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懐ゲー紹介:「魂斗羅スピリッツ」(1992) / やり込みinFF

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管理人の日記
ワーオワーオワーオワーオ…

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果たしてこのタッチで当時の子供たちに手に取って貰えたのだろうか

今、魂斗羅最大の戦いが始まる。

 唐突に、懐かしいゲームを紹介する企画をスタートさせてみることにしよう。第1弾は、SFC/コン斗羅トラスピリッツ」(コナミ、1992)である。
 …まず、本作は、面クリア型のアクションゲームであり、銃を用いて敵を倒しながら、全6面のクリアを目指していく。と書くと、
当時どこにでもあった2Dアクションであるのだが、本作の独特な点は、強烈なグラフィック&サウンド演出である。やれ、さすがの私も、もうスーパーファミコン時代にプレイしたソフトというとほとんど忘れているのだが、「魂斗羅スピリッツ」は、今なお細部までしっかり覚えているゲームだ。
 ――やれ。この文章の最初に載せたイメージアートからして、筋肉モリモリの男2名が銃を構えながら睨みを利かすという、「北斗の拳」だとか「コマンドー」あたりを彷彿とさせる画像である。こういうオスの顔をしたパッケージが、
「スーパーマリオ」とか「ドラゴンクエスト」「ストリートファイター」あたりを遊んでいた当時の子供たちに、果たしてウケたのだろうか。今では考えられないことであるが、当時のゲームは子供の遊びという扱いだったからねえ…。ちなみに、いま遊ぶなら、WiiU/3DSのバーチャルコンソール(それぞれ別バージョン扱い)の他、「スーパーファミコンミニ」の収録ソフトにもなっているそうだ。

 では、その具体的なゲーム内容を説明していこう。まず、全てを紹介するのは無理なので、全般的なことに関しては、
【Wii/バーチャルコンソール版「魂斗羅スピリッツ」の紹介ページ】か、はたまた個人サイトであるが、【GAME KOMMANDER様の「魂斗羅スピリッツ」のページ】が、画像多めで各ステージの魅力を記しており、読み物としてお勧めである。プレイ動画だと、【こちらのもの】が一番画質が良いだろう。
 …さて。本作の魅力は多々あるが、私はあえて、
「キャラクターのネーミングセンス」という点を挙げてみたい。本作の最終6面は、内臓のような雰囲気のマップで、“悪”を強く感じさせるBGMの中、強力なボス敵との連戦が展開される…という緊張感あふれるステージになっているのだが、そのボスの名前が何かもう吹っ切れている。地味に、かつて私のサイトでも画像付きで掲載したことが、ある【2011/7/10】のだが、「天王鬼龍神ジャバ」「天王創魔心ゴメラモスキング」「陰獣キムコウ」「メタルエイリアン」「天王鬼ギャバ」「頭脳生命体サール」「フェロメドス六人衆」といった感じで、もはや厨二病というか突き抜けすぎて別の次元に達している。特に、「雑魚敵を無限に生み出す部分が4つ付いた心臓」としか表現できない敵に「天王創魔心ゴメラモスキング」という仰々しすぎる名前を付けたことと、ラスボス最終形態と言える「フェロメドス六人衆」どう見ても1人という辺りは点数が高い。また、二つ名を持つモンスターが大半の中、「メタルエイリアン」という直球すぎる名前が混ざっているところも印象的である。
 ――ちなみに、そんなネタ要素ばかりが語られる本作であるが、
肝心のアクション部分の出来も良く、昔のコナミらしい軽快な操作性とテンポの良さに、前述したグラフィックやBGM演出が結びつき、高度なゲーム性を実現している。全6面・プレイ時間30分というのは当時としても短いものだが、それだけに1面1面がメリハリの効いた展開になっており、プレイしていて飽きさせない。一方、難易度は非常に高く、当時の私は30機の裏技を使わなければ手も足も出なかったのだが、アーケードスタイルのゲームらしく、ノーコンティニュークリアなどを目指すと、長く遊んでいけるだろう。また、2人同時プレイにも対応しており、当時の私は兄弟と共に役割分担をして戦ったり、縦スクロール部分で無意味に相手を落としたりして遊んでいた記憶がある。

 そんな感じで。本日は「魂斗羅スピリッツ」を紹介してみた。この
「懐ゲー紹介」シリーズでは、主に90年代までに発売されたゲームを、個人的な思い出と共に記してみたい。決して毎日更新のネタが無くなってきたというわけではない。
 …やれ、こういったアーケードスタイルのゲームは、かつては大手ゲームメーカーからも数多く発売されてきたが、近年ではめっきり無くなってしまった。やはり、人々のゲームを遊ぶ環境が変化し、「1回クリアすれば終わり」となってしまいがちな状況で、
この手のプレイ時間が短いゲームは評価が低くなりやすいのであろう。せいぜい、最近では「ロックマン11」くらいで、あとはインディーズや同人ゲームか…。
 ――とはいえ、2Dアクションというジャンルは、
昔のゲームの花形であり、最近の作品よりも昔のほうがクオリティが高いという傾向すら存在する。「魂斗羅スピリッツ」もその一つだ。あの懐かしい、横スクロールアクションが業界最先端だった時代の、類まれなる名作だ。

(2018年12月5日) 208 PV

登録タグ/ ゲーム一般 懐ゲー紹介
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