モンハンワールド / ベヒーモス討伐記 - やり込みinFF

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モンハンワールド / ベヒーモス討伐記

 



おとぎ話は君たちの顔だよ


 通常タイプのベヒーモスを討伐後、久々の更新である。第6話では、ウィッチャーコラボで追加された
「レーシェン」関連を扱ってみることにしよう。
 …さて、この「ウィッチャーコラボ」は、PS4などで2015年に発売された「ウィッチャー3:ワイルドハント」という海外オープンワールドゲームと、モンハンワールドとのコラボ企画であり、2019年2月8日
(金)からモンハンワールド側で配信が為された。
 ――やれ。元々、このコラボレーションは、昨年12月の「アイスボーン」発表会にて同時公開され、当時はリオレウス
(既存モンスター)と戦うゲラルトさん(ウィッチャー3の主人公)のイラストをバックに、「ユニークなRPG体験をお届けします^^」という超つまらなそうな説明しか為されなかったため、せいぜい既存モンスターの痕跡を集めて戦い、報酬はゲラルトさんの重ね着装備…という程度のコラボだと予想していた。ところがどっこい、配信が開始されると、唐突に「レーシェン」という完全新規モンスターが追加されていることが判明し、界隈は騒然となった。これは明らかに、意図的に隠されており、配信時の驚きを狙ったものであろう。そしてその企図は、見事に当たったと言える。突然行って、びっくりさせたる
 ちなみに、コラボは前編と後編に分かれており、まず当初の2月8日からは、ゲラルトさんを操作して1人でレーシェンを倒す
「依頼:古代樹の森の異変調査」が配信され(期間限定では無い)、こちらがオープンワールド風の探索要素を持ったクエストとなっている。そして、その1週間後の2月15日からは、いつも通りのハンターを使って、オンライン協力で強化個体の「エンシェント・レーシェン」を狩るという「依頼:森の精霊」が追加された(こちらは期間限定)。ちなみに、エンシェント・レーシェンのほうは、一応はソロでの挑戦も可能であるが、オフライン用の敵体力が存在せず、拘束攻撃が実質的に即死となるため、単独討伐は極ベヒーモス級の難易度であると思われる。というわけで、例によって片手剣で単独撃破を既に達成しているプロハンもいるわけだが、少なくとも現段階の私が行うのは無理ということで、今回は見送っていくことにした。

 そんなわけで。せいぜい既存モンスターを使った一捻り程度のクエストと、キャラクターの衣装…といった程度のコラボになると思われた「ウィッチャーコラボ」は、唐突に新モンスターが追加されるという驚きの内容になった。なお、モンハンワールドでの他ゲーからの新規モンスター登場は、本プレイ日誌のテーマにもなっている「ベヒーモス」に引き続き、2例目である。そして、
それらが二つとも無料アップデートだというのだから、売れているゲームのブルジョアぶりには驚くしか無いというものだ。しかも、ウィッチャーコラボのほうは、既にモンハンワールドの発売から1年以上が経過してからのものだ。かつて、基本オフラインのゲームで、ここまでアップデートに力を入れた作品があっただろうか?
 …ところで。そうなると、初めてモンハンワールドがコラボした「ホライゾン:ゼロドーン」
(Horizon: Zero Dawn、PS4で2017年3月に発売したオープンワールドアクションRPG)とのコラボ内容が、上記の「既存モンスターを使った一捻り程度のクエストと、キャラクターの衣装」というものになってしまったのが、実に残念で仕方がないのである。ホライゾンにも、「サンダージョー」「ストームバード」といった強力な機械獣が数多く登場するため、それらが新モンスターとしてモンハン側に出現すれば、ハンターたちには大きく喜ばれたはずだ。その他、ベヒーモスとレーシェンは、強力な装備品やアイテムによって攻略環境にも新風を巻き起こした(ドラケン装備や銀の剣、ルーンの石など)が、ホライゾンコラボではそういうことが無かったというのも寂しい。
 ――とはいえ。モンハンワールドとホライゾンのコラボは、モンハンワールドの発売前から決まっていたものであり、当時は
まさかモンハンワールドが1世代で世界中に受け入れられるオンラインアクションになるとは夢にも思っていなかっただろうから、これは仕方の無いことなのかもしれない。あと、強いて言うのなら、アップデート第1弾で追加した「イビルジョー」(モンハン旧シリーズからの復活モンスター)は、新登場のバゼルギウスに押されて影が薄いため、そのイビルジョーの歴戦個体を2体同時討伐する「ノラの深奥」は、なかなかインパクトのあるクエストとなっている。まあ、名前もイビルジョーとサンダージョーで少し似ているということで、実質的にイビルジョーがホライゾンコラボモンスターという扱いなのかもしれない…。

