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管理人の日記
業務スーパーの生野菜の安さは凄いな…農家との直接契約だと、ここまで安売りできるのか
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「小麦粉焼き」という言葉が、地味に今回のカギになった |
現在、コメを買いたくないという気持ちが強い。とりわけ、日本米については、絶対に買わないと決めている。いっぽうで、“食”は全人類が必ず必要とするものであり、何かを食べて生きていかなければならない。そのため、ここ最近の私は、「コメ以外のカロリー源」について、常に模索している状況だ。
さて、ここまでに、生活に定着できたものとして、「
…ただまあ、「コメを食べない」「コメの消費量を減らす」が節約の基本となったここ1年弱で、「あれ?
この押麦をそのまま食べてもいけるんじゃね?」と気付く国民が増え始めた。私もその中の1人であり、最初に10割麦飯で作ったときは、臭くて嫌になったが、もう慣れた。とりわけ、冬にまとめて買った「丸麦」という品種が、そりゃあもう、味も見た目も最低で、そこから見れば、押麦は、もっちもちで臭いも許容範囲であり、素晴らしい食材だ。
では、私の具体的な使用法を挙げてみよう。まず、購入するのは、「業務スーパー
胚芽押麦」という商品だ。価格は1kgあたり税込250円前後である。「乾燥時の重さと、炊いた後のカロリーや量」などの諸関係は、だいたいコメと同じのようだ。これを、お弁当には「白米:押麦」=「2:8」、家で食べる際は押麦100%で炊いている。もう風味としては慣れたので、どちらも麦100%で良いのだが、それだとボロボロするため、箸で食べることを考慮して、弁当用には少しだけ白米をブレンドしている感じだ。なお、炊飯時は、無洗米と同じで洗う必要は無いが、通常の50分コースではなく、75分かける「熟成」コースを選んでいる。水加減は、やや多めというくらいが良いようだ。
…そして使用先は、いわゆるお米料理であり、納豆ご飯・親子丼・目玉焼きウインナー丼・漬物ご飯、などである。私の中で、白米は、既に麦飯に置き換わった。さすがに風味は落ちるものの、なにせ価格が1/3〜1/4なので、仕方がないのだ。
――まあ、ここまで行かなくとも、“白米に1割ほどの麦を混ぜることで、コメの消費ペースを落とす”という程度なら、万人向けと言えるだろう。「常温保存可能で賞味期限は1年程度」「1kgという少量から買える」と、運用面も優秀であるため、是非いちど試してみてほしい(【関連記事:2025/1/5】)。
また、「パスタ」については、コメのぼったくりが始まる少し前の、“去年の初夏”と言えるくらいの時期から、料理バリエーションの一つとして試していた(【日記:2024/6/29】など)。それが、コメの消費量激減と反比例して、起用が増えていった形である。
…では、押麦と同じく、私の生活での使用法だ。まず、「購入品目」は、特に名前みたいなものはなく、イオンで購入可能な「Spaghetti」と書かれた商品で、どうやらアラブ首長国連邦からの輸入品らしい。とても十分な食料供給が出来そうな土地ではないため、恐らく、ヨーロッパ側の第三国からの再輸出品であろうと思われる。値段は、様々なセールを駆使して、1kgあたり税込200円ほどだ。実に、コメの1/4〜1/5という超安価な商品であり、現環境における節約の基本となっている。常温保存が可能で、賞味期限も2年半と長く、運用面も優れている。
――そして、食べ方としては、“レトルトパウチ型のパスタソース”を使うと、たいへん美味であるものの、値段が大幅に上がり、本末転倒となってしまう。そこで私は、“玉ねぎやキノコを中心とした余り野菜を炒め、そこにケチャップやマヨネーズ等で味付けをする”というスタイルで食している。ケチャップもマヨネーズも、単品を使うより、2つを混ぜたほうが、私好みの味になる。たっぷり食べれて、飽きも来づらい。
その他、スパゲッティをスパゲッティ料理として食べるのではなく、コメの代わりとして使うことも考えている。親子丼パスタや、漬物ご飯パスタなどを試しており、戸惑いはあるものの、“まあ食べられないほど酷くはない”という感じだ。コンビニ等では、パスタを敷いてから上にその他を載せるという方式で、ぼったくりへの対策をしているところもあるらしい(まあ、これは熱で容器が溶けるのを避けるためであり、物価高騰対策というだけではないようだが…)。
――なにはともあれ、パスタも様々に利用可能であり、こちらも料理バリエーションの1つとして採用することで、コメの消費量を減らすことに繋がっている。家計の節約、そして、転売屋への資金供給を断つことにもなるだろう。
