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管理人の日記















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魂が抜けそうな安さ |
今年の我が社の冬のボーナスが、「1.4ヶ月分」であると発表された。今回は、まず貰えるかというレベルで危惧していたので、0ヶ月分とならなかったのは嬉しいものだ。しかしながら、過去最低だった今年6月と同じであり(【日記:2025/6/25】)、低賃金が定着しつつある。
…まず、繰り返し述べている通り、我々の業界は、自民党が商品の値段を決めている。そのため、1社だけの判断で、値札の数値を変えることができない。いっぽうで、私が日々苦しめられている通り、税金と、自称協力企業のふっかけてくる値段は青天井であるため、経営悪化に歯止めが掛からない。まるで、見捨てられた前線のように、同業他社はバタバタ斃れていく。あまりの酷さに、弊社も改めて頭がイカれたのか、最近になって、「寄付のお願い」なんてチラシを配り始めた。それを見ていると、もう無理なんだなこの会社と、絶望的な雰囲気を感じ始めてきている。
――ちなみに。我が社のボーナスは、かつては「人事院勧告」なんてものを基準としたらしく、「1年で4.2ヶ月分」で調整していたらしい。しかし、最近になって、もう人件費くらいしか削るところが無くなったのか、社内報のPDFが謝罪文とともに始まり、そして「1.5ヶ月分」などと、基準に満たない支給が続いてきた。そして、今回は、6月に引き続き「1.4ヶ月分」だが、ついに謝罪文が無くなった。“支給額が上がったので、謝罪が不要となった”なら分かる。だが、かつての2/3、史上最低水準が続いているのに、「経営改善に取り組んでいます」と言った申し訳程度のコメントすら無くなった。完全に、減給が撤回不能になり、既成事実と化してしまったということが分かる。
さらに。その低いボーナスから、搾取の第一手として、まずは税金が1/3もむしりとられている。皆さまご存じの通り、給与明細の中の「保険料」というカテゴリは、実際は2倍の額を払っている。労使折半と聞いて、「会社が半分払ってくれるなんて、お得!」なんて思っている輩が居たら、ハッキリ勉強不足だと述べさせていただこう。会社側の支払う同額の保険料は、“その労働者が居なければ発生せず、経営には一切寄与しない”ので、人件費として丸々払っているコストに他ならない。会社の経営を圧迫し、賃上げを妨害する。そして最後に、貰った額からも、消費税だの何だので、何か行動するたびに、税・税・税と、自民党手数料を取られていく。この国の税率は、「10%」ではない。同じ基準で、「会社が私たちに支払った額」を下から見上げてみると、税率は70%なのである。
…ちなみに、「だったら他の業種に転職しろ」という人も居るだろう。もちろん、私も「もっとアクティブに社会で活躍したい」とか「家庭を持っている」「お金の掛かる趣味がある」などの理由があったら、こんな会社(業界)に定年まで居るようなことはせず、転職を検討するだろう。だが、実際に私が検討しているのは、転職ではなく退職だ。私は独身であり、そしてお金の全く掛からない生活をしている。生活費なんて、家賃も含めて、年間100万円に達していない。なので、あと数年働けば、それでもう早期リタイアが可能なのだ。今の会社を辞めないのは、「どうせあと数年しか働かないから」という、非常にシニカルな理由からなのだ。
――まあ、今の機械いじりの仕事は、この日記でも1ジャンルとして定着しているように、それなりに楽しい部類に入るとは思う。ほとんどの日本人は、仕事に対する意欲が極端に低い中、我慢して働いていると聞くから、私は恵まれている部類なのであろう。しかしそれでも、休みの日より好きというほどではない。辞めなくとも、「給料を40%にして、週2日だけ働かせてくれる」があれば、労働力の一部を残すこともできそうだが、社会の変革が間に合っていない。私が抜ければ、職場は困るだろうが、自分の人生を犠牲にするほど愛しているわけでもない。世の中、そんなものである。
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このキャラの正体とかは特に設定してないです |
ところで。そんな私のボーナスの使い道であるが、言うまでもないだろう。投資である。それに使う割合は、もちろん100%だ。そもそも、私はお金を持っていないわけではない。なので、欲しい物があったら、普段からクレジットカードで買って、その額を、株の売却で支払えば良いだけである。ボーナスだからと言って、別に行動を変える必要は無いのだ。
…具体的には、2日前に、ちょうど証券会社のキャンペーンを紹介した(【日記:2025/12/1】)ので、それを買っていけば、「キャンペーンを網羅するオトクさ」「いろいろな銘柄を買う楽しさ」「銘柄の成長による利益(予定)」を得られる。そして、今年のNISA枠も、若干ながら残っているので、ボーナスを使って月末までにそれを埋めるようにしたい。不良だって猫を拾うし、幻影旅団だって慈善活動をする。そんな感じで、国もNISA枠のように、極稀に良いことをするので、そういうものは拾い集めておかないと損をするのだ。
――まあ、とにかく今は、耐えながら投資して、資産を増やしていこうと思っている。給料の低さは常に頭が痛くなるが、所詮は残り数年の辛抱だ。それに、この国は、労働者には最悪だが、働かない人間にはやたら手厚いことで有名である。もう少しだけ働いて、その後は、私も「住民税非課税世帯」になり、悠々と「老後」を楽しませていただくことにしよう!
(2025年12月3日)















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