クリスタリウムなしクリアー2.1 プレイ日誌

 

【第24話 タコに縛られるのはもういい】

 

セ「タコを断ち切れば、自由…」


 続いての標的は、DLC第4弾として2012年3月27日に配信された「オルトロス&テュポーン」だ。
 …さて、こいつに関しては、ご存じの通り『FF6』に出現したボスモンスターがモチーフである。「オルトロス」に関しては、序盤のレテ川で登場して以降、シナリオ中で何度か戦うことになるが、そのコミカルな外見と言動から“憎めないライバルキャラクター”という感が強い。もう一人のコミカルな敵キャラが大悪党として暗躍するのとは対照的である。また「テュポーン」に関しては、オルトロスが「大先生」と慕うモンスターであり、シナリオでは魔大陸突入時に戦うことになる。得意技の「はないき」は、対象をバトルから永久離脱させてしまう凶悪なステータス攻撃(ただしシナリオ攻略中には使用しない)。なお、世界崩壊後のオルトロス&テュポーンは、「コロシアム」にて借金の返済をするために延々働き続けている。今作のコロシアムに現れたのも、その仕事の一環だったのだろうか。まあ俺の元に来た時点で不毛な戦いを延々と続けさせられるがな!!
 ――ちなみに、元々は「オルトロス」は、“双頭の犬”とされる魔物である。が、FF6でのインパクトがあまりに大きかったからか、日本では完全にタコのモンスターとして定着してしまった(参考:【「オルトロス」の画像検索結果】そしてFF13-2でも、原作のデザインを完璧に再現したうえでの登場である。うん、世界観から著しく浮いていてキモい(褒め言葉)ついでにテュポーン、あれ風船みたいなモンスターだったのか…。

 さて。クリスタリウム封印プレイにおいての「オルトロス&テュポーン」戦は、と言うと。「DEF+DEF+DEF」でも軽くダメージが4桁に達するような攻撃、そしてHPを減らすと使用してくるフィールド系全体攻撃「ファイアーボール」など、これまでとは比べものにならないほどの凶悪な技が多い。配信順で一つ前の「ナバート」と比べても桁違いに強く、まともに戦っても勝てる相手では無いのだ。
 …が。この「オルトロス&テュポーン」に関しては、既に「医療!」のファルコ氏が2012年6月に撃破を決めている【該当記事】その戦法の概略は、粘り粘って準備を整え、「ファイアーボール」を使われるようになるHP230万から1チャンスで殴り倒す…という豪快さ極まるものであり、当時の界隈に大きなセンセーションをもたらした。こんな凶悪難度のバトルさえ乗り越えられてしまうとは、まったくやり込みとは恐ろしいものである…。
 ――というわけで。今回はその後塵を拝する形となるが、俺もこのバトルに挑んでみよう。今回は、「一撃で切り崩す」という豪快さから受ける印象とは正反対の、ひたすらジリジリと待ち続ける辛抱強い戦いになるのだと言う。その心は果たして…??


 
DLC編 そのE:タコの栄光を求めて
〜VS オルトロス&テュポーン〜
 
嘘…だろ…??
 
「オルトロス&テュポーン」戦:装備&パラダイム
戦闘メンバー   パラダイム
ノエル  HP480 / 物理154 / 魔法102
ロムルス&レムス / シルバーバングル重式
「ATB速度50%アップ」
1 BLA+ATK+DEF (W)
2 ATK+ATK+DEF (W)
セラ  HP385 / 物理100 / 魔法150
ガーンデーヴァ / グリモアハット / ヒュプノクラウン軽式
「チェーンボーナスLv.5」「倒すとみやぶる」「ポーション回復量2倍」「シンクロ加速」
3 ATK+ATK+DEF (W)
4 BLA+BLA+BLA (W)
ATK/鎧ライトニング HP8567 / 物理760 / 魔法651
BLA/ダウンプア HP1857 / 物理33 / 魔法227
DEF/ランドガレオン HP3338 / 物理120 / 魔法62
5 BLA+BLA+ATK (W)
6 ATK+BLA+ATK (X)
 
参考:セラにチェンジ後
1 ATK+BLA+DEF (W)
2 ATK+ATK+DEF (W)
3 ATK+ATK+DEF (W)
4 BLA+BLA+BLA (W)
5 BLA+BLA+ATK (W)
6 BLA+ATK+ATK (X)


