『2』が一番面白かったゲームと言えば? / やり込み in FF

管理人の日記
アーケードだと、バーチャファイターもストリートファイターも何故か『2』が全盛期?

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『2』で進化が極まってしまって、マンネリ化するというパターンもある


 
「シリーズものの中で、第2作が最も面白くなる」という例は、世の中によくあるものだ。その理由として、例えば『1』で、予算や人員に制限がある中、優れたスタッフがこだわりを尽くして消費者の評価を勝ち取ることに成功し、結果として『2』では予算が潤沢に付き、前作では不可能だったこともできるようになった…というパターンが考えられるだろう。
 …さて、冒頭に画像を挙げた
「ターミネーター」は、この例に見事に当てはまっている。監督のジェームズ・キャメロンは、後に「タイタニック」「アバター」などで映画賞を総なめにするものの、「ターミネーター1」の時点ではB級映画とも言われるくらいの資金しか使えなかった。それが、『1』のヒットにより、『2』は15倍もの予算が割かれ、それに驕らず前作以上に入魂をしたことで、内容としても『1』を大きく超えるものとなったのだ。
 ――しかしながら。今回挙げた「シリーズもので、『2』が一番面白い」という条件に当てはまるということは、つまるところ
続編が作られなかったか、または『3』以降で劣化していったということになる。「ターミネーター」シリーズは、この枠にも該当しており、『3』は前作『2』から10年以上が経って公開され、『2』を更に超える予算が付いたものの、監督を含む主要スタッフが変更されたことなどから、評判は芳しくない。あと、『1』『2』の結果として救われた未来を台無しにして終了、というどこかの13-2みたいなエンディングにしたことも不評である。『4』も、荒廃した大地で人間と機械が銃撃戦をするという凡庸なSFアクションであり、もはやほとんど記憶に残っていない。それらのことから、最近では『3』『4』を無かったことにし、『2』の続編という形でシリーズ制作が続けられているそうだ。まあ、タイムワープ要素のある作品なので、一応は矛盾は無いと言えるのかもしれないが…さすがにあんまりな展開であろう。シュワちゃんリターンズ:ターミネーター3みたいな感じで強引に締められなかったものか。

 そんなわけで。上は、映画での例となったが、ここから話を本筋に戻し、
ゲーム業界での例を2つ挙げてみることにしよう。もっとたくさん挙げても良かったが、無闇に例を増やすより、1つ1つを掘り下げていったほうが面白くなるという判断だ。
 ――そして、内容の都合上、是非とも皆さまも、コメント欄あたりで思い出を語ってみてほしい。それでは、さっそく行ってみよう。

飛空戦車グライフにはクエイク、ギーグにはどくへび


 
MOTHERシリーズ

 
「マザー(MOTHER)は、元々ファミコンで初代が発売された任天堂のRPGであり、当時としては斬新なシステムの数々や独特の世界観が受け入れられ、その後にスーパーファミコン(SFC)で続編の「マザー2」が登場した。『2』は、SFCの性能を活かして演出やシステムが大幅に進化し、特にドラム型のHPシステム(戦闘不能になるような大ダメージを受けても、すぐ死亡とはならず、HPがスロットのように減っていき、これがゼロになる前に回復をすれば戦闘不能を無かったことにできる)は、RPGの戦闘にアクション性を取り込んだ画期的なものであり、本作の戦闘の面白さを象徴するものである。
 …そして、『1』と『2』では、主人公の風貌や世界観・仲間の女の子の存在など、意図的に似せたような演出が多く、ひょっとしたら
『1』でやりたかったが性能や時間の都合で不可能だったことを『2』で実現させたという感じかもしれない。
 ――ということで。「マザー2」は、私の中で「ファイナルファンタジー6」「スーパーマリオRPG」と並び、スーファミ時代を象徴するRPGという認識になっている。特に印象的な要素として、ラスボスは、そのグラフィック・音楽の強烈な印象や、驚くような倒し方、そして
あなぬけネズミ事件やどくへび事件といったバグ技の数々(どちらもGBA版限定)で、今も語り草となっている。

