FF12プレイ日誌

【第三話 王家の証】
Update 2006/3/31

 砂漠に入ってトマトを始末しつつ古びた建造物に登るとムービー。ウォースラがゲストに加わり、ウルタンエンサ族(噛むなこりゃ)登場ムービーを見てガンガン進む。広い、敵も多い&強い。戦い続ける。ちなみに俺のパーティの各キャラの役割は次の通り。
 ヴァン:俺。自分で操作する。主に重武器で攻撃したり、フェニックスの尾などを使用したりガンビットに縛られない行動。
 バルフレア:弓を装備しどんな敵とも戦えるように。力主体の戦士タイプ。もっとも、この砂漠の時点では弓は持っていなかったが。
 パンネロ:「HP<70%の味方」にケアルを放つ回復屋。魔力重視装備の魔法使いタイプ。
 ・・・今回のシステムだと別にパンネロが槍と鎧で固めたり、バルフレアが魔法使いタイプになっても何ら問題ないんだが、そこはイメージ。人は外見で決まらないが、外見も重要だぞ。特に任意に変えられる部分は。

 とにかく進んで進んで進みまくって砂漠の端へ。いきなり「ここまでをセーブしますか?」と出てきてびびる。何だ?セーブポイントを置いてはいけない理由でもあるのか?
 ・・・でボスのガルーダ登場。戦闘開始。飛行タイプ・・・物理攻撃が届かない。魔法攻撃で攻めるしかないな。まあ何とかなるだろう!バキッバキッバキッ・・・連続攻撃で回復役のパンネロ死亡。フェニックスの尾を連打するがジリ貧で死亡。
 ちょっとちょっと待ってくれよ!HP500くらいしか無いのに一発100強の打撃連打は無いだろ。単純故に、対策手段が無い。ポーションの連打も追いつかない、物資も足りない攻撃手段も無い。なんじゃこれ。大丈夫か?
 もっかいやってみる。HPがわずかになると二連撃や三連撃を使用してきて凶悪になる上、そこまで持ち込むまででボロボロ。控えも使ってウォータを連打してやっと削れるレベル。道中の敵は基本的に全部倒して来たんだが。
 ・・・と、わずかまで削ったところでガルーダが戦闘から離脱し画面奥へ。・・・分かった!ここで走り回ってMPを回復させ、状態を立て直して全力で倒せって意味だな!スクエニちゃんが作ってくれたFFのドキドキをやり込みにして返したい!心の中に眠る戦術に会えるの。それがFFの魔法!
 ということで走り回る。僅かずつでは有るが、MPが回復していく。そしてケアルを放ちHPを全回復させ、プロテスもかけ直して突入!いくぜ!
 ところで画面上部のボスのHPを示すバーの色が変わったような気がするが・・・・・・バキッバキッバキッバキッリセット。んなシステム聞いてねええええええええええええ!!!!!!!!!
 ということで中間地点はただ単に戦闘場所が変化するだけで、すぐ追いかけないとHPが回復してしまって元に戻るどころか悪くなるだけ。なんなんだあの移動とこのシステム。わけ分からねえ。

 ・・・ここで戦術を変える。今回の必殺技は「ミストナック」といって、複数人のMPを全て消費する代わりに大ダメージ(打撃の半分〜数十倍)を与える事が出来る。現時点で覚えているのはガンビットで動かしているバルフレアとパンネロ。今までは開始と同時にこれを放っていたが、それを変えよう。相手はHPが減ると鬼連続攻撃モードに入るので一気に倒したい。その時にミストナックを発動しよう。考えてみれば当たり前のことではないか。相手の攻撃が楽な時に一気に削って相手の攻撃を激しくしても仕方がない。多分、これはFF12をプレイする上での基本だな。
 というわけで最初はフラン、バッシュ、アーシェのパーティ(全員Lv10前後で捨て駒)でウォータを連打。その全員が死亡したらメイン3人登場で削る。バルフレアはミストナックの親になるためMPを消費する行動をしない。そしてHPが半分を切ったらミストナックでけりを付ける。・・・どうだ。
 しかしこの戦術も完璧ではない。ミストナックのダメージが激しく運に左右されるからだ。上に「半分〜数十倍」と書いたのは別に誤字でも何でもない。まだよく分かっていない(永久に分からないのかもしれない)のだが、ミストナックを発動すると4秒の制限時間が表示され、その時間中にR2ボタンでスロットを回し別のミストナックに連続させることができる。そのミストナックにも前回からの制限時間に続けて入力する時間が与えられ、連携させることが出来る・・・というシステムだ。こう効くといかにもFFらしい攻撃技だなあ、と思われるかもしれない。確かにシステムだけはFF8の特殊技システムみたいな感じだ。でもこのダメージ量を見てくれ。

 単発:50ダメージ
 
二連撃:400ダメージ
 
三連撃:2000ダメージ
 
四連撃:4000ダメージ
 
五連撃:6000ダメージ
 参考:打撃一発100ダメージ

 ふざけてんのか?大丈夫かFF12?スロットはFF8の特殊技のスロットのように運任せの要素が非常に大きく、普通は2〜3連撃が限度だ。その2〜3連撃でダメージが違いすぎる。しかもMPを満タンから全部消費する技の都合上、一戦闘で一回が限度。なんじゃこりゃ。やり込みプレイじゃないんだぞ。通常プレイだぞ。今回は「グラフィックを抑えてゲーム性を優先した」そうだが、まさかこれがその自慢のゲーム性じゃないよな?