 そんなこんなで、早速オルトロス&テュポーンのスペックを紹介していこう。…と言っても、本バトルは「@前座のオルトロス単体戦」「A本編のオルトロス&テュポーン戦」という2部構成になっており、@は適当にエンファイでも掛けて殴っていれば終わるし、Aはオルトロスを倒すことはできずテュポーンのHPをゼロにすれば勝利となる。というわけで、能力値に関してはテュポーンのみを書いていくことにしよう。
 …そのテュポーンのHPは3720000で、チェーン耐性90&ブレイク値300.0%、有効ステータスはカーズのみであるが、やる気ダウン時(後述)には自身をペイン+フォーグ+カーズ+ウィーク+デプロテ+デシェル+デブレイ+デフェイ状態にする。耐性は、物理&魔法が「半減」、その他に炎&風も「半減」であるが、やる気ダウン中には物理と魔法が「標準」に戻り、ウィーク状態も解除されるまで付いてくる。
 ――そして、敵の基本的な行動パターンである。まず「通常時」について、主な攻撃を行ってくるのはテュポーンであり、「はないき」などの強力な技を使ってくるが、行動するごとにステータスが1〜3個ずつ剥がれていき、ゼロになると「やる気ダウン」の状態になる。またオルトロスは、「プロテス+シェル」などの2連続行動でオルトロスを支援するほか、「フロストブレス」などで攻撃を仕掛けてくることもある。そして「やる気ダウン」中は、テュポーンは一切の行動をしなくなるが、オルトロスが話しかけるごとに弱体化ステータスが2個ずつ消えていき、全て消えると「フンガッー!」で自身をエンファイ+ブレイブ+フェイス+ベール+ヘイスト+プロテス+シェル+ガッツ状態にして行動を再開する。以降、この繰り返しである。なお、ステータス魔法の数がカギとなるバトルということで、当然ながら「ユニコーンの角」などのデスペル効果は無効である。また、今回はやる気ダウンと敵のブレイクには一切の相関性が無いため、大ダメージを与えるには、上手くやる気ダウンとブレイクのタイミングを重ねる必要があるだろう。

「オルトロス&テュポーン」戦:敵の行動パターン
項目 通常時 やる気ダウン中
テュポーン
HP3720000
チェーン耐性90 / ブレイク値300.0%
カーズ有効
物理・魔法:半減 / 炎・風:半減
(やる気ダウン中は物理・魔法:標準、
バイオ・ダル以外のステータスが有効)

高威力の範囲攻撃を使用
「通常攻撃」「かみつき」で攻撃
ベール状態なら「はないき」
HPが60%以下&エンファイ状態だと「ファイアーボール」
行動のたびに自身のステータスを最低1個剥がす
ステータスがゼロになると「やる気ダウン」に移行
開幕、自身に以下のステータスを掛け、
弱体化が全て消えるまで何もしない
ペイン+フォーグ+カーズ+ウィーク+
デプロテ+デシェル+デブレイ+デフェイ


弱体化が全て解除されると
以下のステータスを掛けて最初に戻る
エンファイ+ブレイブ+フェイス+ベール+
ヘイスト+プロテス+シェル+ガッツ

説得およびやる気回復にはHP回復能力がある
オルトロス
HPをゼロにすることはできず
テュポーンを倒せばバトルは終了する
以下の2連続魔法でテュポーンを支援
「ブレイブ+フェイス」「ベール+ガッツ」「プロテス+シェル」
テュポーンのHP60%以下だと「ヘイスト+エンファイ」
その他、以下の攻撃も使用する
「通常攻撃」「フロストブレス」「たこじるしのすみ」
攻撃せず、テュポーンに「説得」を繰り返す
この際、テュポーンの弱体化が2個ずつ解除される
(4回目以降の「説得」は3個解除される)
テュポーンがやる気を取り戻すと最初に戻る
その他の特性 ・オルトロスを倒すことはできず、テュポーンを倒せばバトル終了となる
・「オルトロス」「テュポーン」の両者とも、こちら側の使うデスペルを無効化する
・今回の「やる気ダウン」「敵のブレイク状態」には一切の相関性が無い
(やる気ダウンと同時にブレイクすることは無いが、チェーンボーナスが戻されることも無い)
・オルトロスのキープ値は「20」であるため、物理攻撃で容易に妨害が可能
(ただし、説得中は妨害不可能?)
・テュポーンがやる気を取り戻す瞬間にブレイクすると、再びやる気ダウン状態になることがある


