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2021年5月1日(土)
DS「Newスーパーマリオブラザーズ」再感想:特別つまらなくはないが…


 
あんま痛そうじゃないんだよなあ


 少し前に中古屋で購入した
「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」をクリアしました。15年ぶりの再プレイの感想は、「言うほどつまらなくはないが、かといって特別に面白いわけでもない」というものでした。この記事も、便宜上、【「3Dマリオ」のタグ】で管理させていただきます。
 …さて、この「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」は、今から15年ほど前、2006年の「知育ブーム」の際に発売され、
日本国内600万本という指折りのヒットを飛ばした作品である。しかし、私も当時プレイをしたが、あまり面白いとは思わなかった【日記:2006/6/5】など)理由は、既に任天堂の2Dアクションとして、「スーパーマリオワールド」「ヨッシーアイランド(SFC/GBA)」と言った伝説的な傑作が存在するのに、それらと比べて、特に優れた出来とは思えなかったからである。
 ――だが、それにも関わらず、世間では「売り上げ! ゲームの新たな進化! 誰でも楽しめる!」と大絶賛されており、それに私は強い違和感を覚えた。やれ、「誰でも楽しめる」とはこの手のゲームで頻繁に出てくる言葉だが、
私はその「誰でも」ではないということだろうか。そして、その後に発売した「ヨッシーアイランドDS」「逆転裁判4(カプコン)酷いクソゲーだったことが決定打となり、私は任天堂界隈から15年も離れるに至ったのだ。

 そして。今回は、そんな曰く付きの作品を15年ぶりにプレイしたのだが…その感想は、冒頭に述べた通り、
「言うほどつまらなくはないが、かと言って、特別に面白いわけでもない」という感じである。
 …まず、この「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」の基本ルールは、
一般的な横スクロールの面クリア型2Dアクションである。過去の2D作品と比べ、追加アクションは壁蹴りくらいで、これと言った大きな新要素は無い。タッチパネルや2画面も、フレイバー程度であって、特に大きくは取り入れられていない(もっとも、それらの要素をミニゲームに集約させたのは、無難だと思う)。パワーアップは、チビ→キノコ→ファイアの基本パターンであって、その他の強化はごく僅かな場面にしか登場しない。コンプリート要素としては、各ステージに「スターコイン」がというアイテムが3枚存在するほか、寄り道ステージが幾つか存在するが、スペシャルステージやタイムアタックといった“裏面”的な遊び要素は無い。
 ――また、演出やグラフィック・サウンドにおいても、DSは初代PSや64並みの性能を持っていると思われるのだが、それをフル活用した場面はあまりない
(全くないというわけでも無い)。本作では、ドット絵と3Dが混合した表現が採用されているのだが、そのうちドット絵部分の出来が悪い。クリボーやノコノコといった基本の敵は、ボケボケのくせにヌルヌル動いており、出来の悪いドンキーコングといった感じである。テレサは、大型の固体は3Dなのだが、小型は2Dであり、後者は立体感が無く不出来である。極め付きに、砦・城ステージで登場する杭は、Windowsのペイントで書いたようなショボすぎる外見であり、思わず笑ってしまった。3Dはともかく、ドット絵の出来が悪いのは、言い訳できないというものだろう。

 と、まあ。こんな感じで、
「○○は、無い」という書き方が大半なことから分かるように、このゲームは、決して出来の良い作品とは言えないのである。
 …やれ、上でも挙げた「マリオワールド」「ヨッシーアイランド」は、システムや演出面での目新しい要素が非常に多く、マリオシリーズの本編を名乗るに相応しいタイトルであった。では、この「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」が、その系譜を継いだ正統続編かというと、
とてもそうは言えず、むしろ退化してしまっている。単品での出来が、これといって優れているわけではない。また、3DSの「3Dランド」のように、開発が忙しかったとか、ゲーム初心者向けにするためにはやむを得なかったとか、そういった考慮すべき要素も、特には思いつかない。
 ――まあ、システムをシンプルにしただけなら、当時のユーザー層を考えれば仕方ないかもしれない。それにしたって、もう少し遊び要素を追加するとか、ドット絵についてもSFC以上に立体感のあるハイクオリティなものにするとか、いろいろできたであろう。似たような時期に発売した「ギャラクシー」と比べても、斬新さでは大きく劣っている。
どうしてこんなものがマリオシリーズ最大級に売れてしまったのか、よく分からない…。

最近まで積んでいたWiiU版です。このステージだけでマリオが30人ほど海に還っていきました…


 というわけで。今回プレイした「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」については、
「当時の知育ブームのユーザー層に合わせて、よく売れた」という点以外に、積極的な評価点を見つけることは難しい。内容は、「特別に悪くは無いが、かと言って目新しい要素も無い」という程度であり、初心者向けとしても、歴代ユーザー向けとしても、取り立てて秀でた点は感じられない。当時の私は、この作品を「クソゲー」と評価したが、期待していた内容(「ワールド」「ヨッシーアイランド」の正統続編)との落差が原因であるため、自分の中での「ガッカリゲー」と呼ぶのが妥当であると思われる。
 …まあ。一応は、
「楽しめた人が多い」というのは、大きな評価点と言える。そして、私がその後にプレイした「ヨッシーアイランドDS」は問題点だらけの作品であるため、そういった極端なクソゲー要素が無いというのも、やや後ろ向きながら、長所と言えるだろう。
 ――ちなみに、2Dマリオなら何が良いのかと私に聞かれれば、私は
「ヨッシーアイランド(SFC/GBA)」が今なお最高傑作だと思っている。GBA版の「マリオアドバンス3」ならば、現在ではプレイ環境を用意しづらいものの、「ひみつ」と題した追加ステージが6つ存在し、そのどれもが出来が良く、やり応えがある。また、現行機ならば、スイッチの「マリオブラザーズU デラックス」は、遊びやすさ・ボリューム・奥深さのバランスが良く、かなりいいところまで行っていると思う。中古でも5000円くらいするが、その難点が無視できるのなら、最良に近い選択肢となるだろう。

