の存在意義が与えられたと言えよう。
 …というわけで、その「ナバート」のスペックを紹介していこう。HPは781000、チェーン耐性90&ブレイク値500.0%、主な有効ステータスはデプロテ・デシェル・スロウ・バイオ・ウィーク・カーズだ。ただし、毒の耐久値は「85」と非常に高く、ステータスとHPの回復能力もあるため、バイオだけで倒そうというのは非現実的である。その他、タイプ耐性は物理&魔法が半減であり、ダメージもなかなかに与え辛くなっている。
 ――そして、簡単な行動パターンである。ナバートは、「増援要請」最大5体のモンスターを呼び寄せ、しばらくはその支援を中心に行動を行ってくる。そして一定時間が経つと、「サクリファイス=ギア」でそのモンスターを吸収し、「自身を回復」「こちらに大ダメージ」などの強力な効果を発動させる。最後に、攻撃技の「サディスティック=ドライブ」を使用し、ルーチンは終了である。以降、また「増援要請」からの繰り返しだ。

 さて。この戦闘での最大の問題は、モンスターを消滅させて様々な効果を発揮する「サクリファイス=ギア」である。その効果は、「ナバートへの自爆ダメージ無効化」「ナバートのHP回復」「こちら側への攻撃」の3種類で、この3つ目の攻撃がヒットすると一発全滅なのである。一応、HPを上げて耐えられないことも無いのであるが、増援の出現パターンによってダメージが変化するため、確実に耐久することは不可能だ。また、その後の「サディスティック=ドライブ」連続攻撃の最後が爆発による範囲攻撃となっており、これまた団子になっているとゲームセットとなってしまう。その他、雑魚モンスターの中では確実に1体以上含まれる「ベヒーモス蒼天」も強力であり、剣によるなぎ払い攻撃が即死クラスで、これまた事故率の向上に繋がっている。
 ――さらに、敵の「サクリファイス=ギア」による回復能力は1ルーチンにつき20万と極めて高く、チェーン耐性も堅いため、事実上1ブレイクで敵を倒しきらなければ勝ちは無いのであるが、HP:781000&物理魔法:半減という高い耐久力がそれを邪魔してくる。いくら強力なDLCモンスターとはいえ、この値を一度に削りきるのは容易ではない。このように、ナバート戦はこれまでのバトルとはひと味違う難易度の戦いとなってくるのだ。

「ナバート」戦:敵の行動パターン
主な行動パターン
ナバート
HP:781000
チェーン耐性90&ブレイク値500.0%
物理&魔法:半減
デプロテ・デシェル・スロウ・バイオ
ウィーク・カーズ・デブレイ・デフェイ有効
ブラッドダメージを無効化する
開幕
「増援要請」を宣言し、仲間モンスターを出現させる。現れるモンスターは以下の通り
「PSICOM治安猟兵」*1〜2、「プーマ影剣」*2〜3、「ベヒーモス蒼天」*1 合計5体
プーマ影剣が3体となるパターンの発生確率は1/3程度
HPが40%以下になるとベヒーモス蒼天*2を出現させる場合もある

増援中
「守勢指示」「攻勢指示」を使用。前者は味方全体にプロテス+シェル、後者はブレイブ
稀に「お仕置き」などを使って攻撃を仕掛けてくることもある
次の「サクリファイス=ギア」が来る10秒前に「微笑」を宣言する

モンスター吸収
「サクリファイス=ギア」を使用し、味方モンスターを消滅させて以下の効果を発揮する
・PSICOM治安猟兵:1体につき自身のHPを
99999回復
・プーマ影剣:1体につき1回、
光弾で高威力の全体攻撃
・ベヒーモス蒼天:1体でも吸収すると自分への
195250の自爆ダメージが無効になる
(ただし、上記の自爆ダメージでHPが78100未満になることは無い)
「増援要請」を宣言してから「サクリファイス=ギア」が来るまでの時間は以下の通り
・バトル開幕:20秒 2回目以降:50秒 HP40%以下:35秒