 ともあれ、その戦術で三回ほどやってやっとガルーダ撃破。疲れた。それ以外の感想は無い。美しいグラフィックや練り込まれたシステムも、この運任せ戦闘システムじゃ生きていけない。今回は駄作に甘んじてしまったか。
 ・・・ちなみにガルーダは寄り道して「イクシロの実」というアイテムを使い攻撃力を1/4にして倒すのが正規らしい。それらしい匂いをもっと漂わせて欲しかったが・・・。まあ上の文章は訂正しない。その後のボス戦でやはり結局ミストナックつなげ勝負、つまり運勝負になると分かったから。mk2の評価がイマイチなのも道理だわこれ。

 さて王墓内部へ入る。突然壁にカメラが向いてまさか、動くんじゃないだろな・・・と思ったら本当に動いた。ゴメン。別に大して驚かなかった。この程度のことでいちいち気分を盛り上げようとする自分が、ちょっとむなしい。
 次の部屋でまたデモンズウォール戦。今度はHPが少ないので火を消して足止めしつつ戦う。ミストナックが上手く繋がらなかったので苦戦したが、なんとか撃破。次へ進む。
 ・・・奥の壮大な空間へ。右へ左へ仕掛けを動かし、危険な雰囲気の部屋へ。奥でボス戦。・・・今度は一般的ボス戦。パンネロのケアル連打で回復しつつ、バルフレアがミストナックの親となってトドメ。ふう。王家の証を手に入れ脱出。

 さて、久しぶりの太陽の光。セーブポイントが「ミストの影響でテレポが使えません」となっていたので、道中で何かあるな・・・と思ったところ表に出た瞬間に帝国の船に拿捕される。長いイベント(そうでもない。って言うかFF12はバトルに比べてイベントが短すぎ。これも「ゲーム性」?)を見てボス戦。まずはいきなりミストナック。上手く五連撃で6000ダメージを出し、周りの雑魚帝国兵を一掃。このボス、打撃攻撃しか仕掛けて来ないのでプロテスかけて殴れば楽勝だわ。・・・と思ったら瀕死状態になり赤点滅になると急に二連撃だの三連撃だの四連撃だのを出し始める。しかも防御力が上がり与えられるダメージも1/3。そしてこっちは王墓脱出後そのままの状態。HPMPは回復してはいるが、ポーションもフェニックスの尾もない。そのまま100ダメージの連続攻撃&こっちの二倍速行動で回復が追いつかず、残り10%ほどで倒せたのに全滅。しかしこの調子では残り10%は削れまい。

 思い出すよ。ダンスダンスレボリューション最盛期の2ndMIXに「PARANOiA MAX」っていう当時の最高難易度曲があった。その曲の最後に当時としては有りえない両足で踏めない63連打が出てきて、最後殺しの曲、と話題になったもんだ。ちなみに、最後殺しってのはって意味ね。
 ・・・とまあ、糞戦闘システムなんで、再びエースコンバットゼロに流れそうになるが(あっちも期待に対してイマイチだったが安定して楽しめる分FF12よりマシ)、礼儀として一回くらいは最後までクリアしようではないか。

 ・・・で、今回も控えを使用して削りまくった後、鬼連続攻撃モードに入る前にミストナックで撃破。ちなみにミストナックを上手くつなげるため3回ぐらいやり直した。なんじゃこれ。
 とにかく一旦ラバナスタへ戻り、シナリオが新局面を迎える。はー。これから面白くなってくれるのかなあ、無理だろうなあ。

 とはいえ、序盤にパンネロと一緒に向かった平原へ。あのころは期待に満ちていたなあ。雨が降っていて敵もやたらと強い。さらに進んで全く違う風景の平原へ。また敵がえらく強い。二体までなら何とかなるが、三体になると大苦戦。四体なら間違いなく逃げる。いろいろ進んで目的地っぽいところに到達。町の長に話を聞き「この破魔石は力を失っとるのお」と言われDQ8のサザンビーク現象?等と感想をもらしつつラーサーを仲間に。このラーサーが攻撃力がこっち最強のバルフレアより高く、さらにHPが低くなれば勝手に味方メンバーにハイポーションを使ってくれるという都合のいいっぷり。さっき喧嘩を売って全滅しかけたザグナル3体にも余裕で勝てる。というわけでレベル上げ。
 ・・・やはり数が問題か。このゲームのバトルを楽に進める方法はマップを一人で歩いているモンスターを全員で囲んで一体ずつ倒していくこと。逆に相手に囲まれると最悪。というわけで、このゲームのバトルシステムをALB(アクティブ・リンチ・システム)と名付けよう。

 いろいろ稼いで先に進む。いきなり森へ到達。ガンガン進んでいろいろやって魔石鉱によったりしていろいろ進む。レベルを上げておいたおかげでサクサク進む。しかし・・・この淡泊さはまるでドラクエだなあ。今回レベル上げ、金稼ぎ必須みたいだし。これが例の「ゲーム性」というのなら、俺はFFとしてこの方針は間違っていると答えよう。
 一気に進めて神都プルオミシェイスへ。そこで「行け!勇者よ!」みたいな感じで遺跡に送り出される。何かいろいろ作業してボス戦はミストナックを失敗して大苦戦したりしながら淡泊にクリア。再びプルオミシェイスへ。
 次、いきなりボス戦の予感。

 

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