 とまあ。ちょっとややこしいが、大体こんな感じである。
 …さて、上記の行動パターンのうち、極めて危険なのは、HP60%以下のテュポーンが使ってくる「ファイアーボール」である。これ、アルティマニアには「敵範囲(着弾周囲)」と何かを悟ったかのように書いてあるが、実際にはフィールド全体に落ちる超広範囲&高威力の反則級全体攻撃である。一応、運が良ければ当たらなかったり使われなかったりすることもあるのだが、その確率は積極的に期待していくには難しい。しかも、オルトロスが「エンファイ」を掛け直すことにより、何度も飛んできてしまう危険性すらある。よって、サボテニョリータで耐えつつ持久戦を行う戦略も効果が薄い。
 ――というわけで。事実上、本戦闘では「ファイアーボール」を使われるようになってしまえばアウトであるため、やはり勝利を掴むためには、HP60%ギリギリから最大火力で叩き割るしか無い。一応、ブラッドダメージを使う手もあるにはあるのだが、削るべきHPが約260万と極めて多いうえに、敵のステータス関係のゴタゴタから、安定して「ブラッド」を打ち込むこともできないため、今回は採用を見送ることにした。

ただのダメージ技と思いきや位置調整にも使えるとは…


 では、さっそく実戦に入っていくことにしよう。まず、上の表を見て考えていただければ分かるように、今回バトルの基本的な流れは「HP60%のギリギリまで削る」「やる気ダウンが発生するまで粘る」「やる気がダウンした瞬間にブレイクして最大火力で叩き潰す」というものになる。そのため、それをスムーズに実行するための戦略を立てることになるのだ。
 …では、いつも通りモンスター枠から考えていこう。まず、最も重要な火力面で確定なのが、いつも通りのATK/「鎧ライトニング」だ。また、今回は敵が自分からウィーク状態となり、その際の弱点属性は氷・雷であるため、エンブリザを掛ける要員としてBLA/「ダウンプア」を採用することになる。たった1個のステータスのためだけにモンスター枠を潰すのは非常に惜しいのだが、ENHが継承で覚えられるのも「エンファイ」「エンエアロ」だけであり、テュポーンの弱点とはならないのだから仕方ない。
 ――最後にもちろん、敵の攻撃に耐えるためのDEFも必要だ。選択肢は「ランドガレオン」「スノウ」のどちらか。前者は強力なステータス耐性を持ち防御面ではスノウさえも上回るが、後者は「ルーラーフィスト」で10万以上のダメージも与えることができる。というわけで、今回バトルでは甲乙付けがたい存在なのであるが、俺は「ランドガレオン」のほうを採用していった。理由は、バトル開幕の成功率が高いからである。それだけ。

 続いて。テュポーンの行動は全て範囲攻撃であり、特に「はないき」などは攻撃範囲が広く極めて危険である。また、オルトロスの「フロストブレス」などもカスっただけで致命傷になるため、まずはこれらの攻撃を安定して避けられるようにキャラを誘導しなければならない。
 …が。なんと今回バトルでは、テュポーンに鎧ライトニングが「シーンドライブ改」を放つだけで敵の反対側に移動してくれるため、開幕でそれを行い、後はひたすらDEFで引きつけていればOKなのである! な…何を言っているのかよく分からないと思うが、俺も何を言っているのか分からない…。が、確かに「シーンドライブ改」「↓」の部分でライトニングがスルッとテュポーンをすり抜けてくれるので、これを使わない手は無いだろう。
 ――では、具体的なやり方である。若気の至りで開幕すぐに「シーンドライブ改」を使うと速攻で引っかかれて死ぬため、まずはノエルリーダーの「ATK+ATK+DEF」でスタートしてすぐセラに変え、「ライブラスコープ」を使ったうえでランドガレオンが「挑発」を掛ける。これですぐさま死ぬことは無くなるため、敵の攻撃を1回乗り切ったら鎧ライトニングを出して「シーンドライブ改」を使用、上手くすり抜けに成功したらDEFを出す。これで終了である。成功しない場合もあるが、その場合は割り切って最初からやり直せば良い。逆に成功すれば、以降は全滅の危険性はまず無くなってくれるのだ。その他、以降はずっとセラリーダーで戦うことになるため、いつも通りセラ+ノエル+モンスターの編成でパラダイムを書いていくことにしよう。