 しかしながら、その後の
「マザー3」は、ファンが望む正統続編とはならなかった。『3』は、当初ニンテンドー64で開発されていたのだが、それは中止となった。そしてかなり後に、ゲームボーイアドバンス(GBA)への『1』『2』の移植(『1+2』というカップリング形式)が決定されると同時に、『3』の開発再開も発表され、ファンは狂喜した。そして、2006年にGBAで『3』が発売されたのが、それが微妙な出来としか言いようが無かったのだ。
 …やれ、本作独自の新要素は、音楽に合わせて攻撃ボタンを押すと連続攻撃ができるという「サウンドバトル」であるが、
ドラム式のHPシステムと噛み合っておらず、強敵戦のBGMは意図的にテンポを壊すようなよく分からない演出も入れられている。グラフィックや演出も、部分的には『2』に劣っている点すら存在する。そして、本作はストーリー重視の一本道形式となっているのであるが、その最後が投げっぱなしで終わっており、消化不良感が凄まじい。その他、最終セーブポイントまで進むと僅か2種類の敵しか登場しない狭い空間に閉じ込められたり、モンスター図鑑的なシステムが1本道のゲームシステムと致命的に噛み合っていないなど、ゲーム内容と遊び方が一致していないが散見されるものだ。
 ――その他、終盤になると『1』『2』のファンサービス要素が多く挿入され、あろうことか
エンディングのスタッフロールにまで『1』『2』のメインテーマが割り込んでくるのだが、私としては「これを入れておけば満足だろ?」という感じの安直な媚び要素としか思えず、「もういいよ…」とウンザリするものであった。この辺りの事情は、当時の日記にも詳しく書いているので、必要に応じてそちらをご覧いただけると良い【2006/4/30】

 ただ、この
「マザー3」が完璧なクソゲーで黒歴史かと言うと、そうまでは言い切れないというのがまた微妙なところなのである
 …やれ、本作『3』は、
傑作だった『2』と比べるから見劣りするというだけであり、単体のRPG作品として特に大きく崩壊している点は無い。また、大きな問題点であるシナリオも、序盤〜中盤までは衝撃的なシーンの連続や様々なキャラクターの視点によって、期待できる展開を見せていた。「カバランチャー」「はずれメタルさる」「あいたくてウォーカー」などといった狂気じみたモンスターセンスにも、引き続き光るものがある。
 ――ということで。「マザー」シリーズは、傑作の『2』に対し、『3』は劣化が目立つもののそこまで駄作ではない…という面で、まさしく
「2作目が最も面白かったタイトル」の筆頭と言って良い存在であろう。

結局このナイトレーベンは何だったのか?


 
PlayStation本体

 皆さまお馴染み、プレイステーション本体は、現在PS4まで発売されている。しかし、
そのPS2→PS3の引き継ぎは非常に苦しいものであり、下手すると、これも『2』が一番良かったの法則に当てはまって、シリーズ終了となっていてもおかしくなかったのだ。
 …やれ。皆さまご存じの通り、2000年に発売されたPS2は、
「大容量のDVDディスク」「PS1を遥かに超える3D表現」「DVDビデオの再生機能」などと言った機能が搭載され、PS1からの進化を見事に成し遂げた。また、ソフト面でも、「ファイナルファンタジー」「グランツーリスモ」「メタルギアソリッド」といったPS1で人気を博したタイトルが、それぞれ大きなパワーアップを遂げ、国内のみならず世界でも大ヒットをした。この頃、間違いなく日本のゲームは世界最先端といえるものであり、PS2はスーファミ時代から続くゲーム全盛期の一角を担っていたのだ。

 ところがどっこい。その後に発売したPS3は、
「5万円という本体価格の高さ」「初期出荷数の少なさ」「ソフト不足」などによってスタートダッシュに失敗し、ライバルのXboxや携帯ゲーム機などの登場もあって、かなりの苦境に立たされた。前にも書いた気がするが、一時期は「PS3はなぜ失敗したのか」などという題名の本がコンビニにも並び、ネット上では日々PS3のバッシングが雑談感覚で行われていたものだった。
 …さて。これを、
「『2』が一番面白かった」の法則に当てはめてみると、PS1の頃はゲーム業界への挑戦者として、広告戦術やソフト制作会社へのアピールに力を入れた。そして“続編”のPS2では、PS1の成功を経て本体機能を充実させた。ところが、PS3ではその方向性を更に引き継いで、スーパーコンピューターにも転用されるような高性能の本体を作り上げたものの、消費者心理やライバルの動きを見落としており、結果として苦境に立たされてしまったのだ。プレイステーション自体が劣化したのではなく、時代が求めていたものを取り違え、結果として『2』のほうが受け入れられたというパターンである。
 ――しかしながら。ご存じの通り、PS3はその後も粘り強く販売を続け、世界で一定の市場を築くことができた。また、
PS3の反省はPS4にとても強く活かされており、PS3の問題点はほぼ全てが改善された。そして、「HD制作環境」「ネットワークサービス」といったPS3時代に投資をしてきた事業は、PS4世代で見事に花が咲いている。ソフト的にも、日本メーカーの弱体化はともかくとし、海外も含めればPS2時代すら凌駕する魅力的な作品が潤沢に発売されており、新たな全盛期を築いているといっても過言ではない。これは、『2』の成功から『3』が失敗したものの、その反省を活かして『4』が再び成功し、「『2』が一番」の法則から抜け出せたという、少し珍しいパターンだ。となると、「PS5」は再び苦しいハードとなってしまうのか…?

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