大技
「サディスティック=ドライブ」を使用
非常にダメージの大きい単体連続攻撃+
最後の爆発で範囲攻撃
ベヒーモス蒼天を2体取り込んだ場合は、「サディスティック=ヘルドライブ」を使用
以降、「増援要請」から繰り返し
(戦闘はナバート以外のモンスターも倒さなければ終了しない)
PSICOM治安猟兵
HP:23400
チェーン耐性0&ブレイク値120.0%
魔法:半減
全ステータス有効
ひたすら銃で単体攻撃
プーマ影剣
HP:54600
チェーン耐性30&ブレイク値300.0%
耐性なし
全ステータス有効
ひたすら単体攻撃
「毒の牙」で対象を毒状態にすることもある
ベヒーモス蒼天
HP:58200
チェーン耐性50&ブレイク値200.0%
物理:半減
ペイン・フォーグ以外のステータスは有効
10秒に1回程度のペースで剣による範囲攻撃
攻撃範囲がかなり広く、ダメージも約500と丸腰では即死クラス
・毒状態の敵には「バイオ追撃」
使うこともある
・自身がブレイク中は「ブリザガ」のみを使う


 敵の詳細な行動パターンはこんな感じだ。前回や前々回と比べると、だいぶマシな表になっている…はず。
 ――なお、敵の攻撃で危険なものは黄色の下線でマーキングしており、「@サクリファイス=ギアによる攻撃」「Aサディスティック=ドライブの爆発」「Bベヒーモス蒼天のなぎ払い」の3種類である。今回は短期決戦が不可能なため、まずはこれらの攻撃に安定して耐えられるようにしなければならないのだ。というわけで、この3つの技への対応を中心に、敵との戦い方を考えていこう。

これさすがにズルくない?


 そんなこんなで、問題の「サクリファイス=ギア」についてである。この攻撃は、「増援要請」で呼び出したモンスターを吸収して効果を発揮するというものであり、特に厄介なのは、プーマ影剣(犬)を吸収した場合に飛んでくる光弾である。この攻撃は、距離を取っても回避できない“完全なる全体攻撃”であり、「ダル」の追加効果があるため2発目以降のダメージが2倍になってしまうという恐ろしい効果を持つ。そのため、クリスタリウム封印のHPではまともに受けて耐え切ることはできない。(後述) 連続攻撃の合間に回復を挟み込むなどの手も考えられるが、安定させることはまず不可能であろう。
 …というわけで。俺は早い段階から、この攻撃に対し「リレイズ」を使うことを決めていた。「リレイズ」であれば、確実に「サクリファイス=ギア」を乗り切ることができる。その場合、気になるのはシンクロゲージの回復であるが、どうやら本作のシステム上「リレイズで味方3人が同時に戦闘不能になった場合、いち早く復活するのは仲間モンスター」となっているようであるため、次の「サディスティック=ドライブ」は必ず仲間モンスターへと向かっていってくれる。さらに、この「サディスティック=ドライブ」は大ダメージを受ける連続攻撃なのだが、最後の爆発以外ではHPがゼロになることはないという特性が存在する。よって、この攻撃をサボテニョリータに受けさせるようにすれば、大ダメージで一気にシンクロゲージを稼げるのである!
 ――具体的には、敵の「サクリファイス=ギア」「サボテニョリータ」を含む「DEF+DEF+HLR」で受ける。すると3人が同時に戦闘不能状態になってリレイズで蘇生、前述の通り「サディスティック=ドライブ」は復活の早かったサボテニョリータに向かっていく。そして死なない連続攻撃によるダメージで大幅にシンクロゲージを稼げる…というカラクリだ。なにせ、「ヒュプノクラウン軽式」*3つぶんで大きく強化していたこともあり、「サディスティック=ドライブ」を全て受けるだけで全体の約2/3という莫大な量のシンクロゲージを溜めることが可能なのだ。これにより、簡単に「リレイズ」によるループを作って戦闘を進めていくことができるのである! こんなテクニックが存在したとは…。