見え…ない


 そんなこんなで開幕の位置調整に成功したら、いよいよ実際のバトルのパートである。使用するのは、「ATK+BLA+DEF」「ATK+ATK+DEF」×2。後者2つもワイドであるため、そのままだと2人のATKは別々の対象を狙ってしまうのだが…もちろんそれも計画のうちである。
 …まず、今回はオメガ戦のように、やる気が下がると敵が自動的にブレイクしてくれるような特性などは無いため、自力でチェーンボーナスを伸ばしていくことになる。敵のチェーン耐性は90とかなり高いため、主力となるのは「ガーンデーヴァ」を装備したセラのATKである。
 ――またノエルに関しては、今回オルトロスはキープ値が「20」しか無いため、あえて「ATK+ATK+DEF/ワイド」でオルトロスを攻撃してテュポーン本体への強化魔法を妨害する作戦に出る。そうすることで、強化魔法の追加を抑制し、テュポーンのやる気ダウンを早めることができるのだ。なお、同じくパラダイムに用意してある「ATK+BLA+DEF」ならば、テュポーン本体のみを攻撃し、やる気DOWNまでの時間を長引かせることもできる。今回は、やる気ダウンの宣言時にブレイク直前に持って行くことが重要であるため、これら2種類のパラダイムを使って上手くチェーンボーナスを調整していきたい。まあ、最終的には敵の行動に依るところが大きいのだが、何もしないよりは遙かにマシである。

 そして最後に防御面であるが、今回は「ピンチにブレイブ」を使って鎧ライトニングの火力を高める必要があり、また最終パートではノエルを戦闘不能にして「仲間戦闘不能で強化」も発動させなければならないため、上手く「モンスター枠が瀕死」「ノエルが攻撃範囲に巻き込まれて死亡」という状況に持ち込んでいかなければならない。そのため、じゃぶじゃぶエリクサーで回復するだけではなく、完成系を見据えて戦っていかなければならないのだ。
 …ではまず、DEFを勤めるランドガレオンのHP調整である。敵の攻撃で特に厄介なのは「はないき」であり、最大でランドガレオンですら1000以上のダメージを受けるうえに全強化ステータスが解除されてダル状態まで追加されるという散々な攻撃である。が、これでいきなり殺されるようなことは少ないため、慌てずにHPを「ポーション」で回復し、ダルが発生した場合は「万能薬」で治療しよう。なお、これ以外の攻撃でも、HPが赤色になったらそのつど回復し、ステータス異常も解除していくようにしたい。ブレイクしていざ攻撃! という瞬間にスロウ+ペイン状態になっていたりすると悲惨である。
 ――また、ノエルに関してであるが、基本的にはオルトロスに攻撃を仕掛けていると勝手に範囲攻撃に巻き込まれて死んでくれることが多いので、タイミングの良いところで蘇生をやめて放置すれば良いだけなのであるが、たまに全く範囲攻撃に引っかかってくれないことがあるため、その場合はランドガレオンのシンクロ技を使ったり、逆にセラがオルトロスを攻撃することでテュポーンに接近させたりすれば良いだろう。この場面はそこまで難しくない。

 なお、今回はやる気ダウンと敵のブレイクに関連性が無く、1回の「やる気回復」から「やる気ダウン」までの時間で敵をブレイク寸前まで持って行くのはまあ不可能であるため、基本的には2回目以降の「やる気ダウン」での一斉攻撃を狙っていくことになる。
 …そのための調整としては、やはりオルトロスがステータスを掛けるか掛けないかの気分次第というところが大きい。が、だいたい1回のやる気期間で増やせるチェーンボーナスは100%程度と見積もっておけば良いだろう。実戦では、1回目の「やる気ダウン」時はチェーンボーナスの上昇に専念し、2回目に集中攻撃を仕掛けて撃破をしていった(?)。なお、2回目の「やる気ダウン」に関してはチェーンボーナスがかなり自由に調整できる(?)ため、やる気ダウン直前までに多少チェーンボーナスが足りなくても大丈夫である(???)