 なお、その後の展開であるが、売り上げ面における大成功が評価されたのか、それともゲーム初心者には2Dマリオが適切と判断されているのか、
「Newスーパーマリオブラザーズ」でシリーズ化が為され、各ハードごとにシリーズ内続編が発売されるのが恒例となった。
 …具体的なラインナップとして、「Newスーパーマリオブラザーズ Wii」がWiiで2009年に、「Newスーパーマリオブラザーズ2」が3DSで2012年に、「NewスーパーマリオブラザーズU」と追加パックの「NewスーパールイージU」がWiiUで2012年と2013年に、そしてWiiU版の2作を移植した「NewスーパーマリオブラザーズU デラックス」がスイッチで2019年に、それぞれ発売されている。スイッチ版はWiiUの2作の移植であるが、その他は別物であり、一部の素材に使い回しが見られるものの、ステージ構成は別物となっている。
 ――ちなみに。私は、上記の中で、WiiU版の「NewスーパーマリオブラザーズU」を、最近になってプレイした。その際には、「あまり進歩が無い」などと思ったものであったが、DS版と比べた場合、
「滞空時間を伸ばす空中スピンの採用」「ムササビマリオ、アイスミサイルマリオといった強化のバリエーション」「フル3Dによる統一感のあるグラフィック」「スペシャルステージの登場と、多彩なおまけモードの追加」などなど、大きく進化している。どうも、DS→Wiiの際に、さすがにDS版はあんまりな出来と判断されたのか、大幅なパワーアップが為されたようだ。そして、現行のスイッチ版は、追加パックの「ルイージU」も同梱されているため、質・量の両面で優れた一品になっており、スイッチの操作性も近年の任天堂ハードの中で最も秀でていることから、決定版に近い内容であると言える。まあ、ソフトの値段が未だに定価とほぼ変わらないのは、私にとっては難点であるが…。

100点満点クソガイド?


 というわけで。今回15年ぶりにプレイした「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」は、これと言った前向きな評価が出来る作品ではなかった。ただ、その他の作品と比較することで、あの2006年という時代を考えるうえでの良い材料となった。
 …個人的には、この辺りの時期が、“知育ブーム”による粗製乱造のピークであって、
当時の判断として、ここで任天堂ソフトから離れたのは妥当であったと思う。一方で、その後の展開を現役で見届けなかったのも、これまた少し勿体なかったかなと考える。なお、ソフトウェア面については、この辺りの時期が底であったようだが、ハード面については、Wii・3DS・WiiUといったおかしなゲーム機を出し続けていたため、その辺りで判断を誤ったというのもある。これらに比べると、スイッチは、随分まともな内容になったものだ。逆に、ここ15年くらいの任天堂ファンにとっては、物足りないのでは?

 そして。私が次の作品としてプレイしているのは、同時期に発売された
「ヨッシーアイランドDS」である。
 …こちらは、打って変わって
問題点まみれの作品であり、2007年当時の私の評価も酷いものだった【日記:2007/3/8】など)が、今プレイしてみてもヤベぇゲームであると感じる。ただ、まあご存じの通り、この日記の文章は良ゲーを褒めるよりもクソゲーを叩いたほうが面白くなることが多いので、それを意欲にして、コンプリートを目指して頑張ってみたいと思う。

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2021年4月25日(日)
3DS「スーパーマリオ 3Dランド」感想…時代背景を考えれば良作


 
“あの時代の良作”ではあるが、スイッチの3Dワールドがある以上、現在では存在意義が薄い


 前に書いた3Dマリオ制覇計画
【日記:2021/4/13】の第1弾として、3DS「スーパーマリオ 3Dランド」(2011)をクリアーしました。携帯機としては優等生的ですが、いろいろと限界の見えるタイトルであり、名作には及ばないという程度の作品でした。

 まず、本作は、2011年11月に発売された。そもそも、大ヒットした初代DSの後継機である3DSは、2011年2月に発売したが、当初は
25000円という価格が足を引っ張り、あまり普及しなかった。そのため、たった半年で15000円への大幅値引きが行われ、そこから普及が進んでいったのだが、ロクにソフトも出ないまま40%もの値下げが為されたことは、当時としても物議を醸し出した。
 …さて、3DSと言うと、
私の中での印象が非常に悪いハードである。目玉の3D機能は、目が疲れるうえに、ちょっと正しい位置から離れると画面がブレてしまうような代物であり、ほとんどの場合はオフにしていた。また、私が3DSを買ったのは、遊戯王カードのゲームのため(2013年の「遊☆戯☆王ゼアル 激突!デュエルカーニバル!」)であり、その時は深く考えず、大きめサイズの「3DSLL」を購入してしまった。3DSLLは、画面が大きくなったくせに、画素数はそのままだ。よって、映る世界の全てがボケボケであり、その常軌を逸した画質の悪さに、最初は何か設定が間違っているのかと思った。そして、ディスプレイの発色も悪く、白色が黄色っぽく表示され、尿液晶などと揶揄された。色の綺麗さだけなら、前世代機の初代DSのほうが優れているくらいである。
 ――やれ。よく、“グラフィック”と言うと、3D処理性能の話だけをしているみたいになるが、それ以外にも「解像度
(画素数)」「発色」など、映像を評価する尺度は様々に存在する。そして、3DSは、全教科が赤点という感じである。頼みの3D立体視は、たまに遊びでONにされるだけだし…。結局、上画面は3D機能のために2倍出力で800×240となり、下画面も320×240と、あちこちに性能を回さなければならなくなり、どれも中途半端な内容となってしまっている。仮に、これらのドットを全て上画面に集中させていれば、700×400程度と、それなりの画面の精細さを得られていたように思う。結局のところ、3D立体視が1世代で終わってしまった理由はコレであると考えられる。

 余談だが。3DSについては、販売戦略の一つが、
「前世代において、他社製ハードで大ヒットした『某ハンティングアクション』を、3DSに独占供給させる(※他社製ハードの次世代機には出させない)というものであり、これもまた、私の中での印象を悪くする結果となっている。
 …やれ。件の“なんとかハンター”は、そういう契約だったのか、ハード特性を無視したガビガビの作品が、
5年半で5つも発売された。問題点として、まあ見た目については、見れば分かるので、わざわざ語る必要が無いだろう。その他に、操作性にも問題があったのだが、それを克服するために、「拡張スライドパッド」なる怪しげな周辺機器が発売された。しかしながら、本体に取り付ける形なのに無線通信、本体に取り付ける形なのに単4電池、本体に取り付ける形なのでゲームソフト取替不可、など気の狂った出来であった。私は、単体で完結することが魅力のゲーム専用機に、ここまでブサイクな周辺機器を取り付けたいとは思わない。そこまでしてでも、ライバルハードを潰すことが大切だったのだろうか…?
 ――ちなみに、ソフト発売元のほうも、
3DSでは絶対に出力不可能な高精細画像を、「※イメージ画像」という米粒サイズの文字と共に掲載するなど、騙す気マンマンであった。まあ、今となっては完全に過去の話であるし、当事者たちが口を割らない以上、結局のところ“噂”の域を出ることはない(割るわけがない)だが、本当にあの時代は、イカれていた。これに比べれば、現世代は、ハードもソフトも、かなりまともな内容になっているよ…。

400×240か…


 というわけで。
3DS自体への悪口が長くなってしまったが、ここからは「スーパーマリオ 3Dランド」の感想である。
 …さて、この作品は、3Dマリオながらも、「クラッシュ・バンディクー」のようなカメラ固定型
(一応、十字キーで僅かに動かせるが、これと言って必要な動作ではない)のジャンピングアクションとなっている。また、最近発売されたスイッチのB「3Dワールド+フューリーワールド」との関係は、B3Dワールド+フューリーワールドが、WiiUで発売されたA「3Dワールド」の移植+追加パックという位置付けであって、@「3Dランド」はその“前身”と言える作品である。よって、@と、ABは、移植ともリメイクとも違う関係である(シリーズ内続編?)