 では、その他の危険な攻撃について考えていこう。まず、「サクリファイス=ギア」の直後に使われる「サディスティック=ドライブ」であるが、これは最後の大爆発に人間キャラクターが巻き込まれてしまうと一発死であるため、しっかりと「後ろに下がる作戦」で距離を取っておかなければならない。
 …やれ、事前に「サクリファイス=ギア」を「DEF+DEF+HLR」で受けていたため、それだと敵との距離を離せず危険なのでは? と思うかもしれないが、リレイズから復活した直後は瀕死状態のため、事前に距離を取っておけばキャラクターが前に歩いて逝くことは無い。まあ、それでも死ぬ時は死ぬが。

 そして最後に、本戦闘での事故率を大幅に上げているのが、お供の「ベヒーモス蒼天」が使用するなぎ払い攻撃である。この「ベヒーモス蒼天」は、本編中では登場しないDLCオリジナルのモンスター(実はこっそりラスボス戦開幕のイベントに出演していたりするが…)であり、最初から直立した状態で出現する。特に他の状況が無ければ、10秒に1回程度のペースで剣によるなぎ払い攻撃を繰り返すのみであるが、このなぎ払いが約500ダメージと一発死クラスなのが問題なのだ。もちろん、しっかりDEFで引き寄せたうえで距離を取れば当たらなくなるのであるが、「挑発」が掛かる前に攻撃されたりDEFを外した瞬間になぎ払われたりと、死亡パターンは数限り無いのだ。
 …そこで対策としては、もちろん基本的には「DEFで挑発を掛けてエリアバリアを発動させ、セラが後ろに下がって攻撃自体を回避する」というものなのであるが、さらに保険として「ゴブリンチーフ」「キアイをいれろ!」でプロテスを掛け、それでも駄目な時は「DEF+DEF+DEF」で受けることにする。ここまですれば、さすがになぎ払いで一発全滅してしまうことは無い。また、ナバートは「攻勢指示」で全体にブレイブを掛けることがあり、その状態だとエリアバリアだろうがプロテスだろうが問答無用で死ぬため、逐一「ユニコーンの角」で解除することにしたい。
 ――その他、なぎ払い攻撃の頻度が「10秒に1度」というのも大きなヒントになる。例えば、ナバートは「サクリファイス=ギア」の10秒前に「微笑」を宣言し、実戦ではそれを目印にDEFを外してリレイズを掛けていったのだが、相手の攻撃ペースを考えるとその「微笑」〜「サクリファイス=ギア」の間には1回しかなぎ払い攻撃は飛んでこないということになるため、それを読み切れば安心してDEFを外すことができるのだ。こういう、地味にバトルの安定性を高める要素も、難度の高いバトルでは重要になるというものだろう。

分かりにくい画像ですが、見分けが付くのではなくて?