唐突なオープンワールド風探索要素


 そんなわけで、まずはコラボ前半の、
「依頼:古代樹の森の異変調査」のほうを進めていくことにしよう。
 …さて、このクエストでは、ウィッチャー3の主人公であるゲラルトさんを操作し、古代樹の森に発生した異変を調査していくことになる。ちなみに、ゲラルトさんの使用武器は「ウィッチャー銀の剣+」という
新規の片手剣であり、「攻撃力266 / 龍330&龍封大 / 初期状態で白70 / RARE8なのでカスタム強化は1回 / 会心率0% / スロットはLv.1×1」と、なかなかに強力な性能を誇っている。今後は、フェイタルヴァイトやナナ剣と並び、最強の一角として様々な場所で選択肢に入ってくることとなるだろう。なお本クエストでは、新規武器ではないものの、片手剣以外に持ち替えることも可能である。
 ――さて。クエストの攻略に関して、最初は森に残された痕跡
(モンハンワールドの「痕跡」とは異なり、本クエストでは物語の段階を進めるための調査要素)を調べ、2人の調査団員から話を聞いていく。この、文字で良いような会話まで棒立ちフルボイスで行われるのが、いかにもオープンワールドという感じである。一応、調査団の2名は本編中でも登場していたのだが、そのキャラクター性についてはほとんど掘り下げられていなかったため、これらの人物からRPG形式で話を聞けるというのは、とても新鮮で面白かった。初回は。

 そんな感じで、2人の調査員の話を最後まで聞くと、MAP中央でボスであるレーシェンと戦えるようになるのだが、その前に、本クエストには2つのサブターゲットが用意されている。これら3つを同時に達成することで、本コラボクエストは完全クリアーとなるのだ。
 …まず1つ目のサブターゲットは、
族長ガジャブーの調査である。旧作でのチャチャブーのようなガジャブーには、族長のキングガジャブーが存在し、ここではレーシェンの出現でおかしくなってしまった族長を殴り倒して目を覚まさせることが目的となってくる。ちなみに、このキングガジャブーも地味に新規モンスターである。敵としての強さは、耐久力と広範囲の吹き飛ばし攻撃があって厄介であるものの、攻撃の威力が高くないため、しっかり回復をしていれば時間は掛かるが余裕であろう。
 ――また、2つ目のサブターゲットは、
プケプケの救出である。プケプケは、レーシェンの木の根で捕らえられて瀕死になっているが、ゲラルトさんのイグニの印で根を燃やして助けることができる(複数捕存在するうち、マップ左上の1体のみ)。これで終われば良かったのだが、その助けたプケプケがレーシェンとの戦いの最終エリアで加勢してくる。プケプケは、レーシェンを毒状態にしてくれるなど攻撃能力はまずまずなのだが、雑魚に囲まれてあっという間に死んでしまい、死ぬとサブターゲットは失敗となってしまうため、「生命の粉塵」などでのサポートが必須となる。その攻撃精神は認めるが、瀕死なのだから巣で休んでいてほしかった。もっとさあ、美少女に変身して身を削ってプケプケγ装備になる、とかの恩返し方はできなかった…?

