どうなる? 「Vita次世代機」 / やり込み in FF

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これ何気に良いコピーだったのでは…


 諸事情により、最近では積みゲーを崩すことが多くなり、現在ではPSvitaの
「ゴッドイーター:リザレクション」をプレイしている。
 …この作品は、2015年10月に発売された、初代「ゴッドイーター」のリメイク作品であり、アッパーバージョンの「バースト」に更に追加要素を収録した、『1』の決定版と言える作品である。発売前は、同年2月に発売された「ゴッドイーター2:レイジバースト」
【2015/12/26】にも初代要素の大半が収録されていることから、早すぎるリメイクに懐疑的な考えを持っていたが、遊んでみるとこれはこれでなかなか悪くはない。とりわけ、新要素の「プレデタースタイル」の存在が大きく、これまでよりも更に爽快でハイスピードなアクションが楽しめるようになっていると言える。

 しかしながら。私はプレイを進めるうちに、
PSvitaの操作性から来る限界に直面してしまったのである。というのも、本作の「プレデタースタイル」(「捕食」に関する特殊アクション。本シリーズでは、敵に対して「捕食」攻撃を行うことにより、キャラクター強化の恩恵を受けることができ、『リザレクション』ではその動作をプレイヤーごとに設定できる)の中でも有用なものの一つに「飛燕」というものがあり、内容は「空中で捕食をしながら前方に突進をする」というものである。これを使うと、「捕食時間を維持しながら敵の裏に出て攻撃を回避する」という流れを自然に作り出すことができ、攻防一体の極めて効率の良い行動ができる。
 …しかしながら、コマンドが「空中でのR+△の同時押し」というのが致命的にまずく、
少しでもタイミングがずれると「R」のみの空中ダッシュが発動したり、はたまた「△」のみの落下攻撃が発動したりと、極めて暴発をしやすい。また、微妙な高さで発動をさせようとしてタイミングが遅れると、今度は「地面に足が付いた状態でのR+△の同時押し」と認識されてしまい、全く別の攻撃が出てしまう(地上でのクイック捕食)のだ。
 ――やれ、本作はハイスピードアクションだけに、1ミスから崩れる場面も多く、大きなストレスを感じさせられてしまう。この操作性の問題は、ボタン数を増やさなければ決して解決することができず、実際に同作のPS4版では、一部の操作が別のボタンに割り振られて操作性が向上しているのだという。

 というわけで。前置きが長くなったが、本日は
「PSvitaの次世代機をどうするか」という話題である。
 …やれ、上に書いた通り、2011年に発売したPSvitaは、「操作性」を始めとして「処理能力」「本体機能」「メディア容量」など、ありとあらゆる面が既に限界に達してしまっており、残念ながら
PS4が普及しきった現環境には着いて行けていないと表現せざるを得ない。
 ――それにも関わらず、ソニーから新型携帯機が出るという声は聞こえてこない。これは何故なのか、そして「Vita次世代機」が出るのなら、それは果たしてどんなものにするべきなのだろうか。本日は、そういう話について考えてみたいと思う。

なんか、補給線が伸び切ってまともに戦えない軍隊みたいな…


 では、Vitaの「寿命」が現実的なものとして見えてきた今、なぜこれまでのように次世代機の声が全く聞こえて来ないのか。その真の理由はもちろんソニーしか知らないのだが、よく言われているものとして、
「@携帯機としての性能の進化に限界が見えたこと」「A主戦場である海外で携帯ゲームがあまり受け入れられていないこと」の2つが挙げられる。この2つについて、順番に説明をしていこう。

 では、最初に@の
「携帯機としての性能の進化に限界が見えたこと」についてである。まず、読者の皆さまの大半はスマートフォンをお持ちであると思うが、もしその内部構造を見たことが無いのであれば、「(機種名) 分解」などのワードで検索をしてみて欲しい。すると、恐らく面積の大半を占める電池と、そのおまけのようなプロセッサーの数々に驚くはずだ。このように、現在の高性能な機器を支えるためには多大な電力が必要となり、もはや電池だけで内部構造の半分以上を専有してしまうのである。しかも、その気になれば電池とプロセッサーは小型化が可能なのであるが、それに伴う発熱からはどうしても逃げることができない。現状でも、スマートフォンで重たい処理をすると、熱くなって性能が低下したり、最悪の場合は変形・爆発などの事故を起こすことがある。そこから目を逸らして無理な集積化をすると、文字通り爆発的なデザインになってしまう。この発熱問題は、「核融合」などと言って笑いものにされることがあるが、高集積化が進めば進むほど、「知恵熱」がごとく、頭の痛い問題になってしまうのである。
 …また、処理性能と発熱の問題以外においても、
携帯機での性能面のネックは山積みであり、例えば記録メディアの容量に関しては、PS4のブルーレイは50GBであるが、Vitaのメディアはコスト面からか4GBのカードが使われることが多く、これを無理にPS4レベルにまで引き上げようとすると、ソフトの値段が大幅に上昇してしまう。また、操作性の面においても、携帯機で無理に据え置き機のような操作を採用しようとすると、今度は強度や携帯性のほうに問題が発生してしまう。さらに、それらの性能を合計した価格面に関しても考慮せねばならず、現環境では「2年で新しくなるうえに高価格帯だと5万〜10万円」という頭のイカれた特性を持つスマートフォンが事実上のライバルとして存在する。それに真っ向勝負を挑むのは、あまりにも無謀というものである。
 ――総合して。携帯機は、高性能化をすれば良い据え置き機と比べて、
解決しなければならない技術的問題がとても多く、設計の難易度は極めて高いと言える。しかも、それらを解決したところで、結局のところ据え置き機の劣化版という特性が消えることはないのだ。そうなると、そこまでのリスクを負って、果たしてゲーム専用の携帯機を作り続ける必要があるのか? という話になってしまうのである。