 と、まあそんな感じで。「サクリファイス=ギアはリレイズで耐え、サディスティック=ドライブをサボテニョリータが受けてシンクロゲージを回復する。お供のモンスターが居る間はDEFで引きつけつつ後ろに下がり、ブレイブ状態は即座にユニコーンの解除」というパターンで、それなりの安定性を保ちつつ戦闘を続けることができる。そして、人間2人の「チェーンボーナスLv.5」武器を使って「BLA+ATK+DEF」などで攻撃していれば、1ループにつき+100%ほどのチェーンボーナスを稼げるため、比較的早くナバートをブレイクにまで持って行くことができるのだ。
 …ところが。恐ろしいことに、DLCモンスターの火力を持ってしても、全くナバートのHPを減らすことができないのだ。当初、俺はATK/「アモダ曹長」で使用のパターンで戦っていたのだが、ナバートをブレイクして攻撃したものの、20万程度しかHPを削れなかったのである。ナバートのHPは781000、そして敵は1回の「サクリファイス=ギア」で10〜20万のHPを回復してしまうため、この程度のダメージでは1回の回復量すら上回れないのである。
 ――やれ。上の画像は、まだ戦術が稚拙だった時のものであるため、ナバートにプロテス+シェルが付いており、さらに「仲間戦闘不能で強化」も使用できていない。しかし、それらを解決して火力を約2.8倍に高めたところでダメージは55万程度、まだ足りることは無い。そして一撃で倒せなければ、敵は再び「サクリファイス=ギア」によって1ルーチンで20万ものHPを回復してしまう。何なんだこの耐久力の高さは。もうアンタがバルトアンデルス倒せ。

 そんなわけで、素直に戦っても勝てそうに無いので、俺は実にいろいろな手を試してみたのである。まずは、お供の雑魚を減らしてみる方針だ。仮に、ナバートが呼び出した全ての雑魚敵を倒せるのならば、敵の「サクリファイス=ギア」は攻撃回数が0回となり、逆にナバートが自爆ダメージ195250を受けるだけとなる。この自爆ではHPが78100(=最大HPの10%)未満になることは無いのだが、敵の回復を阻止できるのであれば問題無いだろう。
 …というわけで、俺はいろいろなパターンで増援を削る方法を考えてみた。しかし、制限時間内に敵を全滅させるどころか、なんと1体も倒せなかったのである。まず、「サクリファイス=ギア」でこちらを攻撃する「プーマ影剣」を倒そうとしてみたが、こいつはブレイク値が300.0%と高く、50秒という時間内に数を減らすのはかなり難しい。しかも、この「プーマ影剣」は通常は2体であるが、たまに3体出現する場合があり、その場合は2体減らさなければ「サクリファイス=ギア」を耐えることはできない。1体でも苦しいのに2体削るなどどう考えても不可能であるため、この戦法は没となってしまった。
 ――続いて、自爆ダメージを防ぐ「ベヒーモス蒼天」を削る方針である。こちらは1体で固定なのであるが、今度はHPが高いうえに物理攻撃を半減するという耐性が邪魔をしてくる。しかも、こいつを必死こいて倒したところで、「サクリファイス=ギア」にはHP回復能力もあるため、本体に攻撃ができなければせっかくの自爆ダメージも相殺されてしまう。よって、この方針もアウトとなってしまった。

 最後に。奇策として、俺はATK/「オメガ」でシンクロ技の「波動砲」を乱射してみることにした。というのも、オメガの「波動砲」は貴重な“高威力の範囲攻撃技”であり、グリモアハット装備のエリクサーなら短いペースで連打することができる。そのパターンならば、デメリットであるはずの賢者モードエネルギー浪費」も、「シンクロパワー」で相殺できるため大きな問題とはならない。これはやったか!? …と思ったが、敵全体のHPを半分程度まで削ったところであえなく時間切れとなってしまった。駄目だこりゃ…。「仲間戦闘不能で強化」を活かそうにも、エリクサーで勝手に蘇生してしまうしねえ…。
 ――さらに。非常に大きな問題として、この「雑魚を全滅させる作戦」の場合、最初の1回が極めて大きなボトルネックとなってしまうのである。というのも、通常ルーチンの「増援要請」「サクリファイス=ギア」には約50秒の猶予があるのだが、バトル開幕の1回目だけは20秒で「サクリファイス=ギア」が飛んでくるという鬼畜仕様となっているのである。当然、これを乗り切らなければ戦闘を続けることはできないのだが、50秒でも苦しいのに20秒で敵を減らすというのはどう考えても不可能だ。しかし、ここを耐えるためだけに「サボテニョリータ」が必要となると、モンスター選びの自由度が大幅に下がってしまい、雑魚を減らす方針にした意味が無い。よって結論として、俺はこの雑魚を減らす戦法は「無理」だと判断したのである。