この一瞬が勝負!


 というわけで。ここまでの過程を辿り、「@敵がブレイク直前」「Aテュポーンがやる気ダウン寸前」「B仲間モンスターがブレイブ・フェイス」「Cノエルが戦闘不能」という全ての準備を整えることができた。後は、敵がやる気ダウンをした瞬間にブレイクして一斉攻撃をするだけである。
 …が、だいぶ上の「敵の行動パターン」の表に、凄く重要そうなことが書いてあったのを覚えているだろうか。そう、「テュポーンがやる気を取り戻す瞬間にブレイクすると、再びやる気ダウン状態になることがある」という一文である。というか、「なることがある」とか玉虫色の表現で書いてはあるのだが、なる。絶妙なタイミングでテュポーンをブレイクさせることにより、意図的に2連続のやる気ダウン状態を引き出すことができるのだ!!
 ――というわけで。これを実行できれば、「ブレイク寸前のやる気ダウン→ブレイク後のやる気ダウン」と、2連続で攻撃を仕掛けることができる。全ての状態が整った鎧ライトニングであれば、ブレイク寸前であっても「たたかう」50000は削れるため、被ブレイク時のやる気ダウンですら大幅にHPを減らすことができる。そして、連続やる気ダウンの後編では、補助を掛けるための時間も要らないため、その全ての時間を攻撃に費やすことが可能となる。よって、この連続やる気ダウンを使うことで、60%ギリギリどころか、ほぼHP満タンの状態から一気にテュポーンを倒しきることさえできてしまうのだ!!! どういう…ことなのです…??

 では、その具体的な方法を説明していこう。この、「連続やる気ダウン」を成立させるための条件は、敵が「フンガッー!」を宣言して各種の強化ステータスを取り戻す瞬間にブレイクをする。これだけである。というわけで、皆さまにはタイミング良く敵をブレイクする練習をしていただければ良いだろう。
 …が、さすがにこれではあんまりであるため、もっと詳しく説明をしてみる。テュポーンの弱体ステータスが全て解除されると、敵は「フンガッー!」という「アッー!」並みに発音しづらい技を使って自身に強化ステータスを掛けるのであるが、この際はカメラが切り替わって「@テュポーンの前後がぐるっと回る」「A画面左から右へとアーチ状に移動する」というアクションを行う。この@からAへと移る瞬間、敵が画面左下に来た時に魔法を入力してブレイクすれば良いのである。成功すれば、発生するはずだった強化ステータスは掛からず、すぐに敵は「やる気ダウン」を実行し、その間にオルトロスが攻撃を行うこともない。本当に、そのまま攻撃を続行できるのだ。タイミングは決して簡単ではないが、得られるリターンは極めて大きい。
 ――やれ。俺がこの特性を見つけたのは、詳細な作戦が決まる前のテストプレイの段階である。それは、確かに「奇跡」とまでは言わないが、やはり「運が良かったから」としか言いようがない。だが、そうやって起きた現象を動画でしっかり分析し、こうして実戦レベルの物にまで高めることができたのは、紛れもない実力なのである。…というわけで、皆さまもどしどしプレイ動画を撮ってプレイを高めていこう! PS3にそんな機能は無いけどな!!!

 そんなわけで。最後に、具体的な戦い方を確認していこう。
 …前述の通り、全ての準備が整っている状態(テュポーンがブレイク寸前&仲間モンスターがブレイブ/フェイス&ノエル死亡)で敵がやる気ダウン状態になったら、まずはダウンプアに変えてシンクロ技で味方全体にエンブリザを掛ける。この際、放っておくとダウンプアが相手をブレイクしてしまうため注意しなければならない。なお、コマンド入力にしっかり成功すれば、2回目のやる気ダウンまで肝心のエンブリザ状態は継続するので大丈夫だ。その後は、「BLA+ATK+ATK」(ノエル死亡)などで攻撃を仕掛けていくが、この際もしライトニングが瀕死状態だとこれまたチェーン上昇値が上乗せされ勝手に相手をブレイクしてしまうため、適当に「ポーション」でも使ってHPを回復しておこう。
 ――そうして、全体の30%程度のHPを削ったところで全てのステータスが消え、敵は「フンガッー!」を宣言する。ここで、前述のタイミングで敵をブレイクしてやる気回復を阻止するのだ。成功すれば、敵の弱体化が全て復活するうえに、こちらはこちらで状況を整えたうえでの全力攻撃をそのまま続行することができる。また、さすがのオルトロスもこの状況には混乱するようであり、約10秒程度何もせずうろたえるばかりの時間が存在する。というわけで、これらを使って一気に相手を切り崩してしまうのだ。全ての状況を整えたうえでの鎧ライトニングの物理ダメージは、いつもの99999に優に達するのだ。そして、トドメはもちろん「シーンドライブ改」である。これでOKなのだ。マジで、こんな戦略で勝てちゃうの…??