 さて、前述の通り、3DS自体は歪んだハードであるが、発売元としての意地があるのか、この「3Dランド」
3DSに合わせた作品となっている。
 …まず、3DSのグラフィック性能は、3D立体視
(あまり使われていない…)に全振りをしたためか、見た目はかなり控え目となっている。しかしながら、「3Dランド」3DSの性能を理解したうえで、記号的かつ原色を多用した分かりやすい画面作りをしており、プレイに支障を感じることは無い。また、固定カメラ型のアクションというのも、「マリオ64」「サンシャイン」のようなフルスペック路線を望んでいると肩透かしであるものの、「任天堂の、特に携帯ゲーム機を好んでプレイするユーザーの層」「3DSの操作性」などを考慮して、ちょうど良い落とし所に持ってきたと考えられる。また、不人気な3D立体視機能も、“だまし絵”のようなブロックの配置など、他ゲームよりは有効活用した場面が多い。
 ――また、このゲームが、
3DS発売年の2011年に登場したというのも重要である。新ハードの発売直後というのは、ソフトが不足しがちである。そして、ゲームというのは、流行り物であり、出すペースは重要である。後述するように、本作は水増し要素がとても多いが、それにしても、「これを買っておけば、ある程度は間違いない」という作品を、ハード発売年の年末という比較的早い時期に出せたのは、プラットフォーマーの“矜持”というものを感じる。

 そんなわけで、3DSの「スーパーマリオ3Dランド」は、3DSの比較的初期に、2Dのような操作感覚で遊びやすく、それなりの深さとボリュームもある作品として登場した。しかし、細かい部分を見てみると、
なかなかツッコミどころの多い作品となっている。
 …まず、本作は、
たぬきマリオがぶっちぎりの最強である。本作には、タイトルに「3」の数字を持つ作品として、「スーパーマリオブラザーズ3」(ファミコン/1988年)のオマージュが数多く入っている。「たぬきマリオ」の復活もその一つであり、本作では空を自由に飛べなくなったため劣化…と思いきや、尻尾を振りながら落下速度を遅くできるので、落下死を防ぎやすくなるうえ、飛距離が長いため仕掛けの多くを無視できる。一方で、攻撃性能としては、シリーズ恒例のファイアマリオに劣る…ということは無く、3D空間で当てにくいファイアボールに対し、たぬきマリオは尻尾を使った近接攻撃が可能であり、確実性で大きく勝る。加えて、本作には「全ステージのゴールポールで最上部を獲得する」という収集要素があるのだが、たぬきマリオがあれば、落下速度の低下によって大きく難易度を下げられるのだ。
 ――以上より、たぬきマリオは、
走・攻・守の揃った最強であり、完全に他のアイテムはハズレ扱いとなっていた。作中での扱いも、裏面の追加アイテムはたぬきマリオの強化版、同じステージで何度も失敗した際の救済要素もたぬきマリオ+ダメージ無効と、やたら本作はたぬき臭いの作品であり、スタッフ的にも強力な変身であることは十分に認識していたと思われる。

 また、本作では、水増し要素がとても多い。通常ステージである表面は、全47面構成であり、各ステージは駆け抜ければ30秒くらいで終わってしまうこともあるくらいで、ボリュームは少なめである。いっぽうで、エンディングを見ると、
表面と同等のボリュームを持つ裏面が解禁される。この裏面は、“表面の高難易度版”という程度であり、使い回しが目立つものの、なかなかの遊びごたえがあって、難易度的にも悪くない。
 
…だが、良かったのはここまでである。しかし、本作では、真の最難関である最終ステージを解禁するために、マリオとルイージの2キャラで全ステージをクリアする必要がある。よって、マリオでの表面&裏面で、そこそこダレてきたところで、もう一度ルイージを使って表面&裏面の全ステージをクリアするハメになり、ここで猛烈に水増しを感じてしまったのだ。正直、マリオとルイージの操作感も、わざわざ意識しなければ、ほとんど同じようなものである。ロックマンXシリーズのXとゼロくらい違うならともかく…。
 ――その他、本作は開発期間が苦しかったのか、
「ギャラクシー」からの謎な使い回しが多く存在する。例えば、お化け屋敷の曲は、ギャラクシーと同じである。また、アスレチック面の曲は、「マリオブラザーズ3」のBGMのアレンジ版なのであるが、どちらかというと「ギャラクシー」アレンジの再録という趣が強い。その他、聞くところによると、「大企業〜!」という奇声と共にマリオをトレースして追いかけてくるマネックという敵と、音楽に合わせて出たり消えたりする足場は、どちらも「ギャラクシー2」からの流用ということらしい。ゲーム全体のスケールダウンも含め、ちょっと悲しいものである。

 ちなみに、アクション面についても、一つだけ疑問があって、それは本作の
ダッシュジャンプである。本作では、他の3Dマリオ作品と違って、基本のダッシュジャンプが最強という位置付けになっており、ダッシュジャンプで最大飛距離を出せるかどうかは、極めて重要となる。
 …しかし。私は、本作を一応は最後までやり込んだ
(隠しステージをたぬき無しでクリアするまでやった)のだが、未だにダッシュジャンプ周りの仕様はハッキリ理解できていない。恐らく、「地上でダッシュボタンを押すと、即座に最高速度となる。しかしながら、ダッシュジャンプを適用するためには、ある程度の助走が必要になる」というややこしいシステムになっているのだと思われるが、途中で段差があったり小ジャンプを挟んだりした場合の仕様がであり、コンプリート要素であるゴールポールの最上部狙いや、真の最終面の攻略では、幾度となく失敗をしてしまい、やる気を削がれてしまった。

グラフィックはゲーム性に関係…あります!