 そんなこんなで、切羽詰まった俺は、更なる珍手を山ほど作り出してみたのである。
 …では早速、以下にその一例を挙げてみることにしよう。

「ナバート」戦:様々なボツ作戦
(まさかの一手だな…妙手ってやつだ)
( ^o^)「サボテン系モンスターのシンクロドライブを使ってみよう!
      敵をペイン・フォーグ状態にできるしナバート本体にもカーズ・ウィークを掛けられる!」

→ 肝心のベヒーモス蒼天がペイン・フォーグを無効化するし、本体は耐性が高すぎて憤死

(;^o^)
「ドン・トンベリの『ずっとバイオ』を使えば、ベヒーモス蒼天の攻撃を『バイオ追撃』に限定できるのでは?!
      シンクロ技でデプロテも掛けられるしな!」

→ 普通に他の味方がなぎ払いを喰らって爆散

(^q^ )
「アモダ曹長が駄目ならBLAライトニングだ!」
→ ウィークが無いのでダメージが全然足りない、そもそも打ち上げられないのでサクリファイス=ギアで大敗

(*^ ^p)
「なら毒で削る! エリクサーでゲージを回復しながら『有害物質注入』を連打だ!」
→ 掛 か ら な い  糸冬 了

(^)^b
「ブレイクさせずにロングイ武器でひたすら粘ってみよう」
→ 相手の回復量を上回れない お わ り 製作・著作:やり込みinFF

(^o^)
「 ブ ラ ッ ド ダ メ ー ジ 」
→ 無 効


 と。まあ、何となく行けそうなやつと、明らかにヤケクソなやつが混在しているが、とにかく上に挙げた策は失敗してしまったのである。
 …ただ。クリアした今から振り返ってみると、もう少し煮詰めれば何とかなったのかなあという思いは若干存在する。例えば、当時俺は「サクリファイス=ギア」でこちらの掛けたステータス異常も回復してしまうと思っていたので深く追究しなかったのであるが、「サクリファイス=ギア」にも「サディスティック=ドライブ」にも直接ステータス異常を回復する能力は無い(強化版の「サディスティック=ヘルドライブ」にはエスナの効果がある)ため、上手く毒状態にできれば大幅に相手のHPを削ることができていただろう。また、ブレイクさせずに粘る作戦も、ちゃんとアモダ曹長が「仲間戦闘不能で強化」を使いつつ「剛熊拳」も交えて攻めていけば、おそらくは回復量を上回るダメージを与えられていたはずだ。
 ――うん。この辺りは、色々な思惑があったけど、個人的には焦りすぎていたのが良くなかったのかなあと思う。例えば、アモダ曹長使用でナバートを倒すパターンが【「やり込み中のゲーム日誌」様で確立されている】ことは当時既に知っていたし、鎧ライトニングを解禁すれば勝てるという甘えもあった。それらの要素が無ければ、もしかしたら上のような奇策を改良して、実戦レベルの戦略を作り出せていたかもしれない。それができなかったのは、純粋に俺の精神的弱さが原因なのである。とても残念なことだが、それもまた“やり込み”というものだろう。