動画






5……………………分…………??


 そんなこんなで。ここ一番の踏ん張りどころになると思われた「オルトロス&テュポーン」戦であったが、まさかの新戦略により、1ブレイク・たった5分で倒すことができてしまった。今でもまだ信じられない。まさか、強敵とされるオルトロス&テュポーンが、こんな簡単に沈んでいくとは…。
 ――何はともあれ、多少タイミングは難しいとはいえ、鎧ライトニング使用ならHP60%と言わずほぼ満タン状態からでも削りきれることが発覚したため、以降このバトルは大幅に楽になってくれることだろう。また、これだけ火力が余るのであれば、鎧ライトニング以外の他のモンスターでも勝利を掴むことができるかもしれない。今となってはこだわる人は少ないだろうが、このDLCは2012年3月27日に配信されたものであるため、順番から言えば鎧ライトニングは使用できず、BLAライトニング・アモダ曹長・ナバートさん辺りを使って挑まなければならないバトルだからだ。

 というわけで。本バトルでは、最後に久々のシネマティックアクションが発生し、それに成功することでENH/「オルトロス」を仲間にすることができる。また、ATK/「テュポーン」も基本仲間率15%と、シンクロ撃破などで最大60%にまで確率を高めることができる。実戦では、オルトロスとテュポーンの2体を同時に仲間にすることができた…が、テュポーンの魔力が最低値(603)だったのでやり直し、2回目も2体同時に仲間にして今度は最大値(617)を引き当てることができた。うーん、何か作為的なものを感じる…。
 …ちなみに、その2体のモンスターの実力はと言うと。まずENH/「オルトロス」は、シンクロ技の「たこじるしのすみ」で敵を「スロウ(発生50・持続60秒)+カーズ(発生35・持続60秒)+ペイン(発生50・持続30秒)にすることができる。ステータス自体が珍しい組み合わせであり、この発生値も本編中にはあり得なかった数字であるため、それらの要素が有効な敵に対しては採用を検討できるかもしれない。
 ――また、ATK/「テュポーン」は、モーションが遅すぎるため通常火力には全く期待できないのだが、シンクロ技の「はないき」「敵のステータスを最大4種類解除+ダル(発生50・持続30秒)+与ダメージと同じブラッドダメージ」という効果を持つ。その特徴は、「@強力な範囲攻撃である」「A敵をダル状態にする本作唯一の手段である」「BATKの攻撃ながらブラッドダメージを与えられる」と唯一無二のものが多く、多くのバトルで活躍できるだろう。

 そんなわけで。実は、コロシアムには「テュポーンが居なければ倒せないor撃破が著しく困難」というモンスターが複数存在するため、この「オルトロス&テュポーン」戦が一種のボトルネック、いわばタコ壺となっていた。が、そのバトルも“無事”に…どころかかなり楽に終わってしまったため、更にコロシアムのバトルを進めていくことができるようになったのである。
 ――さあ、残すはDLCモンスターが「ギルガメッシュ」「コヨコヨ」「ヴァルファズルLv.1〜99」、そしてグランドクロス編の残りが「カイアス(死にゆく世界/グランドクロス)」「ヨミ」である。このうち幾つかは、テュポーンの能力を使用することにより、手玉のように倒すことができるだろう。が、その後に残るのは真の絶望のみである。だけれども、あのグランドクロス編もそうだったではないか。最初から倒せると思って挑んでいった敵など、何一つとして存在しない。だから、今回もまだまだ行けるはずなのだ。限界なんて、無いんでしょ??

 

(2015年9月25日)

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System: Mahatmya Ver.1.14