 ということで。まとめると、3DS/
「スーパーマリオ 3Dランド」は、3DSがソフト不足だった頃に出た良作ではある。また、内容としても、「任天堂ゲームのユーザー層が3Dゲームをどう理解しているか」「開発期間が短かったこと」などを考慮すれば、十分以上の出来であると言える。
 …しかし、こうやって条件を幾つも付けるということは、
逆に、そういう言い訳がなければ、これといった快作にならないという捉え方もできる。私としては、「3Dマリオ」には、大手メーカーの本編タイトルとして、パンチのある作品を望んでいた。では、この「3Dランド」が、「サンシャイン」「ギャラクシー」に相当する質があるかというと、残念ながらそのようなことは言えない。当時は、まだ「据え置き機は本格、携帯機は手軽」という分類が残っていた時代である。そのため、この「3Dランド」は、あくまで「3DSの初期に発売された」「携帯機向けの」「良作」に過ぎないのである。

 さて。2021年の現在では、スイッチにて、「3Dワールド+フューリーワールド」が発売されている。こちらは、「固定カメラ型の3Dアクション」という基本要素を踏襲しながらも、大幅なクオリティの向上が為されている。特に、
グラフィックの向上は眼を見張るものだ。忘れがちであるが、携帯機として、スイッチは3DSの後継機であり、たった一世代でここまで進歩するとは驚きである。まあ、3DSが世代相応から大きく劣っていたというのもあるが…。
 ――以上のことより、現段階では、「3Dワールド+フューリーワールド」があれば良く、
「3Dランド」は存在意義を失っていると言える。こういう旧作であっても、例えばDL版が980円などといった大幅なセールがあれば、輝きを取り戻すことがある。しかし、残念ながら、任天堂はそういう大胆なセールをほとんどやらないので、私のように、過去作を全て遊びたい! などと考えなければ、手に取る機会は無いであろう。

 そんなわけで。私の「3Dマリオ制覇計画」でプレイした3DSの
「スーパーマリオ 3Dランド」は、まあ時代背景を考えれば優等生的な良作ではあるが、しかし「3Dマリオ」の本編としては、インパクトに欠ける作品であった。今年始めにプレイした「サンシャイン」「ギャラクシー」に比べると、大きく引けを取ってしまう。
 …もっとも、そんな“自分の中で傑作と言えるようなゲーム”とは、そう簡単には出会えない。本作は、決して駄作というわけではなく、プレイした時間分は楽しめた。また、後の世代と比べることで、
改めて「3DSの時代」というものに対する理解を深められたのも、私としては良かったと思う。
 ――そして。次は、3Dマリオはいったん置いておいて、初代DS時代に購入して楽しめなかった
「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」と、「ヨッシーアイランドDS」を遊んでみたいと思う。15年前←!?と今では価値観も違っているので、ひょっとしたら楽しく遊べるかも…?

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2021年4月13日(火)
「3Dマリオ」の全作制覇を始めてみました…


 
ついでに、前に楽しめなかった2D作品×2つも再トライしてみます


 唐突に、
「3Dマリオ」に属するゲーム作品を全てクリアしてみるという企画を、自分の中で始めてみました。
 …その理由は、今年の頭にプレイしたスイッチの
「スーパーマリオ 3Dコレクション」での、マリオ64・サンシャイン・ギャラクシーの3作が非常に面白かったからである。私は、PSハードを主体としてゲームをプレイしており、任天堂のソフトは、もう10年以上はまともに遊んでいなかった。しかしながら、このマリオ3Dコレクションの3作に親しんだことにより、他にも色々とマリオシリーズの作品を触れてみたくなったのだ。
 ――なお、本日より、関連する記事に、
【「3Dマリオ」のタグ】を振って整理することにした。3Dコレクションに収録されている3作品の感想も、遡ってタグを付与している。うん…せっかく自分で頑張って機能をプログラミングしたのだから、ちゃんと使おうか…。

 さて。マリオシリーズと言っても、“マリオというキャラクターが出演するゲーム”なら山ほどある。また、アクション作品に限ってみても、2Dアクション・3Dアクションで様々である。そのうち、2Dアクションは、「マリオ本人が登場する“本編”」から「関連キャラを主人公に据えたスピンオフ」的な物まで多数だが、残念ながら
出来のあまり良くない作品が多いようだ(私に合わないというだけ?)
 …いっぽうで、「3Dマリオ」に限ってみると、マリオ64・サンシャイン・ギャラクシーの3作品は、どれも私にとって
良作〜傑作と呼べるものであり(ただし、マリオ64は、発売当時の基準で評価した場合)、今のところ3打数3安打である。しかも、3Dマリオは「本編」的な作品がほとんどのようで、数もそこまで多くないため、そこまで本腰を入れずとも、自然に網羅できると考えたのだ。

 それでは、まず、「3Dマリオ」に属すると思われる
8作品を、リストアップしてみることにしよう。


 プレイ済み作品

 
「スーパーマリオ64」(1996/ニンテンドー64)
 3Dマリオの開祖にして、アクション界の歴史的傑作であるが、今となっては遊びづらい作品になってしまっている。スイッチの「3Dコレクション」に原作が移植されており、プレイ済み。追加要素ありの「64DS」も、過去に遊んでいる。

 
「スーパーマリオ サンシャイン」(2002/ゲームキューブ)
 南国リゾートに旅立ったマリオが、
燃やされ毒の沼に沈み、パチンコ玉として墜ちていく。3Dコレクションに初の移植が為され、プレイ済み。

 
「スーパーマリオ ギャラクシー」(2007/Wii)
 宇宙を舞台とし、重力変化による斬新なアクションが楽しめる。曲とグラフィックのクオリティが高い。3Dコレクションに移植されて、プレイ済み。


 やったことのない方々

 
「スーパーマリオ ギャラクシー2」(2010/Wii)
 「ギャラクシー」のシリーズ内続編で、前作の基本的な長所を引き継いでいる。
3Dコレクションに収録されなかったので、WiiまたはWiiUでのみ遊べるということになる。WiiUでプレイする際には、Wiiのコントローラー環境が必須である。Wiiは持っていないのでプレイしたことが無い。

 
「スーパーマリオ 3Dランド」(2011/3DS)
 最近スイッチ版が発売された「3Dワールド+フューリーワールド」と名前が似ているが、
こちらのほうが原点である。3DSで発売された固定カメラ型のアクションであり、2D作品のような操作感覚で3D空間の冒険が楽しめる。「クラッシュ・バンディクー」のような感じと言えば、私と同世代には伝わるだろうか。3DSでは遊戯王カードのゲームしかやらなかったので、未プレイである。

 
「スーパーマリオ オデッセイ」(2017/スイッチ)
 64・サンシャインに続く、箱庭探索型の本編タイトルらしい。
あまり詳しく知らないです。スイッチは最近になって触れたのでプレイ経験なし。

