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青森県の思い出 / やり込みinFF

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管理人の日記
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう(11月の青森県では普通です)

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地域によって「ねた」だったり「ねた」だったりするらしい


 約1ヶ月に及んだ青森出張も終わりであるため、本日は「青森県の思い出」というものについて語ってみたいと思う。
 …まず、今回は11月上旬から12月上旬までの1ヶ月間の出張ということで、微妙にいろいろと時期を逃してしまった感は否めない。例えば、いくら本州の果てである青森とはいえ、本格的に雪が積もり始めるのは12月末からであるし、テレビの画質テスト素材としてきしめん並みに有名な「ねぷた祭り」は毎年夏の開催である。せいぜい、この時期のイベントと言うと、品種に依るが、ギリギリでリンゴの収穫期であるというくらいだろうか。
 ――ただ、今回は初の長期的な東北滞在とあって、いろいろ学ぶべき点が多かった。というわけで、今回は例によって、それについて書いてみることにしよう。まあ、今後とも、恐らく俺は東北地方のお世話になるであろうため、その予習的な意味もある。まあ今となっては、住む場所の条件はインターネットが繋がるかどうかが最重要であり、それ以外はさして考慮に値しないという考え方もある。とか言ってると、ネットの通じない離島に飛ばされてしまったりするのだろうがな…。

 そんなこんなで、今回の青森で印象に残ったことのひとつは、とにかく「リンゴ」!である。
 …やれ、リンゴと言うと、皆さまも“青森が名産地”というくらいの漠然とした知識は持っておられるだろうが、実際に現地に行ってみるとそれはそれは凄まじい。町中の様々な地が、全てリンゴ畑なのである。人の背丈に少し加えたような木々が生い茂った特徴的な地域は、全てリンゴ畑である。道端に何か投棄された物が積んであったら、それはリンゴの山である。とまあそんな感じで、青森では、もう全てがリンゴを基準に動いているのである。それもそのはず、日本全国のリンゴの生産量のうち、なんと50%もの量が青森県に占められているそうだ。もし青森県が無かったら、あなたの隣にいるあの人は一切リンゴが食べられなくなってしまうのである。青森こそ、「林檎県」を名乗るに相応しいであろう。
 ――まったく。そのようなリンゴエピソードを物語る一つとして、ある日、会社の廊下にリンゴが置いてあったことがあった。どうも、社員の中にリンゴ農家の人が居たそうで、「余ったので貰っていってください」と、木の板を張り合わせたような蓋の無い箱に、リンゴが満載に置かれていたのだ。さすがに青森県の方々はリンゴなど食べ飽きているだろう…と俺は思ったのだが、それが物凄い勢いで減っていくのである。俺も試しに一つ手にとって食べてみたのだが、確かに美味しい。身はパリリと歯ごたえがあり、汁が充満して甘みも十分である。余り物でさえこのクオリティなのだ。さすがリンゴの名産地・青森である。青森県民がリンゴを食べる確率は150%。1個食べてまた2個目を食べる確率が50%の意…。

 また、その他にも、青森の人々は何となくインドア派であり、俺と気性が合うのではないかということも感じたのである。
 …というのも、まず青森県は、「カップラーメンの消費量が日本一」(恐らく1人あたりの金額ベース)という隠れた特性がある。これは、お察しの通り、冬場は雪で覆われて、外出する気が無くなってしまうからであろう。確かに、俺は雪とか無関係であまり外出する気が無いため、大学時代はカップラーメンが生命線の一つとなっていたし、今でも休日ゴロゴロして朝ごはんも昼ごはんも「夕ごはんも」カップ麺で過ごしてしまうことは少なくない。なお、同カップ麺ランキングの上位としては他に、新潟・山形・富山などがランクインをしているという。どれも、雪が多く降る土地だ。つまるところ、青森県民は、日本一のインドア派なのである。
 ――また、それに関連して、青森県には何となくコミュ力の高い人が多いような気もするのである。やれ。俺の考える「コミュ力」とは、馴れ合いの仲間グループを作って他を疎斥するブロック経済のことではない。それは、できる限り個人主義を貫き、本当に必要な時だけ最小限の協力をする関係のことである。やれ、青森と言えば冬場は雪で完全に閉ざされてしまう。だからこそ、身近な人々と、苦痛にならない距離感覚を保ち続けるのである。そう言えば、俺はあの新潟時代にも、似たようなことを感じたものであった。何でもベタベタすれば仲が良いというものではない。適切な距離感を保ててこその「コミュ力」というものであり、一人用ゲームを一番の趣味としている俺にとっては、嬉しい限りなのである。

 というわけで。これからしばらく、恐らくは東北地方で勤務をすることになる俺にとって、このような青森の傾向は願ったり叶ったり、なのである。
 …まあ、正直なことを言うと、俺にとっては冒頭に書いた通りインターネットが通じればどこでも同じであるため、もはや日本中どこが勤務地になったとしても一行に構わない。カップラーメンが好きで負のコミュ力(?)が高いという点では、青森の人々は俺と通じ合う面が多々あるだろうし、「豪雪地帯」という面もあの新潟時代で既に経験をしており、別に俺は雪が嫌いというわけではない。むしろ、今でも雪が降ると、あの楽しかった新潟県を思い出して、無駄にテンションが上がってしまうくらいなのだ。
 ――まあ、日本中どこだって、ネットワーク環境と、PC/PS4/PS3/Vitaを持ち込めば、そこが俺のスタジオである。それに、長く滞在すれば、それこそ「住めば都」という概念も生まれてくるかもしれないし、いわゆる“東北美人”と恋愛ができるかもしれない。もう、どこにでも追いやってくれ。ゲーマーには国境は無いし、もちろん県境も無いのだ。

(2016年12月4日) 110 PV

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