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見たいアニメが増えていく… |
というわけで。いつもながら、“「前回までのあらすじ」で引き伸ばしている平成初期のジャンプアニメ”みたいな感じになってしまったが、ここからが本日のテーマである、「小麦粉」についての話だ。
…さて。先日、私は「何か新しい料理を開発したいなあ…」と漠然と考えながら買い物をしていたところ、「小麦粉(薄力粉)」に目が付いた。その価格は、セールなどいろいろ換算して、700gで税込138円、100g換算で19.7円である。それで熱量は345kcalあるのだから、カロリー倍率で言うと20倍に迫る(345÷19.7 ≒
17.5)かのような、強烈な高コスパ食材だ。なお、先日のJA山形理論(【日記:2025/5/5】)に基づき、「223kcalを摂取するための価格」を計算すると、約12.7円となる。「米1杯49円、それでもお米は高いと感じますか?どうか、知ってください。」(笑)
さて。「小麦粉」というと、人類レベルの戦略物資であり、多くの国で主食とされる「パン」の原料となることが最も有名である。その他、麺類の素材や、製菓材料、揚げ物の衣に肉類のつなぎ材(これらはパン粉と呼ばれる亜種)、スープのとろみ付けなど、様々な用途に使用可能だ。
…ただし、利用については、コメやパスタほど楽ではない。というのも、小麦粉は、その名の通り粉なので、そのままでは食べられず、何らかの形に成形をする必要があるからだ。また、必ず熱さなければアウトのため、小麦粉をそのまま飲み込んだり、完成品に上から掛けるだけ…という使用法もアウトだ。また、運用面としても、粉が飛び散りことで、周囲を汚すことがある。意外なところとして、虫が湧きやすいため、開封後は冷蔵保存が推奨される。そのため、使いづらさも相まって、冷蔵庫の圧迫材料となりがちだ。
――と、いうわけで。「パン」「カップ麺」「パスタ」などといった“小麦の加工食品”には、賞味期限・保管方式・価格・手間・味のバリエーションなどといった運用面で、優れた商品が多い。だが、それらの原材料である「小麦粉」は、一般個人にとって、必ずしも使いやすいとは言えないようだ。実際、料理を趣味の一つとして宣言している私も、これまで全く買おうと思わなかったくらいである。もし、自炊をほとんどしないような人が買ってしまったら、間違いなく、テオ・テスカトルごっこくらいしか使い道が無くなるであろう。
しかしながら、それだけの手間が要求されるということで、値段の安さについては、折り紙付きだ。まあ、私の買っているパスタが、茹でる前で「100gあたり19.9円・362kcal」とぶっ飛んでおり、原材料より加工品のほうが安いというイカれた事態になっているが、それはさておき、「料理のバリエーション」という意味で、小麦粉の利用法を考えてみるのは、間違いではないだろう。
ということで、小麦粉の利用法として、まず私は「スープ用の団子」を作ろうとしてみた。しかし、これは大失敗をした。
…というのも、私は、何も考えずに、小麦粉をボウルに開けたあと、それと同体積くらいの水を注いで練ってみたのだが、ベトベトで上手く成形できない。パン生地や麺生地のように、乾いた感じになることをイメージしていたが、実際のブツは、泥団子を、もっと粘着質にしたような雰囲気である。
――かくして、四苦八苦しながら、あらかじめ用意してあったスープの鍋に、宇宙船が潰れたかのような形容しがたい形の団子を、何個か突っ込んだ。だが、手袋も素手もギトギトになってしまい、大量のフードロスが発生した。また、その後は、普段の味噌汁と同じように調理したのだが、肝心のお味も最悪であり、団子については、味のしない圧縮されたパンだかクッキーを食べているような感じであり、『無』であった。
ちなみに、アニメ:「負けヒロインが多すぎる!」では、八奈見さんが、「小麦粉焼き」というお菓子を提唱しており、その際に「コツとしては、食べるとき、心を無にすることかな…」と言っている。ズバリ、その通りである。私の作った物は、市販のモチや冷凍肉団子などには、遠く及ばない味であり、いくら私でも、これを前向きな気持ちで食べるのは無理かな…と思うものであった。
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遊戯さんにもヤンチャしてた時代があったのさ |
しかし、小麦粉「焼き」の表現にあやかって、今度は「お好み焼き」に挑戦してみることにした。すると、上手くいったのである。
…まず、お好み焼きというと、「お好み焼きの粉」という専用材料が販売していることがある。だが、今回は、「食費を安く抑えたうえで、料理のバリエーションを増やしたい」という目的があるので、使うのは、安価な小麦粉そのものである。