 
「スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド」(2021/スイッチ)
 原作の「3Dワールド」は2013年にWiiUで発売された作品で、3Dランドの基本システムを引き継ぎつつ、据え置き機でパワーアップを遂げた作品である
(シリーズ内続編?)スイッチ版は、その全内容を含みつつ、「フューリーワールド」という大型の追加要素を持っている。どうせならスイッチで楽しみたいと思い、WiiU版は購入を見送った。

 
??「進め!キノピオ隊長」(2014?/WiiU・3DS・スイッチ?)
 「3Dワールド」のスピンオフ? よく分かりません。



 こんな感じか。扱いのよく分からない「進め!キノピオ隊長」を入れても8作であり、しかも3作はコンプリートまでプレイ済みである。残っている作品が片手で数えられるということで、もうこれは
楽勝の部類であろう。FFなんて足まで使わないと数えられないのに…。

WiiソフトはWiiUでも遊べます。しかし、画質はともかく、リモコン操作が非常にキツい…


 というわけで。残りを何からプレイするかであるが、まず考えるべきなのが、
現行ハードであるスイッチの扱いである。
 …まず、
私は、自分用のスイッチを持っていない。また、3Dコレクションのプレイ時には、通常版のスイッチを使用したが、常に携帯モードで遊んでおり、大きすぎて使いづらいと思っていた。そのため、私の使用用途だと、小型版のスイッチライトが適任なのであるが、スイッチライトにはテレビ出力機能が無いという、極めて大きな難点が存在する。私は、こんなサイトを運営している身であるので、配信機能はゲーム機の最重要ポイントと考えている。
 ――以上の理由により、通常版かライトか、どちらも私にとっては欠点が大きく、決めかねているのだ。よって、その辺りを解決してくれる新型でも出れば、決まりなのであるが、そういう話は聞こえてこない。ちなみに本日4月13日には、スイッチライトの新色として「ブルー」が発表された。私は
蒼が好きなので良いのだが、欲しかった情報はそういうことではないのだ…。
 その他、スイッチは現行ハードであり、
高い。まあ、本体が高いのは止むを得ないとしても、ソフトも高く、例えばマリオシリーズなどは、「@そもそも活発な売買が為されている」「A主なユーザー層が中古にあまり流さない」「B任天堂ソフトのダウンロード割引きがカプコンやソニーなどのように極端ではない」といった理由があるのか、中古でも5000円近くする。まあ、値段があまり下がらないのは、販売側にとっては嬉しいかもしれないが、私はあまり嬉しくない。別に、任天堂ソフトを買うからと言って、プレイステーションは遊びませんというわけでもないので…。

 逆に、現環境で遊びづらい3Dマリオ作品と言えるのが、スイッチでプレイできない
「ギャラクシー2(Wii)「3Dランド(3DS)である。
 …というわけで。本日は、この2作品を目当てに、中古屋へと行ってみた。近所のゲーム屋には、「ギャラクシー2」のソフトは売っていたが、「3Dランド」が無く、WiiUでWiiソフトをプレイする際に必要な「リモコン」「ヌンチャク」「センサーバー」の三種の周辺機器も、中途半端にしか揃っていなかった。かと言って、「ギャラクシー2」×1作のために本体を買う
(しかも、必要なのは周辺機器だけで、Wii自体は不要)というのも厳しい。
 ――そのため、小雨の中で遠出をして、ジャンク屋に近い別の中古屋に行ってみた。すると、「ギャラクシー2」「3Dランド」も売っていたうえ、ジャンク品として、
Wii本体セットが1100円という極めて安価で売っていた。欲しいのは周辺機器だけだが、これくらいの値段なら本体ごと買っても良いだろう…ということで、「2つの3Dマリオ作品」「ジャンク品のWii本体」、それに加えて、かつて楽しめなかった「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」「ヨッシーアイランドDS」を購入して、帰路に就いたのである。
 ちなみに、合計価格は、「ジャンクのWii本体」「ギャラクシー2」「3Dランド」「Newスーパーマリオブラザーズ(DS)」「ヨッシーアイランドDS」の5つで、
約5000円であった。これが、スイッチのマリオ1作品と同じくらいの価格である。

 というわけで。これから、3Dマリオ作品の全作クリアーを目指して、頑張ってみたいと思います。
 …まあ、
あまり早くプレイすると勿体ないので、「FFやり込み」「その他のゲーム」とも並行して、1ヶ月に1作くらいのペースでコンプリートし、また「3Dマリオ」タグで感想を書いていければ良いかな…と思います。まずは、3DSの「3Dランド」から!

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2021年3月31日(水)
PS3/Vitaストア終了…AFFシリーズに関わること (※)


 
一応「デジタルコンテンツセレクション」なるDLC収録版もありますが、ほぼ出回っていない…
 

 追記(2021/4/20)
 PS3/Vitaのストア閉鎖は撤回されました。下記のソフトは、この先も遊べます!



 
前回:【@全般的なことについて】
 続きである。第2回の今回は、PS3/Vitaのストア終了について、
「FFシリーズが受ける影響」という観点から考えていこう。
 …以下、
非常に長いリストが始まるので、心して読んでほしい。

 さて。編集は、『FF1』から順番にシリーズごと表でまとめていく形式でも良かったが、今回は
「影響を全く受けないタイトル」「受ける影響が僅かなタイトル」「大きな影響を受けるタイトル」の3つに分け、それぞれのブロックで整理をしていきたいと思う。
 …なお、ストア閉鎖は、PS3は7月2日、Vitaは8月27日である。それまでに、最新ハードでの救済策が発表されたり、または「店じまいセール」的な感じで、最後の値下げが為されるという可能性も存在する。
まあ、何となく、そういうものは何も無い気がするが…。というわけで、性急にダウンロード版を定価で大量購入することが無いよう、気を付けておきたい。また期日が近づいたら、似たようなテーマの記事を更新したいと思う。
 ――ちなみに。最後までまとめた結論を言うと、
「FF1〜6および13を、現行機のPS4とスイッチに移植してくれ」というものである。それだけで、以下に羅列した莫大な量の問題点のうち、多くが解決しちゃうんだよなあ…。


 影響を全く受けないタイトル

 
「クライシスコア ファイナルファンタジー7」(2007/PSP)
 クラウドの過去に関する人物:「ザックス」を主人公に据えたアクションRPGで、FF7本編の“前日談”と言える作品である。
元々ダウンロード版が無く、PSP本体とディスク版の組み合わせでしか遊べなかったので、今回のストア閉店とは無関係に、以前からプレイがしづらかった。今後のPSPソフトは、全てこの作品と同じような環境になるということである。