 また、Aの
「主戦場である海外で携帯ゲームがあまり受け入れられていないこと」について。PSvitaは、日本ではそれなりの市場を持っていると言えるが、残念ながら海外での存在感はからっきしである。日本国外で開催される新作ゲーム発表イベントでも、PS4の隣に並んでいるのはPSVRであり、Vitaに関しては発表会全体を通して小粒なタイトルがギリギリ対応していれば良いかというレベルである。そして、現在のゲーム業界の主戦場は海外であるため、必然的にそこで普及していない携帯機は後回しにせざるを得なくなってしまうのである。
 …しかしながら、もちろん日本市場を単独で見たとしても、決して規模が小さいものではなく、「そこで流行している携帯機に注力する」というのは理解できなくもない。しかしながら、皆さまご存じの通り、
日本市場ではスマートフォン向けの携帯ゲームが猛烈な勢いで普及しており、反比例してゲーム専用機の市場は縮小し続けている。一説には、日本人は世界で一番課金ゲームが好きな民族とされることもあり、ゲーム専用機の立場はこれから下がることはあっても上がることは無いであろう。「プレイステーション」を産み出した国としては思えない、あまりにも、あまりにも嘆かわしい現実である…。
 ――結論として。ゲーム専用携帯機は、海外ではあまり受け入れられておらず、日本においてもその立場はどんどん苦しくなってきている。
ここに全力を投じるのは、あまりにもリスクが大きいのである。その点、据え置き機であれば、海外も含めた大きな市場に挑戦できるほか、PS4の高性能を活かしてスマートフォン向け携帯ゲームとの差別化もできる。この現実を直視したうえで、果たしてあなたなら携帯機にソフトを出そうと思うだろうか…?

信じろ。そこに希望があるって


 というわけで。「@性能面での進化がきつい」「A海外に市場が無い」という2点の問題から、
「Vita次世代機」の未来はあまりにも苦しいと言わざるを得ない。では、それをもって「Vita次世代機」が出ないと言えるのか。いや、そんなことはない。そんなことは無いと思いたいのである。
 …というのも。そもそも現環境は、「PS4が世界で成功をしている」という大きなアドバンテージがあるため、ソニー側に他の行動を取る余裕がある。あれほど初期が難航したPS3を手放さなかったソニーが、ここで携帯機市場を捨ててしまうとは考えづらい。また、各種の技術的問題に関しても、
iPhone4Sが最新だった時代にVitaを25000円で発売できたソニーであれば、かなり高い水準で解決していくことが可能であろう。加えて、携帯機の特性として、多少グラフィックや操作性で劣るゲームであっても楽しみやすいというものがあり、小粒なタイトルや昔のゲームを再生するためのハードとしては、今後も一線級で残り続けると思われる。その他、スマートフォンとの差別化についても、物理ボタンが存在しなければ実現できないゲームというものは実に多いため、個人的には区別は十分にできているように思う。

 というわけで。個人的な考えとしては、
携帯ゲーム機は今後も存在意義が有り続けると思うし、そういうハードをソニーには出し続けてほしいと思うのである。もちろん、現環境でのゲーム専用携帯機が厳しい位置に立たされているというのは、もはや痛いくらいに知っている。だが、私はできると思うから期待をしているのだ。当然、それによって出来損ないのハードが出現したのならば容赦なく批判させてもらうが、個人的には心配はしていない。何故なら、PSハードでこれまで最終的な結果まで見て失敗だったと言えるものは、何一つとして存在しないからだ。
 ――やれ、こうやって閉塞感のある今だからこそ、ゲーム専用機の真価が試される。だからVita次世代機には、
この環境を一変させるような存在になってほしいのだ。例えばPS4ならば、前評判の「性能が上がっただけの凡庸なゲーム機」という印象から一転して、ゲーム専用機そのものを復権させるような存在感を示した。そして当然、Vita次世代機もそうあるべきなのである。そんな次世代機が発表されるのを、ずっと待っていますよ。

登録タグ/ ゲーム一般

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2017年11月17日の記事を表示しています。


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