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管理人の日記

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遊んでいるようにしか見えないでしょうが仕事です |
最新OSであるWindows11は、果たしてどこまで低性能のPCで動くのか。これを検証した結果、実用性という面では、SSD&メモリ8GBが必須であると感じた。
…まず、Windows11が要求する「最低スペック」は、4GBメモリ・64GBストレージなど、驚くほど低いのだが、TPM2.0とかいう「は? 誰おまえ?」みたいな条件があり、これによりインストールができないということが存在する。ただし、このTPM2.0は、Rufusというド下等な社長(【日記:2024/6/12】)みたいな名前のソフトを使うことにより、突破できることが知られている。これにより、ストレージ容量さえ足りれば、どんなPCにでもWindows11を入れられるのだ。
――さて。これが遊びであれば、それこそ「PSPにインストール」みたいなメチャクチャなことをして楽しむところだが、あくまで今回の話題は仕事である。私が行っている、「旧業務システムで使っていたPCの再利用」に関する検証の一つとして、「OSのバージョンは、Win8.1からどこまでアップデートできるか」「それが、どれだけの性能があれば快適に動くか」ということを調べるに至ったのである。
さて。Win11に限らず、現在のPCを快適に動かすうえで、最重要なパーツは「SSD」である。「ストレージ」=データの保存場所であり、256GB・512GB・1024GBなどが存在する。SSDは、パソコン界隈では、だいたい15年前くらいから流行しだし、当初は「読み込みが速い代わりに、容量が低く値段も高い」というピーキーな部品であり、高性能PCの象徴であった。対義語はHDD(ハードディスクドライブ)であり、かつてはこちらが主流だったが、今となっては、もはやHDDを積んでいる新品パソコンなんてどこにも無い。HDDは、大容量を生かして、“データーの長期保存場”としてのみ生き残っている。
…というわけで。これまで私が悩まされてきた「ウイルス対策ソフトによるPCクラッシュ問題」(【日記:2025/9/25】など)も、SSD搭載端末では一度も起こっていない。処理速度の差は歴然であり、現在主流のNVMeという親指サイズの規格でなくとも、軽く数倍は違ってくる。最も違いが分かりやすいのが「起動」であり、HDDは落ち着くまで数分かかるが、SSDなら十数秒で使用可能となる。それくらい、SSDの登場は、PC環境を決定的に変えた。どんな低性能PCでも、とりあえずSSDさえあれば、何とかなるというレベルである。
――さて。私がレストアしている旧PCは、Windows8.1であり、ちょうどSSDが普及し始める時期のOSであった。そのため、まだHDDでもそれなりには動く。だがその後、Win10あたりから多くのPCがSSDとなり、そしてWin11では、置き換えが済んだと判断されたのだろう、完全にSSD前提の作りとなっているとされている。HDDのパソコンにWindows11を強引にインストールした結果、起動に5分、全ての動作が3テンポほど遅れ、ディスク使用率は常時100%だ。これではもう、使い物にならない。SSDは、現代PCでは積んでいないとお話にならないのである。
しかし。Windows11は、「SSDであるだけ」でも、快適動作はしない。次のボトルネックが「メモリ」であり、これは4GBでは駄目で、8GBが必要なのだ。
…さて、メモリ(RAM)は、データーの作業場であり、これが大きければ大きいほど、多くの作業を同時に行える。ゲームの例で紹介すると、PS3→PS4でメモリが256MB→8GBと32倍にアップし、「最初のロードこそ長いものの、その後のマップが非常に広い」というゲームが大流行をした。あれは、“メモリという作業場に、最初にHDDから多くのデーターを読み込み、その上で高速処理をする”という仕組みで成り立っていたのだ(【日記:2025/10/17】)。