 
「ファイナルファンタジー12」(オリジナル版:2006/PS2、ゾディアックエイジ:2017/PS4など)
 「ガンビット」を用いた自動戦闘が印象的な本編タイトルで、「オリジナル版」「INT版以降」でゲームバランス調整の方向性がやや異なる。
PS3やVitaでは出ていないタイトルであり、ストア閉鎖と関係が無い。オリジナル版はPS2のディスクのみである。また、リマスター版の「ゾディアックエイジ」は、PS4を初出とし、今ではスイッチを含むほぼ全ての現行機に登場済みである。


 受ける影響が僅かなタイトル

 
「ファイナルファンタジー7(オリジナル版)」(1997/PS1)
 初代PSに移行して初めてのFFであり、ダイナミックな3D演出が話題となって、最近では完全リメイクが分作形式で制作されている。この作品については、追加要素ありの「インターナショナル版」がPSゲームアーカイブスで配信されているが、
ほぼ完全上位と言えるリマスター版が、PS4やスイッチなどで発売されており、現在においてもプレイ環境に問題はない。そのため、あえてPS1の移植であるゲームアーカイブス版にこだわることは無いと思われる。中古のディスク版(後期型PS3でもプレイ可能)も、それなりの量が出回っている。

 
「ファイナルファンタジー8」(1999/PS1)
 PS1での2作目であり、軍人として育てられた少年:スコールが、自らの心の変化と向き合いながら、「魔女」を倒していく物語である。軟派な恋愛物と見られがちなストーリーに、複雑かつ取っつきづらい「ジャンクション」システムが存在し、
FFシリーズ最大の賛否両論作としても知られている。上記のFF7と同じく、リマスター版がPS4・スイッチなどで配信されており、あえてPS3/Vita/PSPに拘泥する必要は無いであろう。中古のディスク版も、かなりの量が出回っているようだ。

 
「ファイナルファンタジー9」(2000/PS1)
 「初代PS三部作」のラストである。「原点回帰」をテーマとし、前2作とは異なり、ストーリー演出やバトルシステムが分かりやすい形となった。これより後のFFも全てリアル頭身であるため、デフォルメされたFF本編としては最終作となる。
これまたリマスター版が現行ハードで登場済みのため、いま現在に所有している人以外が、ゲームアーカイブス版を新規購入する必要は無いだろう。

 
「ファイナルファンタジー10/10-2 HDリマスター」(2013/PS3・Vitaなど)
 FF10/10-2の、2013年に発売されたリマスター版である。初登場時のハードはPS3とVitaであったが、
現在ではPS4・スイッチを含むほぼ全ての現行機でプレイ可能である。まあ、人物の顔グラフィックなど、PS2でのバージョンのほうが優れている点もあるのだが、PS2版はダウンロード配信が為されていないため、ストア閉鎖とは関係が無い。なお、Vitaでのリマスター版は、PS3やPS4版とセーブデーターを共有できるという独自の特徴があるが、それなりの本数が出回っており、Vitaの中古コーナーではだいたい目にすることが可能であるため、大きな問題は発生しないと思われる。

 
「ファイナルファンタジー13」(2009/PS3など)
 言わずと知れた、当サイト管理人の思う
FFシリーズ最高傑作である。13シリーズの中でも、PS3での本作品はダウンロード版が出ていないため、ストア閉鎖とは関係が無い。中古屋には、PS3ディスク版がほぼ確実に存在し、500円以下と言った極めて低価格で購入可能である。強いて言うなら、「Ver.1.00」「1.01」の2つのゲームバージョンがあり、PS3版はネットワークで「1.01」へとアップデートできるが、それがいつまで提供されるか不安ということだろうか。僅かな違いであっても、FF13ほど攻略性の高いゲームだと、無視できなかったりするからな…。




Vitaでは『1〜10』までプレイできたが、今後は『10』以外は新規購入が不可能になる



 大きな影響を受けるタイトル

 
「ファイナルファンタジー(PSP版)」(2007/PSP)
 いわゆる「FF1」である。2000年のワンダースワンカラーへの移植を皮切りに、様々なハードへと移植が為されているが、
現行機であるPS4とスイッチではプレイ不可能である。PSP移植版は、2007年に発売され、現状では最もクオリティの高いFF1と言える作品である。「時の迷宮」という追加要素は、PSP版で初めて追加されたようだ。ストア閉店により、ダウンロード購入していない者は、Vitaでプレイする手段が永久に失われ、PSPでもディスクが必須となる。PSP版の中古ディスクはあまり出回っていないようで、見かけることは少ない。加えて、Vitaで遊べないということは、VitaTVでも使用不能ということであるため、配信などを考えている人は、心に留めておきたい。
 なお、iOS版や3DS版は、PSP版をベースとした移植のようであり、そちらを使うという手もある。一方、Android版には、何故かGBA・PSPで初登場した追加要素が存在しないという。その他、PS3/Vita/PSPのゲームアーカイブスでは、「PS1への移植版」も配信されており、初代のファミコン版に比較的近いゲームバランスのFF1を楽しめるそうだ。

 
「ファイナルファンタジー2(PSP版)」(2007/PSP)
 FF1と同じく、PSPへの移植版がダウンロード配信されている。GBA版での要素に加え、PSP版独自の裏ダンジョンも追加されている。
こちらも、FF1と似たような状況であるため、気になる人は押さえておいて良いだろう。

 
「ファイナルファンタジー3(PSP版)」(2012/PSP)
 2006年に初登場した初代DSでの完全リメイク版が、ひっそりとPSPに移植されている。内容は、通信プレイ必須だった要素が1人でも解禁できるというくらいで、これといった追加要素は無いようだ。DSには公式でHDMIによる外部出力を行う機能が無いため、PSP版には配信用としての価値があると言える。
ディスク版は「存在するのか?」というくらいに見たことが無いため、こちらもこだわるのならばDL版にチェックを付けておきたい。

 
「ファイナルファンタジー4 コンプリートコレクション」(2011/PSP)
 FF4本編と、シリーズ内続編である「ジ・アフター」のカップリング移植である。2007年には、初代DSにて3Dのフルリメイクが行われているが、ゲームバランスが大きく異なり、GBA版に準拠した追加要素も存在しないなど、毛色の異なる作品となっている。
こちらのPSP版は、2Dベースの移植であるため、存在意義は失われていない。これらFF4は、例によってPS4とスイッチではプレイ不能である。
 PSP版は、GBA版での追加要素を含みつつ、同作で見られた極端なバグは解消されている。そして、独自の追加要素として、本編とアフターを繋ぐ「インタールード」が新規収録されており、
2DでのFF4の決定版と言える作品になっている。「ジ・アフター」については、初出がエピソード配信という特殊な形であり、PSP版が最も安定した環境で遊べるバージョンと言える。なお、「ジ・アフター」の携帯電話(スマートフォン)およびPC版は、DSリメイクをベースとした3Dでの動作となっているようだ。ちなみに、ゲームアーカイブスでは、スーパーファミコン版を忠実に移植したPS1版も配信されている。