配信当初は「何がプケプケだよ!勝手に突撃して死ぬな! 死ね!!」と激怒する人が多数いたとか


 そんなわけで、サブターゲットをこなしつつ、メインを進め、古代樹の森のMAP中央でレーシェンとの戦闘を開始する。
 …さて、レーシェンは、
完全なる新モンスターということで、これまでの敵とは一味違う攻撃能力を持っている。まず、本体の攻撃手段は木の根であり、これを地面から発生させることにより、範囲攻撃を仕掛けてくるほか、接近している対象には爪を使った攻撃も行う。また、使い魔としてニクイドリとジャグラスを召喚し、ニクイドリは接近時のスリップダメージのほか飛ばして遠隔攻撃にも使用し、ジャグラスはターゲットとした相手を集中攻撃する。一方、こちら側の新要素としては、「イグニの印」という“魔法”を使うことができる。この炎魔法は、一定時間ごとに使用できるアイテムとして表現され、前方180度・2mほどの範囲に炎属性のダメージを与える。レーシェンはこれを弱点としており、本クエストでは必ず1回で相手をひるませられるほか、ニクイドリを剥がして敵を弱体化させることができる。一度使うと、50秒程度の溜め時間が必要となるため、ここぞという場面で使用したい。なお、ゲラルトさんの初期装備の片手剣は、抜刀状態でもアイテムを使えるため、相性は抜群である。その他、戦闘だけでなくイベント進行にもこの炎を使用する場面があるのだが、その際は失敗をしてもすぐに打ち直せるようになっていると、地味に配慮が行き届いていたりする。
 ――そして。レーシェンの攻撃モーション自体は、範囲が広いうえに見切りが難しく、なかなか難しい相手となっているのだが、例によって
攻撃の威力は貧弱であるため、しっかり回復をしていけば負けることは無い。まあ、オープンワールドゲーの主人公らしく、「来いよ」「どうした、怖気づいたか?」などとイケボで相手を煽るゲラルトさんが、モンハン風に派手に吹っ飛ばされ続ける光景は非常に情けないのであるが、それはそれでご愛嬌であろう。そんな感じで、合計5個エリアに渡ってレーシェンと戦い続けて撃破をすれば、本クエストは達成となるのだ。

 というわけで。このウィッチャーコラボ第1弾のクエストのほうは、ただ達成するだけなら、さして難しくもなく、むしろ今までのモンハンとは一味違った、オープンワールドゲーの雰囲気を味わえる良クエストとなる。
しかし、完全クリアを目指すとなると、途端に理不尽要素が跳ね上がるのだ。
 …まず、本クエストの完全クリアーの難易度を大幅に上げているのが、最終エリアで参戦する
プケプケである。前述の通り、放っておくとあっという間に死んでしまうため、「生命の粉塵」などで支援をすることが必須となる。こういった行為自体、オンラインなどでも「下手な奴の介護をさせられる」などと賛否があり、これを半ば強要される本クエストは強く評価が別れている。そしてプケプケ自体が、相手を毒にするくらいの能力しかなく、ジャグラスに囲まれてあっという間に死ぬ役立たずということが、その強制感を更に強めているのだ。
 ――しかも、もしそれに失敗してプケプケが死んでしまうと、サブターゲットは失敗となってしまうのだが、この場合、再度挑戦をするには、
本クエストを完全に最初からやり直さなければならない。“完全に最初から”とは、つまるところ調査団員2名との会話と、ガジャブーのほうのサブクエストも全てということである。特に、会話パートは2回目以降で完全に作業となるうえに、せいぜい×ボタン押しっぱなしでテキスト部分を早送りできるというだけであり、まとめてスキップすることはできないため、やり直しが激しく面倒になっている。しかも、このプケプケはレーシェンとの戦いの最終エリアで参戦をしてくる。そこまでに掛かる時間は、だいたい30分というところか。さすがに、これの再プレイには、ストレスが溜まるというものなのだ。