――そして。Windows11は、起動時点で、既に3GBほどのメモリを占有している。よって、4GBしかメモリがないと、机の3/4がパソコン本体で埋まっているような状況となり、作業は際立って非効率となる。これまでのOSだと、搭載メモリの量に合わせて、占有スペースは加減してくれていたようだが、11では諦めたのだろう。そういうわけで、Windows11で一定の快適性を求めるのなら、メモリは8GBがスタートラインと言える。実際、「SSD搭載・メモリ4GB」と「SSD搭載・メモリ8GB」では、Officeのインストール速度に、2倍以上の差があった。Windows11は、とんでもない大メシ喰らいなのである。
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私は職場で一体なにをしているのだろうか… |
ちなみに「1にSSD」、「2にメモリ」と来たところで、じゃあ「3はCPU?」と来るのかというと、そうでもない。私の担当レストアPCは、i3-4000番台という、発売当時・13年前ですら低価格寄りのCPUだ。もちろん、Windows11の最低要件を満たしているわけもないのだが、「SSD」「メモリ8GB」の両方を搭載していると、まあ使えるという速度になってくれる。正直、そんな“軽自動車にF1エンジンを乗せる”みたいな構成をするより、もはや新しいPCを買ったほうが良いのだが、ひとり、またひとりと従業員が辞めていく弊社に、そんなお金の余裕は無いのである。
…また、映像出力端子についても重要であり、ゲームであれば、「アナログであったPS2」と「HDMIに対応したPS3」とでは、絶対に超えられない壁が存在している。そんな感じで、古いPCだと、VGAという、あのネジでグルグル回す懐かし端子にしか対応していない場合もある。では、それが耐え難い低画質になるかと言うと、むしろ逆であり、捗る。というのも、あまり画面がクッキリはっきり映りすぎると、猛烈に目が疲れるのだ。最近の私は、あまりにパソコンのディスプレイを眺める時間が長すぎで、体力の限界をきたしたため、メガネを外して、わざとボヤボヤ見ることで、眼球疲労を軽減しているくらいである。そうか、これが親御さんがビックリしないグラフィックか…。
――最後に、マジでやばいPCだと、USBポートが無いとか、そういう系も存在する。そこまで来ると、死んだ化石というレベルであり、もうさすがに新しい物に取り替えるしかない。幸いというか、当然というか、15年ほど前のスペックを持つ弊社の主力PCは、USBに対応している。更に古い非USBのPCでも、中古のレストア品に入れ替えていけば、何とかなるという状況だ。発展途上国?
というわけで。Windows11がまともに動く条件をまとめると、「SSDを積んでいる」「メモリが8GBある」の2つとなる。その他のパーツについては、SSDとメモリ8GBが繋がれば何とかなるようだ。
…ちなみに、私生活の私は、PC2台持ちであるが、サブ機であるノートPCのスペックは、「SSD
128GB」「メモリ8GB」「CPU i3-7000番台」と、現代のPCとしては最低水準に近い。だが、それでも「SSD」「メモリ8GB」の条件を満たしているため、それなりにはWin11が動いてくれている。もちろん、メインとして使うのならば力不足だが、「職場の昼休みでFF日誌を書く用」、かつ「メインPCが故障した時の予備」としての利用であり、9800円で買えたということを考えると、大成功であったと言える。当時は、Windows11が要求する実用スペックなど知るよしも無かったが、よくもまあ、ここまで絶妙な性能を選べたものである。「30万円の高性能ノートパソコン1台」という旧構成には、もう戻ることは無いであろう。
――ところで。本日の努力をちゃぶ台返しする事実を最後に明かしてしまうが、Rufusを使うと、“非公式な手段でのWin11へのアップグレード”となる(違法なノーライセンス品という意味ではない)。つまり、いつ公式のサポートが切られても不思議ではない。その手の更新パッチを当てたいから最新OSにするはずなのに、それが根底から矛盾してしまっているのである。やっぱり新しいPCを買ったほうが絶対に良いのだ…。
(2026年3月6日)

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