 
「ファイナルファンタジー5」(1998/PS1)
 言わずと知れた、
FFシリーズ移植においての不遇作品その@である。PS3/Vita/PSPでは、「SFC版の移植であるPS1版のゲームアーカイブス版」(ややこしい…)をプレイ可能である。PS1版は、原作のSFC版と比べてロード等が劣化気味であり、GBA版以降での追加要素も入っていない。しかしながら、他のバージョンも、対応ハード・内容の両面で癖があるうえ、PS4とスイッチには移植されていないため、「FF5をプレイしたい」という場合、ゲームアーカイブス版も一考に値すると言えるだろう。PS1版にはディスクも存在するが、いま持っている人が手放さないためか、ほとんど目にすることは無い。

 
「ファイナルファンタジー6」(1999/PS1)
 
FFシリーズ移植においての不遇作品そのAである。FF5と同じく、PS4とスイッチに移植されていないうえ、決定版と言えるバージョンが存在しない。そのため、2019年のやり込み日誌連載では、WiiUでのGBA版というかなり変な環境を使うハメになった。こちらのゲームアーカイブス版は、FF5以上に原作からの劣化が激しいが、安定したプレイ環境を保有するという意味では我慢できるレベルである。中古のディスク版は、期待しないほうが良いだろう。

 
「ファイナルファンタジー タクティクス」(1997/PS1)
 FFシリーズの外伝で、「イヴァリース」の初登場作品でもある。PSPでは、2007年に「獅子戦争」と副題を付けて、追加要素ありでの移植が為されているが、
処理落ちが激しく、劣化移植と言わざるを得ない状況であるため、原作のゲームアーカイブス版にも存在意義がある。一応、携帯電話向けに、「獅子戦争」をベースとし、処理落ちも解消されたと言える移植が為されているようだ。中古ディスクは、熱烈なファンに支えられているためか、あまり目にすることが無い。
 「タクティクス・アドバンス」「タクティクス2」といったシステムと雰囲気の一部を受け継ぐ作品が出ているが、原作を含め、全てPS4・スイッチには移植されていない。

 
「ファイナルファンタジー13-2」(2011/PS3など)
 FF13のシリーズ内続編である。中古ディスク版は、初代13と同じく、どの中古屋でも安価で取り扱っている。
 この作品には、
有料DLCでの追加要素が非常に多いという特徴があり、PS4などの上位ハードに移植が為されていないため、ストアが閉店すると不完全版になってしまう。一応、追加DLCをディスクに収めた「デジタルコンテンツセレクション」というバージョンも存在するが、ほぼ見掛けることは無い。

 
「ライトニングリターンズ FF13」(2013/PS3など)
 FF13シリーズの完結作である。こちらのDLCは、おまけ要素が中心であり、本編のプレイに支障が出るようなことは無い。しかしながら、『13』『13-2』と比べた場合、
中古に出回っている本数が少ないため、ダウンロード版が購入できなくなると、新規プレイには一手間が掛かるだろう。




リメイクも良いが…まず現行機に移植してくれ!



まとめ

「クライシスコア」「FF12」…全く影響なし
「FF7」「FF8」「FF9」…リマスター版がPS4やスイッチなどで配信されており、ほぼ影響なし
「FF10/10-2」…HDリマスターがPS4・スイッチに配信されている。Vitaにこだわる場合も中古をそれなりに見るので問題なし
「FF13」…そもそもPS3にDL版が無かったので影響なし

「FF1,2」…PS4とスイッチではプレイ不能、PSP版独自の追加要素があるので注意
「FF3」…PS4とスイッチには移植されていない
「FF4」…P(略)(略)には移(略)。PSP版には、「2Dベースの移植」「ジ・アフターを含む」「繋ぎのシナリオがある」という独自の特徴がある
「FF5,6」…現行機に移植されていない。ただでさえプレイしづらい作品だが、その手段が更に減ることになる
「FFタクティクス」…現行機に移植されていない
「FF13-2」…DLCが多いため、ストア閉店で不完全版になってしまう。DLCを含んだディスク版はほとんど目にすることが無い
「ライトニングリターンズ」…13/13-2と比べると、中古ディスクの入手が難しい



 とまあ、こんな感じである。
割と影響が大きいね…。
 さて。上のリストにはほとんど書かなかったが、現在では多くの作品に
携帯電話(スマートフォン)版が存在するため、それを使ってのプレイも不可能ではない。ただ、携帯電話には、操作性を始めとし、移植度が低かったり、クラウドゲーミングであり回線速度に左右されたり、OSのバージョンアップで動作が不安定になったりなどと、なかなかもって問題が多い。私としては、やはりゲームはゲーム専用機でプレイするという文化から抜けきれないため、そういう方向性で、前述の一覧をまとめさせていただいた。
 ――そして。上の「まとめ」を見ていただければ分かるように、FFシリーズ過去作の移植は、「FF7以降(13を除く)」「FF1〜6および13シリーズ」で、
明らかな格差が存在する。特に、FF5・6は極めて不遇である。何故だろう、SFC三部作として、ファンに人気の高い作品だと思うのだが…。

 さて。ここまで、長々と述べさせていただいたが、一言で言うと
「決定版と呼べる作品を現行機(PS4/スイッチ)に移植してほしい」ということに集約できる。PS4は、言わずと知れた現行機であり、次世代機のPS5も「PS4の完全な下位互換性」を持っているため、今後しばらくはプレイに問題は出てこない。また、スイッチは、携帯機的な側面を持ったハードであり、過去作をプレイする環境としては、PS4/5以上に魅力的である。
 ――ということで、結論を言おう。
FF1〜6と13シリーズを、PS4およびスイッチに移植してくれ! ストアを閉鎖して、プレイ手段を減らすのなら、それくらいはやって良いであろう。なあ、頼むよ…。

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2021年3月30日(火)
PS3/Vita向けのストアが夏に終了…@全般的なこと (※)


 
終了は仕方ないが、専用ソフトに何の救済も無いのは悲しすぎる。本当にそれで良かったのか?
 