これがやりたかっただけだろシリーズ


 そんなわけで。私は、合計で本クエストを
4回やるはめになった。初回と2回目は、攻略情報をロクに持っていない状況だったため、中途半端な状況でのレーシェンの撃破となった。そして3回目は、サブターゲットを2つとも達成しての完全クリアーを狙ったのだが、失敗して最終エリアで自分が戦闘不能となってしまい、再び戦闘に駆けつけるまでの間にプケプケが死んで失敗となってしまった。やれ、このレーシェン戦のBGMは、「え〜え〜〜えええ〜 え〜え〜〜えええ〜 あ〜〜〜〜〜〜」という感じのウィッチャー側から輸入された新曲となっているのだが、まさしくそのプケプケが死んだ瞬間の私が(゚∀。)「あ〜〜〜〜〜〜!!!!」という感じであった。
 ――まあ、確かに死んだのは私が悪かったけど、せめてやり直しは戦闘部分からにしてほしかったな。この手の、イベントを
連打で飛ばすみたいな要素は、モンハンには要らないだろう…。そして4回目で、何とかプケプケを残してレーシェンを撃破できたということである。

 そんなこんなで、本クエストを完全クリアーすると、レーシェンの素材を入手できるほか、「ルーンの石」というアイテムを手に入れ、ハンターも炎属性の魔法を使えるようになる。また、2つのサイドクエストに関しては、ガジャブー側からはフィールド上でガジャブーの支援を受けやすくなる特典を、そしてプケプケ側からは、
激レアの「攻撃珠」を1個限定で貰うことができる。「攻撃珠」は、基礎攻撃力を上げるというシンプルで無駄のない効果であるが、出現率が異様に低く、200時間ほどプレイした私も、イベントで入手した最初の1つしか持っていなかった。そのため、ここで2個目を貰えるというのは、実に嬉しいものである。なお、2回目以降は、残念ながら「風化した珠」となってしまう。その他、称号として「ワイルドハント」というものを手に入れ、ギルドカードの自己紹介で用いることができる。また、「ネッカー」という、ウィッチャー側のモンスターが新規に環境生物として登場し、捕獲に成功すると、オトモ用の装備を作れるほか、マイハウスに住まわせることができる、といった特典も存在する。
 …そして、装備関連としては、レーシェンの素材を使用することにより、ゲラルトさんの装備していた
「ゲラルトα」のワンセット防具を作ることができる。これは、各部位を自由に付け替えられないため、実用性が低いと思っていたが、「体力増強Lv.3」「弱点特効Lv.3」という実用性の極めて高いスキルに、「ランナーLv.3」「攻撃Lv.2」「見切りLv.2」などまずまず使えるもの、そして装飾品も大量に付けられるため、なかなか便利な装備となっている。また、専用スキルとして、ルーンの石による炎魔法をゲラルトさん並に強化する「イグニの印力」が発動してくれる。これに、装飾品を使って、例えば「広域化Lv.5」「整備Lv.3」などをつければ、この後のエンシェント・レーシェンとも十分に太刀打ちできる装備となってくれるのだ。
 ――ところで、私にとってはメインとなりうる、新片手剣の「ウィッチャー銀の剣」は、
この時点では素材が足りず「銀の剣+」にまで強化ができないため、実用性は低い。まあ、作ってはおいたが、本番は1週間後のエンシェント・レーシェンが解禁されてから、ということだろう。