――そして、“プラスアルファ”として何を入れるかであるが、家にあった余り物ということで、キャベツと、それから卵を入れてみた。これに豚肉を入れるのがスタンダードなようだが、冷凍鶏肉なら親子丼用に持ってはいる(切れたら買い足さずウインナーに置き換える予定)が、私に豚肉をルーチンで購入する習慣は無い。もっとも、豚肉は、安価な物でも「100グラム=100円」くらいの価格であり、あまり経済的に優しくない(私の感覚だと、鶏肉が「100g=60円」、その他の加工肉の基準が「100g=50円」程度)。よって、今回は肉なしで挑戦をした。
なお、お好み焼きの調理には、一般的に、鉄板が推奨されることが多い。だが、もちろん、「そんなものは、ない」という感じなので、今回はフライパンを使用していった。さすが、最強武器の交換素材になったり(F内失)、武器としてそのまま使えたり(任内失)と、多彩な用途で知られる調理器具だ。
そういうわけで。小麦粉(薄力粉)を、約150g取り、100mlの水を投入した(※当時は、同重量の水を入れたつもりだった)。卵とざく切りキャベツを加え、箸でぐるぐると混ぜる。すると、いい感じの粘度になってきたので、油をひいたフライパンに入れ、蓋をしてみた。焼き具合が難しいのだが、蓋を開けて香ばしい匂いがしたり、または、白い煙が立ち込めはじめると、いい感じに焦げ目が付いた証拠となるようだ。
…そして、次は難関のくるりと裏返すパートだが、私はこの家でお好み焼き作りをしたことがなく、幅広タイプのフライ返しを持っていない。よって、通常幅の物を使ったのだが、その結果、予想通り裏返しに失敗し、上面を内側にするような形で半分に折れ、外側だけが焼けている状況になってしまった。やむをえず、ザクザク切り刻んで、小さくしてから焼いたのだが、これはある意味で良かったように思う。というのも、細かくしたことで火が通りやすくなったうえに、箸で食べるのも容易となった。さらに、“小さいサイズにして、お弁当箱に押し込む”という利用法まで、自然な流れで思い付くことができた。
――さて。焼き上がったら、いよいよ食べるパートだ。お好み焼きの調味料と言うと、「おたふくソース」に代表される、粘稠度の高いソースを使うほうが良いだろうが、私はサラッとしたとんかつソースしか持っていなかった。が、そのソースが余り気味だったので、良い機会と起用し、「とんかつソース+マヨネーズ+かつおぶし」で味付けをしてみた。すると…驚きだが、ちゃんとお好み焼きの味がした。自分なりの手順で、小麦粉からお好み焼きを生成できたのだ。
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昭和の子供たちが駄菓子屋で作れたのだから、私達にも出来るはず! |
というわけで、今回のお好み焼きのレシピである!
とまあ、こんな感じである。
…なお、今後のポイントは、下にまとめてみた。その中で、最も気になるのは、小麦粉の種類である。薄力粉・中力粉・強力粉という分類の中では、どうも、中力粉が最も安価であるようだ。この記事の下書きを終えたあとに、業務スーパーへ向かって値段を見てみると、中力粉が1kgで税込149円と、最も安かった。記事は寝かせておいても、特に良くはならなかったようだ(※これが言いたかっただけ)。
――というわけで。上のほうで書いた値段関連を改めよう。100gあたり14.9円で熱量352kcal、カロリー倍率は23.6倍と、ついに20倍を超えた。山形基準に合わせて、「223kcalを摂取するための価格」にすると、9.4円である。米1杯49円、それでもお米は安いと感じますか?
どうか、知ってください。
そんなわけで。「お好み焼き」は、まだ研究段階であるものの、我が家の激安料理として、今後、定着してくれそうな感じだ。
…さて。これで嬉しいのが、値段もそうだが、節約料理のバリエーションが広がるという点だ。私の料理は、ケチャップとマヨネーズのパスタか、麦飯に、スープ・サラダ・親子丼という程度であり、ハッキリ言って飽きていた。ただでさえ大量に作り置きをして、朝昼晩と同じものが並びやすいのに、レパートリーまで貧相で、小周期でも大周期でも同じ物を連食しやすい。悲しすぎる…。だからそこに、「お好み焼き」という新顔が加わってくれるのは、嬉しいものである。新しい物は、新しいというだけで価値があるのだ。
――ということで。お好み焼きという新たな仲間を加えて、私は今後とも、脱米を押し進めていきたい。「コメを値上げされた私が、小麦粉を手にし、お好み焼きスローライフを始めます
〜今さら戻ってきてと言われてももう遅い!〜」
(2025年5月15日)
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