 追記(2021/4/20)
 PS3/Vitaの2021年夏でのストア閉店は撤回されました。以下の内容は、終了が発表された時に書いたものです。



 悲しい情報である。本日早朝、プレイステーション公式から、
「PS3とPSvita向けに開かれていたストアが、今年夏で閉鎖する」ということが発表された。これはつまり、該当ハードにおいて、ダウンロード版のソフトを新規購入することが永久に不可能となるということを意味している。期日は、PS3が2021年7月2日、Vitaが8月27日だ。
 …さて、ダウンロード版のストアが終了したところで、もちろんPS3/Vita/PSPのそれぞれのハードが即座に遊べなくなるというわけではなく、引き続き物理メディア版を使用することは可能である。しかし、
配信限定であった「ゲームアーカイブス」は、購入手段が消滅する。また、Vitaにおいては、PSPソフトをダウンロード版限定で動かすことができたが、今後は新規購入ができなくなるため、何か気になるPSPソフトが出てきてもVitaでは遊べないということになる。また、PS3やVitaにおいて、無料/有料のDLCを購入/入手することも不可能となる。そして、言うまでもないことだが、ダウンロード版限定であったソフトは、完全に跡形も無くなる。ただし、これまでに購入した分については、引き続きダウンロードが可能ということらしい。
 ――まとめると、
PS3/Vita/PSPが、ネットに繋げなくなるという感覚に近い。ただし、前述の通り、購入履歴に入れておいたソフトは、引き続きプレイと再ダウンロードが可能である。恐らく、本体のアップデートパッチも、配信され続けるだろう(ゲームのパッチはどうか不明)。ということで、現状維持は可能となっている。今後、“閉店セール”的な処置が為されるかは不明であるが、DL版が必要なソフトはまとめて買っておく必要も出てくるかもしれない。

 さて。個人的な感想としては、PS3は発売から15年・Vitaは10年が経ち、ストアの終了自体は仕方がないことだと思う。しかしながら、
専用ソフトに一切の救済が無いのは、本当にそれで良かったのかと強く思うのだ。
 …やれ、PS3・Vita・PSPのうち、PSPは日本における
携帯ゲーム全盛期の一角を作り出し、数多くのヒットタイトルを生み出した。また、Vitaについても、携帯機としてのバランスが良く、品質面で今なお大きくは見劣りしないタイトルが存在する。そして、それらの携帯ハードでプレイできるゲームアーカイブスは、PS1時代の名作を手元に蘇らせる手段として、価値が大きかった。PS3については、据え置き機としてPS4に移行を果たしたため、Vita/PSPほどの問題は存在しないが、当サイト的にはFF13シリーズという超ビッグタイトルが存在するため、それが遊びづらくなる点は無視できない。
 ――もし、これらの処置と同時に、「PSP/Vitaソフト&ゲームアーカイブスの、PS5への対応」などが発表されていれば、「携帯機」「据え置き機」という違いは存在するものの、“過去作のプレイ環境”という意味では救済措置になっており、私もある程度の納得ができていた。しかしながら、
実際には、ただ切り捨てただけである。これにより、何千本というソフトが、極端に遊びづらくなるか、または全く遊べなくなるだろう。私は、この1月に、「ゲームアーカイブスを救済してほしい」という記事を書いたものだったが【日記:2021/1/5】、そこで危惧した内容が現実となってしまった…。

 何にせよ、私としては、
今回のような切り捨ては、理解できないものである。例えば、漫画や映画であれば、過去の積み重ねの上に現在のヒット作があるのであって、その名作をいつでも取っておくことは重要である。そして最近では、電子書籍や映像配信といったオンラインでの処置が可能となり、「定額サービス(サブスクリプション)「ダウンロード版の大幅な値下げ」「無料配信」などによって、新たな可能性を生み出している。
 …だが、
今回のプレイステーションがやっていることはこの真逆であり、ストア閉鎖によって、山ほどある過去作を捨ててしまうことになった。もちろん、商売としてはそれが正しいのかもしれないが、ゲームは嗜好品であるため、感情という要素は無視できないと思うし、文化的な連続性も重要であろう。過去の名作だって、今も楽しめるし、携帯機で遊ぶのなら、クオリティの問題もそこまで気にならないのだ。
 ――具体的に、例えば「バイオハザード」シリーズなら、最新作の『8』がこの5月にPS5と4で発売するが、それでシリーズを知り、過去作にも触れてみたいと思ったところで、
『1〜3』の初期3作は、PSゲームアーカイブスを除くと、プレイ手段がかなり限られるため、そこで面倒になってやめてしまう人が多く発生するだろう。確かに、『1』については“ゲームキューブでのリメイク”のリマスター版がPS4やスイッチなどで、『2』『3』は完全リメイクがPS4などで発売されているが、それで原作が不要になったとは言えないと思う。FF7だって、完全リメイクが発売したから、原作がいらないということにはならず、むしろ比較することで楽しめるように思えた。
 ゲームアーカイブスは、DL版ということで劣化せず、価格も手頃で、いつでも名作に手を出せるという意味で、大変に優れたサービスであった。だからこそ、
それを捨ててしまうのは、非常にもったいないし、失望するし、悲しくなるものなのである。消すどころか、むしろPS2ソフトの本格配信など、数や質の面で、もっとサービスを広げてほしかった。そうすれば、少し例えが異なるものの、スイッチでの「マリオサンシャイン」のような心に来る作品【日記:2021/2/11】に巡り会える機会が増えていたかもしれない。

 やれ。かつては、
「ソニーは過去作を大事にしてくれる!」というような時代も存在し、私も積極的にDL版を買っていた。しかしながら、こういう切り捨てが1回でも発生してしまうと、今後はダウンロード版の扱いを慎重に考えなければならない。確かに、どんな物も永久ではない。しかし、今回の件を考えると、ダウンロード版よりもパッケージ版のほうが長持ちするのかもしれないのだ。
 ――さて、ここ最近のプレイステーションは、
ちょっと変であり、「日本へのPS5供給台数」「×ボタン決定」などから分かるように、明らかに日本を軽視している。“プレステ”は、日本で産まれたゲーム機であるが、今のソニーゲーム部門は、拠点が海外で、社長も外国人である。そのため、合理的でないものは捨てるという方針なのだろう。よって、日本に対するビジネスは「高性能CS機」という枠でライバルのはずのXboxが機能していないため後回しであり、日本で人気の高かった初期PSハードのソフトは切り捨てるし、日本で需要のある携帯ハードも終わりにしてソフトも救済しない。“プレステ”は、日本人から離れていったのだろうか。いや、日本人が“プレステ”を見放したのかな…。

 長くなったので、「@全般的なこと」として、ここで区切ります。
 明日のAでは、
「FFシリーズへの影響」という面に着目し、紹介してみたいと思います。
 
次回:【AFFシリーズに関わることについて】

登録タグ/ ゲーム一般 これはひどい

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