閃光と広域化回復を惜しまないチームが勝てる


 そんな感じで。次は、2月15日に配信された
「依頼:森の精霊」のほうを攻略していくことにしよう。今回戦うのはゲラルトさんではなくハンター達であり、4人までのオンラインプレイも可能である。また、出現する敵は「エンシェント・レーシェン」という強化個体であり、ゲーム中では亜種的な扱いのようだ。ちなみに、戦闘中のBGMも、「え〜え〜〜えええ〜」とは異なり、「ポク ポク ポク ポク」という木魚みたいなBGMになっている。
 …さて、エンシェント・レーシェンは、ゲラルトさんが単独で戦った時とは行動パターンが様変わりしており、全般的に
モンハンのチームプレイ向けといった趣のアッパー調整が為されている。まず、攻撃の威力が歴戦王モンスター並に高められており、攻撃範囲も全般的に広くなっているため、気を抜くとあっという間に戦闘不能にされてしまう。また、炎魔法を使ってもすぐにはひるまず、複数人で連発をしなければ相手を弱体化させることができない。そして新技として、根を使って相手を縛り、ニクイドリとジャグラスを使って即死級の大ダメージを与える拘束攻撃と、後半のエリアで解禁される即死級の広範囲攻撃が追加されており、どちらも対策を知らなければ即座にキャンプ送りとされてしまうくらいに強力である。
 ――そして。ソロ攻略という観点で考えると、今回のクエストは、制限時間自体は50分と長いものの、敵HPは
約67500と極ベヒーモスを更に超える値を誇る。また、拘束攻撃は、1人で戦っていると解除手段が無く、実質的に即死攻撃にも等しくなる。そして、今回は歴戦王と異なり&ベヒーモスと同じく、ソロ用の敵体力が存在しない。以上の理由から、ソロ討伐は極ベヒーモス並の極烈難易度を誇るため、少なくとも現段階の私は見送っていくことにした。

 それでは、そんなエンシェント・レーシェンとの戦いには、果たして何が必要なのか。それは、とにもかくにも
閃光弾と広域化による回復を惜しまないことである。これを守ればかなり雑でも勝てるし、逆に4人のうち誰もこれを行わなければ、クエスト達成はほぼ不可能になると言って良い。
 …やれ。敵は、広範囲&高威力の攻撃の他にも、ニクイドリを使ってスリップダメージを与えてくるため、味方の体力は凄まじいペースで削られていく。それを回復するためには、「広域化Lv.5」を付けたうえでの回復薬グレートで、味方全体の体力を一気に補充するのが一番である。今回、敵はベヒーモスと同じく、恐らくは残りHPによって移動をする特性を持っているため、アイテム切れに対処するため、調合素材まで持ち込んで戦闘中に調合をしていくのが良いだろう。この
回復要員ヒーラーは、1人だと不安であるため、できれば2名以上で行うのが望ましい。回復が過剰なくらいがちょうど良いのだ。
 ――また、敵の行動は、全て閃光弾で中断させることができる。最終的には一瞬しかひるまなくなるものの、閃光自体の効果が無効になることは無く、何度でも繰り返し有効となっている。とりわけ本バトルにおいては、
「拘束攻撃の解除」「大技の阻止」「使い魔ジャグラスの妨害」などと用途が多く、とにかく困ったら閃光を投げておけば良いというレベルである。こちらも、調合素材まで持ち込んで惜しまず使っていき、できれば1名でなく2名以上で妨害を行いたい。大技の阻止となると、3〜4名が閃光を投げてあっちでもこっちでも爆発が起こったりするが、それくらい慎重なチームが勝てるのである。

ワンセット防具ってあれだろ、ファルコンアーマーとかガイアアーマー的なやつ


 そういうわけで。私は、「イグニの印」の強化も合わせて、いつもの片手剣に、ゲラルトαをベースとした装備を用いていった。
 …まず、最重要の
「広域化Lv.5」は、友愛の護石と装飾品を使って発動させていく。また、特殊装具も重要であるため、その使用ペースを上げる「整備Lv.3」も、これまた装飾品で発動させる。また、これまでに無い新スキルとして、レーシェン戦では狭いスペースに味方が殺到することになりため、片手剣だと味方の攻撃が当たってまともに戦えなくなるため、「ひるみ軽減Lv.1」も付けておく。最後に、残った穴を使い、「超会心」「渾身」を、ダメージの期待値が最も高くなるように発動させておく。武器に関しては、今回は「達人芸」が使えないため、切れ味消費を抑える「業物」を持った「エンプレスエッジ・冥灯」を持っていく。これでも切れ味は青どころか緑にまで落ちてしまうのだが、何も無いよりは遥かにマシである。だいたいこんな感じで、最良とは言えないものの、サポート片手剣として、かなり良いところまで来ている装備を作ることができた。なお、防具の強化は通常と同じく可能であるため、しっかりカスタム強化で防御力を高めてからクエストに挑みたい。私は忘れました。
 ――また、特殊装具に関しては、いつも用いている「不動の装衣」ではなく、
「癒しの煙筒」のほうを用いていった。これは、設置した周辺に回復効果を60秒与えるというものであり、今回は「狭い場所で戦う」「体力を頻繁に削られる」という、癒しの煙筒が活躍しやすい条件が揃っている。これを4人で置くだけで、回復の手間をかなり少なくしていくことができるのだ。なお、「転身の装衣」に関しては、これまでと同じくスリップダメージ以外の攻撃を全て無効化できるため、今回バトルにおいても強力な切り札として使っていくことができる。