何なのこの火力…。


 そんなこんなで。俺は、クリスタリウム封印プレイ最強モンスターである、ATK/「鎧ライトニング」を解禁するに至ったのである。その物理攻撃力は込み込みで760と他のDLCモンスターの更に上を行き、ATBレベル6でモーション速度も速く、打ち上げも可能で、物理耐性を持つ敵にも「鎧通し」で攻撃でき、しかもシンクロ技の「シーンドライブ改」も特大の威力を持つとあって、全く隙がない。まさに、「最強モンスター」と呼ぶに相応しいのである。
 …ということで、バトル開始である。序盤は同じく「リレイズ」で耐えながらチェーンボーナスを伸ばしていき、ブレイクしたら鎧ライトニングで攻撃する。もちろん、その前にタイミング良く「ユニコーンの角」「キアイをいれろ!」を使い、敵のプロテス+シェルを解除&味方にブレイブ状態を掛けておくことも忘れない。また、「仲間戦闘不能で強化」を引き出せるように、「DEF+DEF+ATK」「DEF+BLA+ATK」を使い分け、上手く雑魚モンスターの攻撃をノエルに誘導する。そんなこんなでノエルが戦闘不能になった後には、「鎧通し」によって1発30000ものダメージを与えていくことができる。また、「シーンドライブ改」は単純なダメージ攻撃であるが、敵の物理耐性を貫通する特性があるため、今回のナバート戦のような状況での相対ダメージは極めて大きい。これで最後に20万ものHPを削り、1ブレイクで一気にナバートを倒しきってしまった。
 ――そんな感じであるが、このバトルは雑魚も全て倒しきるまでは終わってくれない。というわけで、落ち着いてノエルを蘇生させ、DEFで引き寄せて強化魔法を掛けてから「PSICOM治安猟兵」「プーマ影剣」「ベヒーモス蒼天」の順に削っていく。最後、ベヒーモス蒼天はブレイクさせると「ブリザガ」を放って来て危険になるようだが、「シーンドライブ改」も交えて適当に殴っていたら死んでくれた。

 そんな感じで。若干微妙な雰囲気が漂っているが、とりあえず鎧ライトニングを使ったら、特に何も考えずに攻撃するだけで勝ててしまったのだ。
 …ちなみに、前述の【「やり込み中のゲーム日誌」様の作戦】については、「『サクリファイス=ギア』の前にノエルを戦闘不能状態にしておき、敵が消え始める瞬間にノエルを蘇生させて時間差で光弾を回避(←?!?!?!)、サボテニョリータの代わりにサハギンプリンスを入れ、デプロテ+ウィーク+エンファイで火力を強化してアモダで殴り倒す」というものである。当サイトの考察の遙か上を行っており、もはや完敗としか言いようがない。ナバートのDLCが配信されて僅か2週間でここまでの戦略が完成していたとは、まったくもって素晴らしいとしか言いようがない。
 ――さて。いっぽうの俺に関しては、一応エリクサーの使用タイミング次第で避けられる現象自体は発見していたのだが、それを戦略と活かせるほど洗練させるには至っていなかった。さらに、鎧ライトニングを解禁する前に、実は前述の攻略を真似してみようと思ったのであるが、それさえもなかなか上手く行かないという始末であった。そして、もうこんな意欲の下がった状態で「参考にしました」と同じ戦略で倒しても意味が無いと判断し、ついには鎧ライトニングの解禁に至ったのである。まあ一応、鎧ライトニング使用でのパターンは、まだネットには公開されていない(はず)というのもあるしね…。そんなわけで、1回目の撃破では仲間にすることはできなかったのだが、2回目で無事にクリスタル化してバトルを終わらせることにも成功したのである。

動画



 そんなわけで。プレイ日誌を一通り書き終わり、更なる参考にしようと先人たちの攻略動画を見てみると…なんと、なんと! 「サクリファイス=ギア」に普通に耐えているのである!!! どういう…ことだ…??
 …どうも、そのカラクリは、「シルバーバングル重式」でノエルのHPを480に高め、「フェニックスの尾」での蘇生でプロテス・シェルを付けたうえで「DEF+DEF+DEF」を使い、「エリアバリア」も兼用して耐える…という、まあ言われてみればそうするよねというもののようである。しかしながら、俺はこの戦法を「確実性が無い」と端から切り捨ててしまっていた。理由は、「プーマ影剣の数に2〜3体とランダム性があり、確実に耐えることができない」というものであるが、プーマ影剣が増援で3体現れる確率は体感だが1/3程度である。そして、ナバートをブレイクさせるまでに乗り切らなければならない「増援要請」の判定回数は、恐らくだが4回であろう(※開幕のプーマ影剣は2体で固定)
 ――よって、単純に「4回連続でプーマ影剣が2体になる」ことに期待しても約19.8%と悪くない確率で敵をブレイクに持って行くことができるし、単体では難易度の高い「蘇生時の時間差で光弾を回避する作戦」も、3体現れた時のオプションとして使うのならば、大いに活躍できることだろう。