 そんなわけで。エンシェント・レーシェン戦の難易度は、個人的な体感であるが、
だいたい歴戦王ゼノ・ジーヴァと同じくらいといったところだろうか。無策では間違いなく負けるし、自分1人の力ではどうしようも無いのだが、チームワークがしっかりしていれば勝てる。むしろ、他の人のサポートに恵まれれば、そうそう失敗することは無くなり、ゼノ・ジーヴァ以外の歴戦王と同じというくらいにまでは落ちてくれるため、楽と感じる人もいるかもしれない。総合して、無料アップデートとしては非常に嬉しい、モンハンらしいモンスターになっていると言えるだろう。
 …ちなみに、少し面白い環境変化として、本バトルでは
いつもはあまり嬉しくない武器が大活躍するという特徴がある。例えば太刀などは、普段は広範囲攻撃でボコスカ味方を巻き込むうえに、死にやすい人が多い(気がする)ため、正直言ってオンラインではあまり出会いたくない相手であった。ところが、このレーシェン戦では、攻撃範囲の広さで使い魔のジャグラスをあっという間に殲滅することができ、ひるみはスキルで無効化できるうえに、死にやすさもこちらの広域化でかなりのところまでサポートできる。逆に、活躍しづらいのがガンナーであり、いつもの力強いダメージ源という印象から一点し、火力を出しづらいうえに、見切りが難しい根っこ攻撃やジャグラスの猛攻によって大ダメージを受けてしまう存在となっている。
 ――というわけで。このバトルでは、最も戦いやすいのが
「片手・片手・太刀・大剣」などのチームであり、逆にガンナーが多いチームでは、それだけクリアが難しくなってしまう。もちろん、最終的にはチームワークとなるものの、もし本クエストをクリアできないという人が居たら、武器の種類によって部屋を選んでみてはいかがだろうか。また、そのチームワークの良さは、「最初の落石を行っているか」「閃光と広域化回復を惜しまないか」などにより、第1エリアでだいたい判断できるため、その辺りを念頭において、挑戦を繰り返していくと良いだろう。ソロは…うん、超プロハンに任せておきましょう。

そして、深夜、私一人のベヒーモス祭が始まる


 そんな感じで、「ウィッチャー3」コラボクエストの攻略を無事に終えた。総合して、最初のゲラルトさんソロのクエストは繰り返しプレイでストレスが溜まるイマイチな仕様だったものの、エンシェント・レーシェンのほうはモンハンらしいチームプレイを楽しめるモンスターとなっており、
とても無料とは思えないような充実したアップデートであった。これが、売れているゲームの強みなのか。
 …そんなわけなのであるが、現在は「アステラ祭」の期間中であるため、
問題の極ベヒーモス戦のクエストも挑戦可能となっている。実は、私はソロはもちろんとして、オンラインですら極ベヒーモスは倒せていない。せっかくだからということで、せめてそれくらいはクリアしたいというものである。
 ――ただ、さすがにモンハンワールド最難クエストの座をこれまで半年近く守り続けているというだけのことはあって、オンラインであっても勝利は並大抵のことではない。回数を決めて地道に挑戦したいところであるが、残念ながら期間限定クエストという仕様が重くのしかかる。やれ、歴戦王といい、今回のエンシェント・レーシェンといい、こういう高難易度クエストは常駐してほしかった。もう、ただの歴戦程度では全く歯ごたえが足りないのだ…。

 

(2019年2月17日) 128 PV

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