 やれ、本戦闘にはこれだけの工夫の余地があり、まだまだ戦略性の自由度は多いに存在すると言えよう。なのに俺は、最初から「サクリファイス=ギアを乗り切るにはリレイズしか無い」と判断してしまい、それ以上考えることをやめてしまった。それどころか、(*^o^)「サクリファイス=ギアは順番系の連続攻撃だからエリアバリアは意味が無いな^^」と勝手に決め付け、自分の間違った説を更に強化してしまっていた始末なのだ。
 …正直、これがDLCの配信直後とかならば、まだ話は分かる(まあ当時は鎧ライトニングが未配信だったが…)。が、このプレイは、それから3年以上が経った、「完全版」とでも言うべきプレイ日誌だ。それがこんな体たらくでは、まるでお話にならないのである。「倒せなかったから更なる高火力で切り捨てよう!」というそれだけであり、既存の攻略よりも遙かに劣っていることは言うまでも無い。2015年の現在に、胸を張って送り出せるレベルではないのだ。

 そんなこんなで。今回の俺は「ナバートを撃破して仲間にする」という目的自体は達成できたのだが、「当時存在しなかった鎧ライトニングを使用する」という実質的な妥協を行ってしまい、その内容にはまっっっっっっっっっっっっっっったく納得が行っていないのである。
 ――やれ、いま現在、諸般の事情によりPS3でゲームを遊べる環境に無く、しかも日誌的にも後がつかえているという特殊な状況にあるため、ここで一つの文章として更新するという形を取らざるを得ない。しかし、今回の戦法はハッキリ言って完成からは程遠いものであるため、再びゲームがプレイできるようになればすぐにでもやり直したいものなのだ。幸い、今のプレイ日誌には「追記」という便利なシステムがある。それを使い、必ずや続報をお届けすることを約束しよう。俺だって一介のやり込みゲーマー、優れたゲームプレイで世間を驚かせたいという気持ちが存在するのである。




「あ〜らあら、2015年にもなって鎧ライトニング解禁しないと私に勝てないの? 軟弱なお方…ww」とか言ってそうな顔


 そんなこんなで、かなり微妙な雰囲気になってしまった今回の「ナバート戦」であるが、俺自身も相当悔しい思いを感じているため、これは必ずやり直すことにし、「追記」という形でまた続報をお届けすることにしたい。例のFF13企画を時間内に終わらせることが苦しくなり、俺も焦ってきているのだ。
 ――というわけで、次はコロシアムエピソード最終章の幕開けとなる「スノウ」戦を行うのであるが、この空気で「今回は駄目だったけど次回に期待してね!」と宣言するのはあまりにも無理がある。そんなわけで、今回は最後に、俺の秘蔵のナバートさん隠し撮り写真集をご覧いただくことにしよう。これにより、オーバーブレイク(意味深)、ノックアウト(?)、エネルギー充填120%(←)、ほとばしる極光(謎)、シンクロ加速+(意味不明)などの状態で次回の更新を迎えることができるはずだ。さあ、シ○り続けるのだ…。



「 なばーと 」ちゃん ( 1 9 ) ●3時間 1000円〜




\ XIII時だヨ! 昼礼集合!! /




上納地区…




ウホッ、いいノエル…


















 

(2015年9月12日) 107 PV

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